近年、人気の観光地がバリ島内陸リゾート地として知られるウブドです。
景色の良いオシャレなレストランに行きたい
バリ雑貨を買うのにおすすめの店は?
バリ舞踊はどこで見られる?
ウブドの過ごし方を知りたい
本記事では、バリ島旅行歴20年以上、ウブドを歩き尽くして来たフラニーとマーニが、ウブドの観光、ホテル、買い物、レストラン、モデルコースをご紹介します。
なお他エリアについては以下をご参照ください。
バリ島ウブド人気の秘密
ウブドは、バリ島中部にある観光地で、古くから舞踊パフォーマンスなどが開催されたり、美術館、ギャラリーが点在する等「バリヒンドゥー芸術の発信地」として知られてきました。

近年は、ホテル、レストランが数多くオープンするなど特に人気で、「ウブド観光」はバリ島旅行の定番です。

ウブドの中心になるのがウブド王宮です。今でも、本当にウブドの王族が住んでおり、王宮のあるラヤウブド通り、モンキーフォレスト通りがメイン通りとなります。

ウブド中心部には、ホテル、レストラン、ショップが多く集まっています。

王宮を起点に西側、ラヤクデワタン通りは、アユン川が流れる渓谷エリアで、フォーシーズンズ サヤン、アマンダリと言った高級ホテルが建ち並びます。

王宮から北のスゥエタ通り、東のラヤ テガララン通りは、美しい棚田が広がる田園エリアで、最近はニュークニン通りのある南部もホテルやショップが増えてきました。

空港から車で、渋滞がなければ1時間〜1時間半と、クタやヌサドゥアの南部エリアから日帰りで充分楽しめます。
他エリアとの所要時間(車) は以下の通りです。
- ングラライ空港から1時間~1時間30分
- クタから1時間30分
- スミニャック1時間30分
- チャングー1時間15分
- ヌサドゥア、ジンバランから1時間30分
- サヌールから1時間
ウブドの観光ベスト4
ウブドは、古くからバリ舞踊が盛んで、きらびやかなガムラン演奏と伝統的なバリダンスは人々を魅了します。



バンジャールと呼ばれる各村に楽団グループがあり、毎夜どこかのお寺で公演が開催され、例えばプリアタン村の楽団は何度も来日する等、有名です。
また、バリの自然や人々を描いた絵画の村としても有名で、プリ ルキサンミュージアムをはじめとする美術館やギャラリーも多く、バリの芸能、文化の中心地と言われるほどです。

近年ではオシャレな雑貨屋、アロマショップ、オーガニックやビーガンカフェ、レストランも増え、特に女性旅行者には人気の観光スポットです。



ヘルシー思考の高い欧米人が集まることからヨガスタジオが増え、例えば、毎年ヨガフェスがウブドで開催される等、ヨガの聖地としても知られています。



王宮のあるウブドの町中は、徒歩で散策するのが基本です。

一方、テガララン、ティルタウンプル寺院等、ウブド郊外にある観光地を巡るならカーチャーターで行くのが便利です。
ウブド王宮、ウブドアートマーケットに行こう
まずは入場無料で入れるウブド王宮に行ってみましょう。曜日によって夜は王宮でバリ舞踊(有料)が開催されます。

王宮の向いには、ウブドアートマーケット(ウブド市場)があり、たくさんの土産物屋が軒を連ねます。


以前、王宮前にあったウブド市場は、火災により建て替えられ、2023年、ウブドアートマーケットとしてリニューアルオープンしました。現在、同市場には、建物に入ったウブドアートマーケットと、隣にある露店のウブドストリートマーケットがあります。


ウブド中心部から徒歩で行ける観光地として、野生の猿が多く住む自然保護区、モンキーフォレストが有名です。






入場料を払うと、 1,200匹の猿を間近に観察することができます。樹齢100年を超えるバンヤンツリー、寺院、カフェ、クリニック、駐車場、トイレと、施設が整備されているので、誰もが気軽に行ける観光スポットです。
王宮のあるラヤウブド通りからモンキーフォレストのあるモンキーフォレスト通りは、徒歩でも30分くらいなので、観光を兼ねて散策するのがおすすめです。


オーガニックコスメやバリ雑貨を買おう
バリ雑貨を見るなら、ウブドアートマーケットとカルナ通りのウブドストリートマーケットでしょう。所狭しと木彫り、アタ製品、お面、衣類、アクセサリーと雑貨が並びます。









中にはバッタもんもあるのでご注意を!



