バリ島のタクシーは安い!? ぼったくられないための乗り方と料金目安について

電車や地下鉄が走っていないバリ島では、バイクや車が交通移動手段となっています。私たち観光客の場合、長時間の観光や移動には、旅行会社のチャーターがオススメですが、近隣でサクッと安価に移動するなら、やはりタクシーが料金も安くて便利です。

ただ、中には法外な料金を請求する悪質ドライバーや、お釣りを誤魔化す不届き者もいるので注意が必要です。

友達がバリ島でタクシーに乗ったら、後で気がついたら料金が高かったみたいで心配。

そもそも海外でタクシーに乗った事がないので不安だなぁ。。。

のっけから、不安な点を挙げてしまいましたが、バリ島のタクシーの運転手さんは、優しくてフレンドリーな方がほとんどです。渡バリ暦50回を超え、これまでバリ島で相当数タクシーに乗ってきたフラニーが、過去の経験を踏まえて注意点を挙げてみます。

目次

バリ島のおすすめタクシーは「ブルーバードタクシー」

バリ島のタクシーは、青い車体が目印のブルーバード タクシー(Blue Bird Taxi)が、メーター制で走っています。ブルーバードは本社がジャカルタにある大手で、政府が認可したタクシー会社で悪質なドライバーが少ないので、安心して利用出来ます。

こちらの車体がブルーバードタクシーで、青い鳥の絵のマークが目印です。

注意点としては、ブルーバードに似せたタクシーの白タクもいるので、注意しましょう。ちなみに、紺色の車体のバリタクシーもブルーバードグループで、メーター制で乗れます。

ブルーバードタクシーの見分け方
  • 青いメタリックの車体に鳥のマーク
  • フロントガラスの上に「BLUE BIRD GROUP」と白いロゴがある
  • ドライバーはBlue Bird のロゴ入りの青い制服を着用
  • 運転席に顔写真入りのライセンスが貼ってあり、もちろんメーター付き
  • 車体番号がVV、IVから始まる番号が多い。
運転席にドライバーの顔写真入りのライセンスが貼ってあり、液晶のメーターにも写真が入ってます。
ドアに青と白い鳥のマークがあるのがブルーバードタクシーです。

フラニーの場合、他のタクシーを使って普通に乗れた事も多いですが、初バリの方は、トラブルを避けるためにもブルバードが無難でしょう。

バリ島のタクシー料金の目安を知っておこう

バリ島のタクシーは初乗りが、2023年7月現在、7,500ルピア(約75円)と安く、その後、100メートル毎に650ルピア(約6円)が加算されます。

メーターが液晶になって数字も見やすくなっています。

バリ島のタクシー料金のおよその参考価格です。渋滞、祭事の通行止めなどで料金は変わります。また、空港から市内に行く場合はこの料金では利用出来ません。別途、空港使用料、高速料金、郊外料金が加算される場合もあります。

ルート時間料金目安(Rp/ルピア)
*クタ(T ギャラリア バリ by DFS)→空港10分40,000
クタ(T ギャラリア バリ by DFS)↔︎スミニャック(ビンタンスーパーマーケット)12分45,000
クタ(T ギャラリア バリ by DFS)↔︎ジンバラン(サマスタ ヴィレッジ)17分65,000
クタ(T ギャラリア バリ by DFS)↔︎サヌール(アルタスダナスーパーマーケット) 25分88,000
クタ(T ギャラリア バリ by DFS)↔︎ヌサドゥア(バリコレクション)30分110,000
クタ(T ギャラリア バリ by DFS)↔︎アヤナリゾート40分100,000
クタ(T ギャラリア バリ by DFS)↔︎ウブド王宮70分250,000
*ウブド→空港75分270,000

2023年7月、スミニャックヴィレッジからマカヴィラスミニャックまで、18,550ルピアでした。この場合は、20,000ルピアを渡してお釣りはチップとして受け取りませんでした。歩くと20分弱ですが、日本円で約200円なので安いですよね。

また、2019年、スミニャックのビンタンスーパーマーケットから、同じスミニャックのアマデアリゾートまでは、23,000ルピア。時間にして約8分程度ですが、歩くと25分くらいかかるので、暑い時とか雨の時はとても便利です。

スミニャックの町中を走っているブルーバードタクシー。

コツがわかれば大丈夫! バリ島のタクシーの乗り方、捕まえ方

安心なタクシーの乗り方としては、ホテルでタクシーを呼んでもらうのがおすすめです。なぜかと言うと、スタッフがナンバーを控えてくれるので、何かあった時に安心だからです。例えばタクシーに忘れ物をした時でも、ホテルならば、連絡が取れる場合もあります。これは泊まっていないホテルでもお願い出来ます。

マーニ

電話でタクシーを呼んでもらった時は、近距離でも最低Rp.30,000(約270円)を支払うようになっています。ぼったくりではないので、安心してください。

街中では、日本と同様手をあげれば停まってくれます。大きなショッピングモールスーパーマーケットには、タクシー乗り場があるので、そこで乗ってもよいです。現地の人たちは手を斜め下に出してヒラヒラと振って合図しますが、どちらでも止まってくれます。

