初バリの人も安心! バリ島の通貨の種類と損をしない両替方法

バリ島、インドネシアのお金の通貨はインドネシア ルピア(Indonesia Rupiah)で、単位は「Rp. 」、または「IDR」と記します。

気をつけたいのがルピアはゼロが多く、初めて見る人にとってはかなり戸惑う通貨であることです。

バリ島で両替するのはどこがおすすめ?

いくらくらい両替したらよいのかな?

手数料は取られるの?

両替屋のレートの見方がわからない

本記事では、バリ渡航30回を超えるマーニとフラニーが、バリ島現地で間違ったり、騙されたりすることなく両替するポイントを説明します。本記事を読めば、バリ島が初めての人でも安心して旅行できるので、最後までじっくり読んでみてください!

目次

バリ島、インドネシアの通貨の種類

バリ島で流通しているルピア紙幣は1,000、2,000、5,000、10,000、20,000、50,000、100,000ルピア札です。硬貨は100、200、500、1,000ルピアが流通しています。

現在インドネシアで使われている紙幣の表と裏です

2016年12月にインドネシア政府が発行したデザインですが、2022年、インドネシア独立記念日を祝した8月17日に、プチリニューアルされました。

人物と基本色は同じですが、背景デザインが変わり、また少額紙幣ほど小さくなる等サイズが変わりました。

上が新紙幣。以前に比べると横長がだいぶ短くなりました
マーニ

ちなみに2024年7月に、日本で渋沢栄一を含む新紙幣が発行されましたが、バリ島の両替所では旧紙幣、新紙幣ともどちらも問題なく両替できます。

間違いやすいルピアの注意点

見慣れている日本円と比べてルピアは

  • 桁が多いのでパッといくらか判りにくい
  • 桁が多いゆえに、換算する時、間違えやすく誤魔化されやすい

簡単な解決方法は、ルピアの下二桁のゼロを二つ取ることです。

例えば、1,500,000ルピアの下二桁のゼロを二つ取ると15,000となり、日本円でだいたい15,000円くらいとおおよその肌感覚を掴む目安になります。

簡単に現在のレートを調べたい場合はYahoo!の為替レートページが便利です。iOS18以降のiPhoneなら、インターネットに繋がってなくても計算機アプリで通貨換算できます。

100,000ルピア札は赤色で人物が二人。ちなみに写真の10,000ルピア札は旧紙幣ですが、普通に使用出来ます。

日本の最も高額紙幣は10,000円札ですが、インドネシアの最も高額紙幣(ピンク色で人物が二人写っているお札)は100,000ルピア札、約1,000円です。

バリ島で両替が出来る主な場所

インドネシアルピアの注意点がわかったところで、実際に両替してみましょう。

バリ島には空港、街中や大きなショッピングモールコンビニホテル等に両替所があります。どこで両替するのが最も得か、おすすめの4つを紹介します。

デンパサール空港にあるマネーチェンジャー

まず最初に利用したいのが、空港の両替所です。

銀行が経営している両替専用支店で、税関検査を抜けたところに3〜4軒並んでいます。レートはどの両替所も基本的に同じ。街中の両替所に比べるとレートは悪いですが、空港出た後、タクシー、食事、チップなどインドネシアルピアが必要になってくるので、5,000〜10,000円位、最低必要な額だけを両替しておきましょう。

空港にあるBRI銀行のマネーチェンジャーです。空港の両替所は最終便の到着時刻まで営業しています
マーニ

最近、日本の空港でも、ルピアに両替できる両替所がありますが、レートはバリ島より悪いです。できれば現地に行ってから両替したがほうが損しません

街中の正規両替所

到着2日目、本格的に観光したり街歩きするのに両替所にでかけましょう。

外国人旅行者が多いエリアでは、至る所に「Money Change」「EX Change」と看板を掲げた両替専門所があります。大事なのが「Authorized Money Changer=正規両替商」と書かれた政府公認の店を選ぶことです。

実際の両替所の看板。画像のレートだと、1万円札を両替すると1,191,500ルピアを手にいれることができます

店頭にはその時点のレートが表示されてあり、日本国旗のJPYと記載された数字が価格となります。

レートの見方は、105と表示されている場合は、1円=105ルピアと言う意味です。例えばレートが105の場合、10,000円を両替すると10,000×105=1,050,000ルピアが手元に来ます。

つまり店頭に書いてある数字が大きい換金率が良いとなるので、街を歩いていて「あーここは103かあ、お!あっちは105だ。よし105のほうで両替しよう」いう行動パターンになります。

両替所のレートは両替手数料が含まれています
マーニ

両替というと、通常思いつくのは銀行だけど、バリ島の場合、市中に銀行が少なく、また窓口時間も短いので、旅行者に銀行は不便です

ホテルのフロント

街中の両替所が最もレートが良いですが、中には町まで出かける時間がない方もいるでしょう。郊外のホテルだとすぐ近くに両替所がないこともあります。

便利なのは、バリ島ではたいがいホテルのフロント両替ができます。街の両替所よりレートが悪かったり、紙幣を崩せなかったりしますが、急いで両替したい時に便利です。

なお大型ホテルなど、最近一部のホテルでは、ホテルの敷地内に正規両替所が入っているところがあります。

写真はグランドハイアットバリ内にある両替所

ATMで現金引き出し、またはキャッシング

最近増えているのが、そもそも両替自体を行わず、デビットカードを使って、現地のATMからルピアのキャッシュを直接引き出すやり方です。

空港や街中にあるPLUS、またはCirrusのマークが付いているATMで、SMBC信託銀行、楽天銀行などが発行している海外で使えるデビットカードを使って、ルピア現金を引き出すことができます。