露店の店は定価がないので言い値で直ぐに買わずに値下げ交渉が必要です
デゥイスリ通りからハノマン通りには、おしゃれなブティックが並んでいます。
アクセサリーショップ、アスタリスク ジュエリーや、食器や花瓶のクバラ セラミック、バリ島漢方ジャムーが買えるジャムー スハティ、無添加のトロピカルジャムのコンフィチュール ド バリ等があります。






石けんが人気のブルーストーンボタニカルズ、アロマオイルが安く買えるトコパラス、ユニセックスに使えるセンセイシャボタニカルズ等、オーガニック系のショップはウブドにたくさんあります。






オーガニックカフェや景色の良いレストランでグルメを楽しもう
ウブドは知る人ぞ知るグルメ激戦区で、話題のレストランが目白押し。
なかでも是非行きたいのが、ライステラスや渓谷ビューの日本では見られない景色が広がるカフェ&レストランです。


ザ サヤン ハウスではアユン川とヤシのジャングルが広がる絶景が見渡せ、お料理も美味しいです。






広大なライステラスが見たければ、クレティヤ ウブドやティスカフェがオススメでプールも付いています。






ウブドは自然溢れる田んぼや畑が多いので、オーガニックやベジタリアン、ビーガンのカフェもあり、日本の麻布台ヒルズに出店したアルケミーやバリブッダ、カフェ(Kafe)、ロカフォーレ トゥー ゴー、ウォータークレス、ザ エレファント レストラン等、多くのレストランがあります。






老舗のインドネシア料理が食べたい時は、カフェワヤン、ロータスカフェ、イブライ、カフェ バタン ワルがあり、よりローカル度を求めるならば、ワルン バビ グリン イブ オカ、ナシ アヤム クデワタン イブ マンクーに行けば本物のバリ料理が楽しめます。






風光明媚なウブドの郊外に出かけよう
王宮のあるウブドの町中は、観光客が多く、ピークシーズンは人と車でごった返します。町中散歩に疲れたら、郊外に足を伸ばすことをおすすめします。
トレッキングが好きな方は、チャンプアン渓谷沿いの尾根をハイキング出来るチャンプアン リッジ ウォークがオススメです。日陰がなくて暑いので、早朝の時間帯がベストです。


涼しいアクティビティなら、アユン川のラフティングはエキサイティングで楽しいです。有名なのは、ウブドラフティングのパイオニア、ソベック社のラフティングで、送迎やランチ付きで楽しめます。


テガラランの棚田をバックに、大きなブランコに乗る映え写真が撮れるアラス ハルム バリも話題のアクティビティ。裾の長いビッグドレスは現地でレンタルできます。






ウブド郊外には、古い寺院や遺跡が多く、バリ島の伝統や歴史に興味がある方なら、ゴアガジャ、水の宮殿ティルタウンプル寺院、巨石の遺跡グヌンカウィ スバトゥはおもしろいでしょう。






近年、滝を見に行くツアーも人気です。



ウブドは夜になると日帰りの観光客も帰り、町に静けさが戻ります。ガムランやカエル、虫の鳴き声がどこからともなく響き、蛍を見に行ったり、満点の星空を眺めるなど出来たら泊まってみてください
ウブドの地図
広いウブドで、食事や観光、買い物に便利な通りを4つ紹介します。各地図では、マーニやフラニーがおすすめするスポットを数字と色で表示しています(青=ホテル、緑=お土産&ショップ、赤=レストラン&カフェ、紫=スパ、橙=観光地)。
ラヤウブド通り~モンキーフォレスト通り~デウィシタ通り~ハノマン通り
一般的的に、ウブドというと、中心部にあるラヤウブド通り、モンキーフォレスト通り、ハノマン通りを指します。
ホテル、レストラン、カフェ、ショップが多く、徒歩で観光できる人気の通りです。


王宮隣にある大きな四角に、広い駐車場スペースがあり、宿泊ホテルや観光ツアーの待ち合わせ場所として使われています。


外で待っていると暑いので、冷房が効くスターバックス ウブド店が便利です。


ウブド王宮とモンキーフォレストを結ぶ、南北に走る全長1kmの通りがモンキーフォレスト通りです。






モンキーフォレスト通りと並行しての走る東側の通りが、ハノマン通りで小さなカフェや土産物屋が軒を連ねます。






ハノマン通りは民家やお寺も多くバリ人の生活も垣間見れます。


モンキーフォレスト通りとハノマンを結ぶ運動場のある通りデウィシタ通りで、最近流行りのレストランやショップが多く、抜け道になっているゴータマ通り、カルナ通りも見逃せません。






ウブド王宮から、モンキーフォレスト~ハノマン通りを通ってウブド王宮に戻ると徒歩で約45分くらいです。


ちなみにモンキーフォレストからウブド王宮へ向かうと上り坂なので、王宮側からハノマン通りへ歩くと楽です。


①コマネカアット モンキーフォレスト ②アディワナ ビスマ ③マヤ ウブド リゾート ④アートテルハニマンウブド ⑤カジャネムア ⑥アラヤウブドリゾート
①ウブドアートマーケット ②ウタマスパイス ③ピテカントロプス ④アスタリスク ⑤クバラ セラミック ⑥ジャムースハティ ⑦コンフィチュールドバリ ⑧ブルーストーンボタニカルズ ⑨トコパラス ⑩センセイシャボタニカルズ ⑪デルタデワタスーパーマーケット
①ロータスカフェ ②スターバックスウブド ③ワルンバビグリンイブ オカ ④カフェワヤン ⑤Kafe ⑥ヌサンタラバイロカフォーレ ⑦ノマド
①テジャス スパ ②スパアットマヤ
①ウブド王宮 ②モンキーフォレスト
ラヤサヤン通り~ラヤクデワタン通り~ラヤサンギガン通り~ラヤペネスタナン通り~ビスマ通り
アユン川、アユン渓谷のあるラヤサヤン通りから、ラヤクデワタン通りは、ウブドの絶景が見渡せる通りです。






