伝統的なバリ料理が食べられるヌサドゥアの「アートカフェ ブンブバリ」

ヌサドゥアの老舗高級バリ料理レストランが、新しく別店舗の「アートカフェ ブンブバリ」をオープンしました。

ブンブとは、唐辛子やスパイス、ハーブを擦り潰して作るバリの伝統的なペーストの事で、料理の味付けに使います。

初めての方には様々なバリ料理が一度に楽しめるナシチャンプルバリがおすすめです。

目次

アートカフェ ブンブバリのポイント

ポイント
  1. バリの伝統料理がオシャレなカフェ風の店内で頂けます
  2. マイルドな味付けなので辛い料理が苦手な人も安心です
  3. 日本語のメニューもあるので料理内容が分かりやすいです

ブンブを使ったバリ料理を頂きます

バリ島の老舗レストランとして有名なブンブバリが、新店舗を出したと聞いてヌサドゥアの「アートカフェ ブンブバリ」に行ってみました。

ブンブバリは、バリ島のガイドブックにも必ず載っている、古くからあるレストランなのに、実はフラニーは一度もブンブバリで食事をした事がなく、今回が初めての訪問です。

お店は広く1階にテラス席とエアコンの入った室内席、そして2階は、グループでのパーティーやギャラリーに使えるようになっています。アートと掲げてるように、店内にはびっしりと写真やバリ絵画がたくさん飾られています。本店が高級レストランと聞いていましたが、こちらの支店はカフェと言うだけあって、オシャレでカジュアルな雰囲気です。

ちなみにブンブとは、バリ料理を作るのに欠かせない調味料の事で、バリ人の各家庭にも、それぞれ受け継がれるレシピがあります。

さっそくメニューを見ると、ナシゴレン、ミーゴレンのお馴染みの料理から、サンバル ウダン、サテ チャンプル、タフ イシ イカン等の伝統的なバリ料理が並びます。この日は4人だったのでみんなでシェアすることにしました。

メニューは日本語訳もありました。

まずはバリ島の代表的な料理がセットになった、ナシ チャンプル バリ(Rp.100,000)です。一般的にローカルワルン(食堂)のナシチャンプルは、ご飯とおかずが一皿に盛られて出されますが、ブンブバリはご飯と全7種類のおかずが、それぞれ個別のお皿で分けて出され、上品な盛り付けです。

① Sate Babi、Ayam、Lilit:豚と鶏の串焼き、魚のつみれ串焼き
② Sambal :サンバル
③ Lawar Ayam:鶏肉と野菜のサラダ、ココナッツドレッシング
④ Sambal :サンバル2種類
⑤ Be Celeng Base Manis:豚の首肉の蒸し煮、スイートソイソース
⑥ Ayam Sambal Matah:鶏のエシャロット、レモングラスのサンバル添え
⑦ Tum Bebek:アヒルのミンチのバナナの葉包み焼き

サテと呼ばれる串焼きは、肉と魚で3種類あります。サテリリッは、魚のミンチをレモングラスの茎に巻いて焼かれているので、香りも爽やかです。そのほか、鶏と野菜の和え物のラワール アヤムや、焼いた鶏肉を割いてハーブと和えたアヤム サンバル マタ等、野菜や肉、魚がバランスよくセレクトされたメニューで目にも楽しく頂け、美味しいです。

下の写真は、2人分以上から注文出来る、ナシチャンプルのランチセット(Rp.420,000)です。ソトアヤムのスープも付いて、前出のナシチャンプルバリよりもおかずの内容が増えて、よりボリュームがあります。

① Ketipat Cantok:温野菜サラダのピーナッツドレッシング
② Pesan Be Pasih : 魚とエビのミンチ、バナナの葉の蒸し焼き
③ Sate Babi、Ayam、Lilit:豚肉、鶏肉、魚のつみれの串焼き
④ Sambal Tomat:トマトのサンバル
⑤ Tum Bebek:アヒルのミンチのバナナの葉包み焼き
⑥ Ayam Pelalah:鶏肉のレモングラスドレッシング
⑦ Sambal :サンバル
⑧ Be Celeng Base Manis:豚の首肉の蒸し煮、スイートソイソース

サテと魚とエビのミンチをバナナの葉で包み蒸し焼きにしたピサン ベ パシーは、炭火で炙る網焼き風の台でサーブされ、温かいまま頂けます。温野菜のサラダはガドガド風の味付けで、優しい甘みが特徴です。また豚肉を使っているのもバリならではです。ご飯は無くなれば無料でお代わりが出来ます。

マーニ

インドネシアはイスラム教の国なので豚肉は食べませんが、バリ島はヒンズー教なので、バリ人は豚を食べます。

ちょっと困ったのは、二人で食べるセットなのに、汁物のソトアヤムがお椀1つだったこと。最初から小さなお椀に分けて出してくれた方が食べやすいですね。

以上がセットメニューですが、単品でビーフルンダン(Rp.125,000)も注文してみました。ココナッツミルクで煮込まれた牛肉は、口に入れるとホロホロと崩れるに柔らかくて、ココナッツの甘味もあり美味しいです。

実は本店のブンブバリは複数の友人から「辛い!」と聞いていたので、覚悟して行ったのですが、こちらの支店はサンバルもあまり辛くなくて、私にとっては少々パンチが足りませんでした。ちなみにバリ人ならお皿に乗ってる赤唐辛子を齧って食べるようですが、ちょっと勇気がありませんでした(笑)。

写真はサービスで出てくるクルップと言われるえびせんとサンバルです。普通のお皿でなく、バナナの葉を巻いたお皿で出てくるのはかわいらしい。

料理の価格は、ナシチャンプルのランチセットが2人前で420,000ルピアは、良質な素材を使っているとしても、近隣のレストランと比較してもちょっと高く感じました。

ただ、バリ島の伝統的なスタンダード料理が揃っていて、一品、一品、どれも丁寧に作ってあり、唐辛子の辛味を抑えたマイルドな味付けは、初めてバリ料理を食べる方や辛い料理が苦手な方でも、安心してお召し上がり頂けると思います。

またローカルのワルンに行くのは衛生面でちょっと心配な方にも、「アートカフェ ブンブバリ」は清潔できれいなレストランなので、安心して利用出来るのでオススメです。

事前予約をすれば、豚の丸焼き料理のバビグリンやアヒルの蒸し煮料理のベベッ ベトゥトゥも頂けます。いずれも量が多いパーティー向きなのでグループでの利用におすすめです。ちなみに近隣の無料送迎サービスもあるようですので、ご利用の場合は問い合わせてみて下さい。

店の前が駐車場なので車を停めるのは便利です。

※表示料金は2019年9月当時の価格となり、別途、21%の税金、サービス料が加算されます。

基本情報

店名アートカフェ ブンブバリ (Art Cafe Bumbu Bali)
住所Jl. Pintas Siligita No.101, Nusa Dua, Bali
TEL+62-361-772344
URLhttps://www.artcafebumbubali.com
営業時間10:00〜22:00
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