年中常夏のバリ島では、いつも南国の美しい花々があちこちに咲き乱れています。特にバリ島を旅行してて目にするのが、可憐な白い花のプルメリアではないでしょうか?
丸い可愛らしい形の花びらが5枚付いている花で、写真を見れば誰もが、一度は「あ!見た事ある!」って思う花ですね。
プルメリアってハワイでもよく見る白い花のことかしら?
一般的にプルメリアはハワイでの有名な呼び方ですが、英語は「フランジパニ(Frangipani)」で、バリ島でもフランジパニと呼ばれることが多いです。また、バリ語で「ジュプン(Jepun)」とも言いますので、ローカルのバリ人にはジュプンの方が通じます。
- 学名:プルメリア(Plmeria)
- 英語名: フランジパニ(Frangipani)
- インドネシア語 :カンボジャ(Kenboja)
- バリ語:ジュプン(Jepun)
プルメリアの種類
プルメリアの原産国はメキシコや南米の熱帯アメリカです。暖かいところを好む花で、東南アジアでもインドネシアをはじめ、インド、フィリピン、タイ等多くの国で見られ、その種類は1,500前後もあります。
そのためバリ島のフランジパニと言っても、白だけではなく、大きさや花びらの形が違ったり、黄色やピンク、ミックスカラーの花もあり、とても種類が豊富なんです。代表的な品種をみてみましょう。
シンガポールホワイト
一般的によく見かける白く丸い花びらの「シンガポールホワイト」は、バリでは「ジュプンジャワ」と呼ばれます。
コモンイエロー
花弁の先が少し尖った形でジュプンジャワより一回り小さいサイズの「コモンイエロー」。
ヌーン プルメリア
フランジパニは、キョウチクトウ科インドソケイ属に属する植物の総称で、木になる花の種類です。そのため、草花のように花びらが一枚ずつ散っていくのではなく、咲いた花は椿のように花ごとポトリと落ちていきます。
ドワーフピンク シンガポール
バリ島では、ホテルやヴィラのプールサイドに植わっていることが多く、咲いた花がそのまま落ちるので、青いプールに浮かんだ様がきれいです。思わずカメラを向けたくなる程で、写真を撮った事がある方も多いのでは?
サモアンパフ
全体が黄色いサモアン パフはとても華やかな雰囲気に溢れ、祭事にもよく用いられます。
バリ島で見かけるフランジパニのアレンジ
フランジパニは花を集めて、ブーケやレイにしてウェルカムフラワーにしたり、スティックに刺してフラワーアレンジメントにするのも見かけます。バリウェディングでもブーケとして、とても人気です。
バリ島のスパ、エステで大人気のフラワーバス
でもなんと言ってもフランジパニをよく目にするのは、バリ島のスパです。フットバスやスパの水鉢、そしてフラワーバスに浮かべたりとあちこちで多用されています。
フランジパニの花は香水や精油(アロマオイル)にあるように、その香りは、リラックス効果、ストレス解消、美肌にもつながるとされていて、マッサージのアロマオイルに使われることも多いですよ。
バリ島のスパ、エステでは必ずどこかしこにフランジパニのお花が飾られています。日本ではこれほど大量に生花を使うところは少ないので、ぜひバリ島のスパでフランジパニと親しんでみてくださいね。
バリ島で咲き誇るフランジパニの花はとてもかわいく可憐です。いろいろなシチュエーションでの出会いをお楽しみに!