「マウリ レストラン」は、地産地消にこだわる新鮮素材を持ちい、有名ホテルレストラン出身のマウリさんが腕を振るう、モダンイタリアンレストランです。
エスプーマ仕立てのスープ、ブッラータチーズを加えたマグロのカルパッチョ、ゴルゴンゾーラチーズとヘーゼルナッツを乗せたビーツのリゾットと、どの料理も手が込んでおり、無料のアミューズやデザートの種類も豊富で、コスパにも優れているレストランです。
マウリ レストランのポイント
- イタリア人シェフのマウリさんが腕を振るうモダンなイタリアンが提供されます
- 地元バリ産の食材にこだわり地元農家と提携している新鮮野菜が頂けます
- ジェンガラケラミックで焼いた器もオリジナルで必見です
予約は必須のマウリレストラン
スミニャックに「マウリ レストラン」と言う新しいイタリアンのオープンを知り、予約をして友人3人で行ってみました。
場所はプティティンゲット通りで、W ホテルとカヤナの向かいです。入り口に「MAURI」と言うサインボードと、緑の大きな一枚板のドアがありバリ島では珍しく中が全く見えない一軒家の造りです。
中に入ってみて驚いたのは、空調が効いた店内は中央が大胆な吹き抜けになり、奥にガラス張りのオープンキッチンから、スタッフが料理をする様子がライブで楽しめます。
柔らかな曲線を取り入れたテーブル席は、どことなく未来感を感じさせモダンですが、ナチュラル感のある木を取り入れた事で、温かみのあるデザインとなってます。
そして、2階はテーブル席の他、ウェイティングバー、ラウンジ、また天井がセミオープンになったスモーキングルームとなっています。
店内には観葉植物があしらわれ、天窓からも椰子の葉が見え、景色は見えないもののリゾート感が感じられ、適度にラフな雰囲気もあります。
1階のテーブルはほぼ埋まり、ディナーを楽しむ人々で和やかな雰囲気の中、リザベーションスタッフに促され、私たちは2階席に案内されました。
バリ島で久々に大ヒットのイタリア料理に舌鼓
最初に書いてしまうと、マウリは大当たりのレストランでした!バリ島のイタリアンがここまでのレベルになっているとは、私の認識不足でサービスのアミューズから〆のデザートまで、こんなにも豊かな料理のバリエーションを楽しめたレストランは久しぶりでした。
サービスで出てきたアミューズは、卵の殻に入ったエスプーマ仕立ての温かいスープと、箱庭風の小石が置かれたトレイには、クラッカーに乗った生ハムとトマトのマリネが並び、見た目にも楽しめます。
そして下の写真で、木製のスプーンは口に入れた途端、柔らかいゼリーの中から、グレープフルーツの果汁が弾けるユニークな一品でした。さらにピスタチオのハムとパン等、バラエティのあるお通しで、これから始まるディナーが楽しくなる予感に包まれます。
飲み物は、左がパッションフルーツのモクテル(Rp.50,000)と右はロセラドロップ(Rp.50,000)と言うハイビスカスを使ったモクテルで、カッティンググラスが高級感を醸し出します。また私はグラスのプロセッコ(Rp.120,000)を頂きました。
初めてのレストランだったので、まずアンティパスト、プリモピアット、メインをそれぞれ2品づつ注文してみました。
写真下は、マグロのカルパッチョ(Rp.160,000)で、新鮮なマグロにブッラータチーズが合わせてあり、あっさりした赤身にチーズのコクが加わり風味豊かです。
カボチャのスープ(Rp.180,000)は、先に具だけが盛られたお皿がサーブされ、後からスタッフが温かいスープを注注ぐスタイルです。中にはフォアグラとレモンのコンフィーが入って濃厚です。
プリモピアットは、パスタとリゾットにしてみました。見た目に華やかな真っ赤なお皿がビーツのリゾット(Rp.180,000)です。上にゴルゴンゾーラチーズとヘーゼルナッツが乗ってますが、ビーツの香りとチーズがマッチしてこんなリゾットは初めてです。お皿のチョイスも素敵で、3人共感心してしまいました。
パスタはグラニャーノのスパゲティ(Rp.170,000)を選びました。こちらはツナ、オニオンクリーム、スモークリコッタチーズが合わせてあり、おつまににもなる一品です。
メインの一つ、本日の魚料理(Rp.210,000)は、白身魚をソテーしたものに、ポテトとトマトのソースが添えらえています。ふんわり火が通った魚と野菜のソースが優しいお味でした。
ブラックアンガスビーフのテンダーロインステーキ(Rp.320,000)は、バリ産の胡椒にスモークオニオンのクリームが添えられています。こちら炭火で焼いてあるので、香ばしく焼かれたフィレ肉は、噛みしめると肉の旨味が口に広がり、ソースも合わせて美味しくいただけました。
食事中は数種類の美味しい焼きたてのパンが常にサーブされ、小ぶりなので、全種類制覇してしまいました。結果、お腹が一杯になってしまったので、デザートはパスしたのですが、なんとサービスでスモールサイズのパッションフルーツソルベに、数種類のクッキーやドーナツが出て来て、最後まで驚きに包まれました。
店内の雰囲気、スタッフのサービスにも心酔
マウリの店内は、スミニャックにあるとは思えないほど静かで、洗練された店の雰囲気、フロアスタッフマネージャーの気遣いもさりげなく、最初から最後まで、気持ちよく食事が楽しめました。
どの料理も、味もさることながら美しいプレゼンテーションにはうっとりし、素敵なドラマ仕立ての様なストーリーに酔いしれました。
聞けばマウリのシェフは南イタリア生まれのイタリア人で、幼少の頃から両親が経営するレストランで料理学び、世界を旅した後、バリ島のブルガリリゾートとリッツカールトンで長らくシェフを務めた実力者。今回、自分の店を出すにあたって、本名のMaurizio Bombiniから、ニックネームである「マウリ」と名付けたそうです。
マウリでは地産地消にこだわり、地元バリの農家と契約した食材を使用し、屋上の水耕菜園で育てた新鮮野菜も使うそうです。そして、重厚感のある素敵な焼き物のお皿はガヤケラミック(Gaya’s Ceramic)の物で、マウリ用に焼かれたオリジナルです。
今回はアラカルトで注文をしましたが、テイスティングコースもあります。料理の美味しさとコストパフォーマンスの良さで既に人気店となっていますので、ぜひ予約をして訪れてみてください。
※料金は別途税サ16%加算。
基本情報
店名 | マウリ レストラン バリ (Mauri Restaurant) |
住所 | Jl. Petitenget No.100, Seminyak, Bali |
TEL | +62 817-776177 |
URL | https://www.mauri-restaurant.com |
営業時間 | ランチ:12:00〜15:00(金、土、日)、ディナー:18:30〜23:00、バー:18:30〜24:00 |