また海外キャッシング機能が付いたクレジットカードであれば、利息がかかりますがATMでお金(ルピア)をおろせます。使えるかどうか、手数料については自身のカードでご確認ください。

最近はマシンの性能が良くなったお陰か、あまり聞かなくなりましたが、以前はATMでお金を引き出そうとしたら、機械のエラーで入れたカードが飲み込まれたまま出て来なくなったと言うトラブルをたまに耳にしました。また、週末等、現金補充がされていない場合、お金が引き出せない事もあるので、注意しましょう。

写真はデンパサール空港到着ゲートを出た所にあるキャッシュディスペンサーです。
マーニ

現地で両替をする手間や時間を省きたい人や、現地両替店で英語でやりとりするのが苦手な人は、日本出発前に、自宅や空港で受け取れるを利用するのも手です。余ったルピアを売ることもできます。

具体的な両替の手順とお金の崩し方

さて、バリ島で両替できる場所がわかったところで、多くの人が利用する、街中の両替屋での実際の両替手順と、バリ島旅行で覚えておくと便利なお金の崩し方をみてみましょう。

両替手順

  1. 正規の両替店に入る。
  2. カウンターの店員に呼ばれたら、「ジャパニーズエン」と伝えて幾ら両替するか金額を言う。もしくはお札を見せると今日のレートを電卓で見せてくれるので確認する。
  3. 両替の金額が書かれた用紙に自分の名前を記載する。住所を書く欄は、ホテル名を書けばOK。まれにパスポートの提示を求められることがありますが、パスポートを持ち歩くのは危険なので、コピー、もしくはスマホで撮影した画像でもOKなのであらかじめ用意しておきましょう。
  4. 番号札をくれるので、その番号、もしくは名前を呼ばれるまで待つ
  5. 呼ばれたら、カウンターに行って、店員さんからルピア紙幣を受け取り、用紙、もしくはタブレットにサインをする。店員さんが目の前でお札の枚数を数えたり、機械に通して枚数を数えたりしますが、最初に提示された金額と合っているか、受け取り時に自身でもしっかり枚数をチェックしましょう。
  6. 店の外へ出る前に、ルピア札をお財布やカバンに入れること。たまに両替所を出て、歩道でお札を数えている人がいますが、人目がつくところで大金を見せるのは危険です。
写真は、バリ島でも有名な正規両替所「マスピン」の店内カウンターです

以下のような店で両替すると、高額な手数料を取られたり、お札を見せて数えた後でまとめて袋に入れる直前に机の下へ落として抜き取られたり偽札を掴まされたりするので、行かないように気をつけて下さい!

  • お土産屋と一緒に併設されている両替屋
  • 表通りに超!良いレートの看板だけ記載されてあり路地裏にある簡素な所
  • 日本語で両替出来るよ!と声を掛けてくる所
旅のTips

両替所のレートは銀行のレートによって変動するため、銀行が休みになる土日、またバリ島の祭日はレートが悪くなる傾向があります。できれば平日に両替えしておく方がお得です。ちなみに週明け月曜の朝一に両替所に行くと、まだ銀行からお札が届いておらず、両替自体が出来ない事もあります。

高額紙幣の崩し方

無事、両替できた後ですが、小さなワルン、個人店、タクシーなど、大きなお札を出しても、お釣りが無い時がたまにあるので、できたら高額紙幣は崩して小額紙幣も用意しておくと便利です。

てっとり早いのは、両替所で手元に来た100,000ルピア札1枚を10,000ルピア札10枚に交換してもらいます。崩してくれない両替屋もありますが、頼むとやってくれる時があります。

またコンビニやスーパーで、買い物する際は大きなお札で支払い、お釣りをもらいましょう。

2、3回やっていると、お財布に1,000ルピア札、2,000ルピア札、5,000ルピア札と小額紙幣がたまってきます。

おすすめのバリ島の正規両替所

バリ島の最も安心して両替できるところは正規両替所です。幾つかあるのですが、以下マーニやフラニーがいつも利用するおすすめの両替所を挙げます。

セントラル クタ

古くからバリ島にある正規両替所で、南部を中心に支店が幾つかあります。セントラルクタはサークルKのコンビニと併設されている場合が多いです。

スミニャックのカユアヤ通りにあるサークルKにはセントラルクタの看板が出ています
サークルKに入ると・・・
コンビニの奥に極狭の両替カウンターがあります!
カウンター内のモニターに各国のレートが表示されています

稀に、両替する人が多いピークシーズンの夕方に行くと、両替所のルピア札が全部無くなってしまい両替を断られることがあるのですが、サンセットロードにあるヘッドオフィス(本店)だと、大量にルピア札を保有しているので、まず安心でしょう。

ラヤクタ通りの他、パンタイレギャン通り、ジンバラン、またウブドのプリルサキサン美術館にも支店があります。営業時間は支店により異なるので、あらかじめチェックしていきましょう。

店名セントラル クタ ヘッド オフィス (Central Kuta Head Office)
住所Jl. Sunset Road No.168, Seminyak Bali
TEL62-0361-4741940
URLhttps://www.centralkutabali.com
営業時間08:30〜01:30
サークルKと一緒に出ている赤と青が目印になるMoney Exchangeの看板。
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