ラヤ サンギガン通りからラヤ ペネスタナン通りは、ゼストやアルケミーと言った有名レストランや、ヌリズワルン、ナシ アヤム クデワタンの地元ワルンがあります。




①フォーシーズンズリゾートバリアットサヤン ②アマンダリ ③マンダパリッツカールトン リザーブ ④ロイヤルピタマハ ⑤イバウブドバリ ⑥コマネカアットビスマ
①ビンタンスーパーマーケット
①サヤンハウスレストラン ②モザイク ③ノーティヌリズワルンウブド ④アルケミーバリ ⑤ゼストバリ ⑥ナシアヤムクデワタン ⑦カフェポメグラン
① カユマニススパウブド ② ザロイヤルスパ&ウェルネス(旧:ロイヤルキラーナスパ)③チャンパカスパ
①ブランコルネッサンス美術館 ②ネカ美術館 ③チャンプアンリッジウォーク ④ソベックラフティング
ニュークニン通り、ラヤプンゴセカン通り
モンキーフォレスト南、ニュークニン通りとプンゴセカン通りはのんびりした通りなのでウブドリピーターに人気です。


モンキーフォレストからニュークニン村へは、車両が通れない森林が続く遊歩道があり、お散歩コースとしても人気です。
最近は、ハノマン通りからつながるラヤ プンゴセカン通りに、新しいレストランやカフェが増えてきました。




ニュークニンのアラムジワ、プンゴセカンのテガルサリは、昔から日本人にも人気のバリスタイルの宿で、のどかなライスフィールドが見渡せます。


①アラムジワ ②ザウブドビレッジリゾート&スパ ③テガルサリ ④グリーンフィールド ⑤アラヤリゾートウブド ⑥ティティックドゥア ウブド
①ココスーパーマーケット ②シシプンゴセカン店
①ラカレケ ②影武者 ③カキアン ベーカリー ④ワルンマカンパッセダン ⑤タコカサ
①ダラスパアットアラヤウブド
①モンキーフォレスト ②アルマアグンライ美術館 ③ヨガバーン
スゥエタ通り、アンドン通り、ラヤテガララン通り
ラヤ ウブド通りから北のスゥエタ通り、アンドン通りは、渓谷やライスフィールド等の自然が残るエリアで、ワパデウメやバイスロイと言った有名ホテルがあります。


アンドン通りをさらに北上すると、ライステラスで有名なテガラランがあり渓谷沿いにウブドの大自然が広がります。


段々になった田んぼを見ようとたくさんの観光客が来るので、ライステラスビューのレストランがたくさんあります。
①ワパ ディ ウメ ウブド ②カマンダル ③パドマリゾートウブド ④ザ カヨン ジャングル リゾート ⑤バグース ジャティ
①ティスカフェ ②クレティヤウブド ③ジャングルフィッシュ
①ティルタウンプル寺院 ②グヌンカウィスバトゥ寺院 ③テガラランライステラス ④アラスハルムバリ
ウブドの移動手段とモデルコース
バリ島南部からウブドに行く場合は、カーチャーターが便利です。
モデルコース
以下、カーチャーターで、ウブドツアーの丸一日モデルコースを考えてみました。遺跡やお寺に興味がない場合は、テガラランから回るのもオススメです。
















ウブドの歩き方の注意点
- ウブドの町中は、徒歩で移動できますが、昼間の炎天下は暑いです。疲れたらグラブ(Grab)やゴジェック(Gojek)などを利用しましょう。
- ウブドは、この数年日帰りの観光客が激増してて、ひどい渋滞に見舞われる事があります。特にウブド王宮のある中心部は繁忙期は渋滞することが多いため、車の場合、余裕を持って移動しましょう。
- 南部エリアに比べて夜が早いのがウブドです。バリ舞踊を見た後など帰りの足は確保しておきましょう。
バリ島ウブドは、美しい緑のライステラスが広がり、心静かに祈りを捧げることのできる神秘的な寺院が点在する、まさに癒しの楽園です。ヨガや瞑想で心身を解放し、活力をチャージするのにも最適な場所でもあります。
ウブドの街は伝統工芸が今も息づいており、職人たちの手仕事が生み出す美しい雑貨やアート作品との出会いも魅力の一つ。
オーガニック食材を使ったヘルシーでおいしい食事も堪能できます。
喧騒から離れ、自然と文化に触れ、自分自身と深く向き合う贅沢な時間をウブドで過ごしませんか?きっと、あなたの心に深く刻まれる特別な旅となるでしょう。