呼び込みをしてきたり、路地の空き地や観光スポットで客待ちをしているタクシーは、そもそもメーターが無かったり、言い値で支払うハメになる白タクなので、止めておくのが無難です。

ちなみに、タクシーのドアは日本と違って自動ドアではないので、乗る時も降りる時も自分で開け閉めします。

バリ島のタクシーはTAXIではなくて、TAKSIと表記されています。ちなみにこちらはブルーバードではありません。
旅のTips

バリ島はエリアによってその地域だけのローカルタクシーしか走っていない場合や、エリア外のタクシーは入れない場合もあるので、必ずしもブルーバードが走っていない場合もあります。特にチャングーは流しのタクシーは走っていないので、カーチャーターで行くのがオススメです。

タクシーに乗ったらまずは確認したい事

タクシーに乗ったらまず、行き先を告げましょう。レストランやショップの名前を知らないドライバーも多いので、近くのホテル名やショッピングモールなど、目立つところがわかりやすいです。もしくは、行きたい場所の住所、電話番号をメモしておいて見せるのも良いでしょう。

ガイドブックやスマホの地図を見せても、意外に地図を見た事がないドライバーも多いので、逆に迷います(笑)。

次にメーターが動いているか確認します。万が一、ドライバーが忘れているようだったら、「プリーズ メーター」や「パケ メーター」と言えばメーカーを動かしてと言う意味で通じます。動かしてくれないようなタクシーならその場で降りた方がその後のトラブルが避けられます。

過去のトラブル例:宿泊ホテルからビンタンスーパーマーケットへタクシーで行って、買い物して帰りに、ブルーバードではないタクシーに乗りました。するとやけにメーターがクルクル回るのに友人が気付きました。ホテルに到着するとメーター料金は行きのなんと3倍!ドライバーに「メーター壊れてるよね」と言って、行きで払ったのと同額の料金を支払いました。当のドライバーはバレちゃったかと言った感じで苦笑いしていましたが、クルクルメータータクシーには要注意です。

タクシー料金の支払い方と確認したい事

目的地に着いたら、メーターに表示されている料金を支払います。特にチップは不要ですが、1,000ルピア以下の、下四桁の数字は切り上げして払うのが通常です。

例えば、58,850ルピアの場合は60,000ルピア支払っておつりは貰いません。お釣りを持っていないドライバーがほとんどで、小銭もあまり流通していないからです。1,150ルピアは日本円で約10円なので、ここはケチらずに支払いましょう。逆に100,150ルピアの場合は、ドライバーが150ルピアは不要と言ってくれる事もあります。

タクシーメーターは必ず付いているか動いているか確認し、支払い時も桁を間違えないように!

気をつけたいのは、慣れないインドネシア紙幣の桁に気を取られたり、お釣りを確認したりで、降りるときにスマホやお土産等、車内に忘れ物をしないように注意しましょう。車内灯が点かなかったり、夜は暗いので、座席をよく確認してからドアを閉めましょう。

またトランクにスーツケースを入れてホテルに到着した時、ホテルのポーターがトランクの荷物を出してくれることがありますが、置き忘れがないか自らトランクの中を確認しましょう。タクシーが去ってから、荷物が1個ない!なんてことも海外ではあります。

ちなみにブルーバードタクシーはレシートが出るので、忘れ物をした時のために、貰っておくと安心です。

旅のTips

タクシーはクレジットカードは使えません。お釣りをあまり持っていないドライバーもいるので、乗る前に10,000ルピアのお札が数枚あるか確認しておきましょう。

過去のトラブル例:降りる直前のメーターが、19,000ルピアだったのに、停まって料金を支払う段階になると、桁が一桁増えた190,000ルピアになった事がありました。事前に確認していたので、19,000ルピアしか支払いませんでしたが、タクシーに乗り慣れていないと、こんなぼったくりドライバーに気づかない事もあるので、大体の料金は確認しておくと安心です。

気をつければバリ島のタクシーは安くて便利です

バリ島でタクシーを利用するならば、ブルーバードタクシーがオススメです。乗る時、支払い時、深夜に女性が一人では利用しない等のポイントに気をつければ、概ね安全に乗る事が出来ます。

たまにトラブルもありますが、概ね気さくでフレンドリーなドライバーがほとんどです。今日はどこへ行くの?明日は何をしているの?から、恋人はいるの?結婚してるの?子供は?と質問攻めに合いますが、全く悪気はなく、単なるおしゃべり好きなので、旅の思い出として会話してみるのもありでしょう。

マーニ

スマホの普及で、最近はアプリでタクシーを呼ぶ事が出来ます。ブルーバード専用の「My Blue Bird」を事前に日本でダウンロード&登録しておけば便利。アプリから配車も可能です。クレカの登録もしておけば、現金不要で自動決済出来ちゃうので、面倒もありません。

MyBlueBirdのアプリマークは車体にも貼ってあります。

2023年7月、フラニーは現地のSIMカードを購入して、MyBluebirdを登録してみましたが、カード払いとの紐付けが上手くいかなかったので、現金も用意しておくとより安心ですね。

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