年末年始にバリ島旅行する時押さえておくべきポイント5つ

バリ島は日本から直航便で約6時間半と近く、お正月を海外で過ごすにはおすすめの場所です。

でも、年末年始のバリ島って高いんじゃないの?

ガラディナーって聞くけど何?

カウントダウンの花火はどこで見れるだろう?

本記事では、年末年始のバリ島の様子、航空券やホテルを予約するコツについて、バリ島旅行歴20年以上になるマーニが解説します。

目次

普段と違う年末年始のバリ島の顔

バリ島は年末年始を過ごす場所として世界的に人気のスポットです。特に大晦日を中心に普段とは違うバリ島が楽しめます。

寒い日本を抜け出し、南国でお正月を迎える幸せ

12月の東京の平均気温が約8度。それに対しバリ島は約27度。沖縄が約19度ですから、バリ島はそれよりさらに暖かい。

寒い北半球を抜け出し、お正月を暖かいバリ島で迎える幸せは格別です。

人によっては、日本にいると新年のあいさつやら、お年玉やら、おせち作りの儀礼をやらずに済むし(笑)、また中には1年がんばったご褒美としてバリ島のリゾートホテルでのんびり過ごす方も多いようです。

家族全員が休めるのが年末年始、ということで家族旅行で行く方も多いですね。

南の島で味わうクリスマスホリデー

バリ島は島民の大半がヒンドゥー教徒ですが、外国人が集まるホテル、ショッピングセンター、お土産屋は、西洋文化の影響を受けクリスマスの飾り付けで華やかになります。

ユニークな缶ビールで作ったクリスマスツリーです。

レストランなどでは、ホリデー特別メニューを出したり、お店ではクリスマスセールをやったりします。このあたり日本のクリスマスシーズンと同じですね。

スーパーマーケットもクリスマスのサンタさんやスタッフさんも赤い帽子を被ってます。

ちなみにホテルに飾られるクリスマスツリーは12月25日を過ぎても撤去されることなく、通常お正月時期まで飾られます。

大晦日はカウントダウンパーティーと花火で大盛り上がり!

大晦日は、高級ホテルを中心にカウントダウンパーティーが開かれます。

ガラディナーと呼ばれる特別メニュー、たいがいビュッフェ料理が用意され、パーティーではライブバンドが歌ったり、ビンゴ大会などで景品がもらえたり、バリ島の大晦日は底抜けに明るいです。

大晦日の街は、在住インドネシア人が爆竹を鳴らしたりビーチでは花火があがり、一気にカウントダウンムードが高まります。最近はビーチクラブもカウントダウンの場所として人気です。

ホテルでは、深夜0時前少し前から「3、2、1!」のカウントダウンを行い、日付が変わると同時にみんなでクラッカーを鳴らしたりして盛大に祝います。

年末年始のバリ島で注意するポイント

楽しい年末年始のバリ島ですが、注意するポイントもあります。

1。大晦日の繁華街は激混みし道路が大渋滞するので車移動は避ける

外国人旅行者が多く集まる、クタ、サヌール、チャングーなどの南部ビーチエリアは、ビーチで行われるカウントダウン花火を一目みようと、午後からどんどん人が増えてきて大混雑します。

人が集まるのと同時に車が増えて道路も大渋滞します。年末年始をリゾート地で過ごそうと考えるのはインドネシア人も同じで、お金持ちはジャワ島から車でフェリーに乗ってバリ島にやってきたりするので、道路は信じられないくらい大渋滞します。そのためクタなどでは大晦日、交通規制が敷かれ道路が一方通行になったり通行止めになったりします。

基本、大晦日に車で移動するというのは避けたほうが無難です。ウブド付近も混むので車での移動は注意しましょう。

マーニ

チェックインバリでも、大晦日の送迎は受付をご遠慮させて頂いています。なんせ道路が渋滞して時間がまったく読めなくなるので。大変申し訳ございません🙏

2。年末年始、帰国時に車で移動するなら早めに移動する

年末年始は、普段以上に空港が混雑します。

とある旅行会社さんから聞いた話で、お正月にバリ島から日本へ帰国する方が空港へ向かおうとしたら、空港付近が道路渋滞で車がぴくりとも動かない。しかし飛行機の出発時刻は刻々と迫る・・・。仕方ないので、道の途中でタクシーを降りて、スーツケースを転がし、空港へ歩いて向かった続出したそうです。

