バリ島の治安は大丈夫? 盗難、犯罪、トラブル事例と旅行者が知っておくべき安全対策まとめ

アクティビティ、グルメ、ショッピングと楽しいビーチリゾートを満喫出来るバリ島ですが、多く人が集まる観光地ではトラブルも起こりがちです。

バリ島の治安はどうなの?

夜、バーに飲みに行ってもだいじょうぶ?

スリやひったくりって実際あるのかな?

いざと言う時はどうしたら良いのか心配

結論から言うと、バリ島は東南アジアの中では比較的治安が良い場所として知られており、治安はそれほど悪くないので、気をつけていれば、安全な所と言えます。

しかし、外務省の海外安全ホームページを見ていると、インドネシアで毎年観光客を狙った軽犯罪が起きているのは事実です。

本記事では、バリ島歴20年を超えるマーニと、一人旅をよくするフラニーが、バリでのありがちなトラブル例と、経験上、そのリスク回避法を挙げてみます。

目次

バリ島でよくあるトラブル例、犯罪例

バリ島でありがちな、ひったくりやスリ、置き引き等のトラブル、またスキミング、薬物、詐欺等の犯罪例を挙げてみます。

ひったくり

マーニやフラニーの周りでも、知り合いからよく聞く被害がひったくりです。

多いのが、バイクに乗った犯人が後ろから近づいてきて、通行人のカバンを奪って逃げるパターンで、人が多いクタレギャンスミニャックは要注意エリアで、サヌールでも事件は起きているので、どのエリアでも気をつけましょう。

防犯対策としては、道路を歩く時はカバンはひったくられやすい車道側に持たず、反対側に持ち、高価なブランド物のバッグの持ち歩きは避けましょう。

また、スマホに夢中になっているとひったくられやすいので、道で安易に歩きスマホをするのは注意しましょう。

スリ

バリ島では、スペインやフランスで聞くような日中、堂々とカバンの中から鮮やかに財布をスルようなプロは居ませんが、夜間や早朝の泥酔客を狙って、複数人で被害者を取り囲み財布やカバンをスル、グループがいます。

対処法としては、泥酔しない!道で寝ない!です。

念の為、人混みでのスリには注意しましょう。

置き引き

ショッピングモールやスーパーマーケット、レストランで、うっかりカバンやバッグを隣や後のイスの上に置いたままにすると置き引きと言って持ち逃げされる事があります。

携帯品は肌身離さず、目の見えるところに置いて注意する事で防げます。

マーニ

以前レギャンのビーチ沿いにあるバーで飲んで帰り、タクシーで走り出してから、店にノートパソコンを忘れたことに気づきました。店が薄暗く足元の床に置いたのが見えなかったのが原因でした。1時間ほどして戻ったところ、店の人が保管してくれていて、店員さんが神に見えましたが、以降マーニはバリ島で手荷物を見える場所に置くようになりました。

スキミング

最近はカード払いは、レストランやショップでも、客の目の前に読み取り端末を用意してくれるのでスキミングはかなり減りましたが、見えない場所で決済する店は断りましょう。

またATMの利用時に、磁気情報や暗証番号を盗まれる事もあります。人が多いモール内や、警備員が常駐している店舗など安全性の高い場所で利用することをお勧めします。

薬物犯罪

バリ島では繁華街やバー、クラブで「マジックマッシュルームあるよ」「マリファナ買わない?」と声をかけてくる人がいますが、インドネシアでは、マジックマッシュルーム、マリファナ等の違法薬物、脱法薬物は厳罰です。

外国人と言えども捕まれば、実刑になり日本よりもかなり重い死刑を含む刑罰が処されます。実際、ドラッグ使用で10年以上刑務所に入所している外国人(日本人を含む)は大勢いるので、絶対に手を出さないように。

大昔はクタ辺りのレストランで堂々と『Magic Mushroom』と看板が出ていましたが、現在は違法です

詐欺

ショッピングモール前などで、日本のお金を見た事ないから見せてと、声を掛けてくる人には注意しましょう。見せると、持ち逃げされる事例が多くみられます。

両替は正規両替所を利用しましょう。レートが良すぎる所や道端の奥にある所はまず両替詐欺に遭います。

また短期旅行者は気にしなくても良いですが、良い不動産、店舗があると儲け話を持ちかけてくる、土地の購入にも注意が必要です。

バリ島で安全に過ごすための対策10ヶ条

  1. 海外旅行保険には必ず入る(カード付帯の保険を使用する場合、緊急連絡先をメモ)
  2. 現金は必要最低限のみ持ち歩く(支払いはカードを使う)
  3. 万一に備え、クレジットカードは予備を用意し、別々に保管する
  4. 貴重品は分散&目を離さない
  5. 夜間の一人歩き、人気のない道は避ける
  6. スマホを手に持って歩かない(ひったくり防止)
  7. 出国前に外務省の海外安全ページを見る
  8. パスポートはコピーを持ち歩き、本体はホテルのセキュリティボックスで保管
  9. ツアーで行く人はツアー会社の緊急連絡先をメモしておく
  10. 現地で日本語で話しかけてくる知らない人の誘いに乗らない
マーニ

バリ島の正規両替所はパスポートの写しを求められる事が多いのでコピー以外にスマホで撮ったパスポート画像でも有効です

女性ひとり旅は大丈夫? ビーチボーイに注意

バリ島は女性ひとり旅にも人気の旅行先ですが、以下に注意しましょう。

  • ナイトクラブやバーで知らない人からもらったお酒を飲まない
  • 泥酔するまで飲まない
  • 深夜タクシーやGrabに一人で乗らない
  • 服装は露出は控えめに

また、親しげに日本語で話しかけてくるビーチボーイには注意を。多くは女性の体とお金が目当てで、地元では複数の女性と関係を持つ人をジゴロと呼ばれます。

何度も一人でバリ島へ行っていますが、夜11時以降は外出を控え、飲みたい時はホテルのバーやルームサービスを使います

バリ島の緊急連絡先

以下は、バリ島へ行く前にマーニとフラニーがいつもやっているリスクを軽減するための準備です。

  • パスポートのコピー(できればパスポート再発行申請用写真 4.5×3.5cm 2枚)
  • 航空券、Eチケットの紙のコピー(スマホ盗難に備え印刷物を手元にも持つ)
  • 海外旅行保険関係書類と緊急時連絡先(1通は自分で持ち、もう1通は日本の親族に預ける)
  • クレジットカード紛失時の連絡先(最近はカードのアプリから利用停止できるのでやり方を事前に確認しておく)

盗難に遭った時は最寄りの警察に行くか、ホテルの人に警察を呼んでもらって「盗難・紛失届受理証明書」を発行してもらいます。

なお旅行保険では、デジカメ、スマホ、カバン、パソコン等携帯物の補償はありますが、現金、クレジットカードには適用されません

パスポートを紛失した時は領事館に行きましょう。サヌールの近くにあります。

店名在デンパサール日本国総領事館(Consulate-General of Japan in Denpasar)
住所Jl. Raya Puputan No.170, Renon, Denpasar, Bali, INDONESIA
TEL+62-361-227628
FAX+62-361-265066
URLhttps://www.denpasar.id.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
E-maildenpasar@dp.mofa.go.jp
このページのまとめ

備えあれば憂いなし!

バリ島は比較的安全なリゾート地と言えると思いますが、旅先ではついつい気が緩みがち。

それほど神経質になる必要はないですが、いざと言う時はこのページの対処方法を参考になさってください。

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