基本的に年末年始は空港が混むので、移動の際は早めに動くようにしましょう。

マーニ

バリ島空港では、e-VOAを行った人を対象に2023年12月から無人イミグレ機械を導入します。混雑緩和につながればいいなあ。

成田空港のクリスマスツリー。

3。1月1日は銀行など公共機関が休み

バリ島はバリヒンドゥー教という独特なカレンダーを用いており、バリ人にとってのお正月は通常3月。そのためバリ人自体は、1月1日は特に何の日でもありません。ホテル、レストラン、ショップ、観光地、街の両替所は1月1日でも普通に営業します。

しかし1月1日はインドネシアの祝日なので、銀行、役所、学校などは定休日となります。旅行者にはあまり関係ないですが、念の為。

4。レストラン、スパなどが激混みになるので早めの予約が必須

短期間にドッと人が集中するため、人気のレストラン、スパは混みます

チェックインバリでも12月になって年末年始のスパのご予約を多数いただくのですが、スパはセラピストとトリートメントルームが限られるので、早々と埋まってしまい満室でお断りするほど。

旅程が決まったら、早めに予約することをおすすめします。

5。観光スポットはそれほど混まない

年末年始は混むと言いましたが、基本は大晦日の午後と夜で、郊外の観光地はさほどではありません。

ホテルの中だけで過ごすのはもったいないので、車をチャーターして眺めの良い棚田のあるテガラランや、風光明媚で最近人気のバトゥール湖などへ足を伸ばすのも楽しいと思います。

ちなみに、年末年始はホテルや航空券が一年で最も高くなる時期ですが、現地のタクシー代、オプショナルツアー代、レストラン代、お土産代は、年末年始だからといって料金が値上がりすることはありません。安心して食事や買い物を楽しみましょう。

年末年始のバリ島旅行を安くするコツ

一年で最も高くなるお正月のバリ島旅行ですが、なるべくリーズナブルにするコツを挙げてみます。

航空券を早めに予約する

まず以下をご覧ください。2023年12月上旬、東京ーバリ島往復(7日間)のシンガポール航空の往復運賃を調べたものです。

  • 12月20日 出発 225,820円
  • 12月21日 出発 225,820円
  • 12月22日 出発 225,820円
  • 12月23日 出発 225,820円
  • 12月24日 出発 363,360円
  • 12月25日 出発 満席
  • 12月26日 出発 満席
  • 12月27日 出発 265,860円
  • 12月28日 出発 満席
  • 12月29日 出発 満席
  • 12月30日 出発 満席
  • 1月1日 出発 満席
  • 1月2日 出発 243,320円
  • 1月3日 出発 236,860円
  • 1月4日 出発 236,860円
  • 1月5日 出発 236,860円
  • 1月6日 出発 243,320円

大晦日を中心に満席となり前後も20万円以上します。ちなみに1月中旬だと往復74,820円なので、年末年始は普段の3倍も高くなっています

お休みが取れる方であれば日程をずらすと、ピーク時期がずれて安くなります。

また航空券は間際になるほど高くなるので、できればお盆過ぎまでには航空券やツアーを予約することをおすすめします。

ホテルの年末年始追加料金に注意

バリ島のホテルは、12月25日ごろから1月5日位まで年末年始サーチャージを追加するホテルがほとんどです。

例えば、レギャンにあるTSスイーツ ホテルのTシェル ルームは、通常1泊1,700,000ルピアが、12月23日〜1月3日は2,200,000ルピアと1.3倍高くなります。こればかりはバリに限らず、観光地にあるホテルはどこも同じなので仕方ないかな。

例えば、ウブドのバグースジャティ、アラムジワは年末年始サーチャージがかからないので、こうしたホテルに泊まると費用を抑えることができます。

ガラディナー、クリスマスディナーのあるホテルを避ける

最近少なくなってきましたが、12月31日にガラディナーと呼ばれるパーティー代が強制となるホテルがいくつかあります。費用を抑えるには、ガラディナー代がかからないホテルを選ぶのがコツです。

またごく稀に、12月24日に宿泊するとクリスマス特別ディナー代が義務付けられるホテルがあります。まあ、せっかくなので当別ディナーを楽しんじゃいましょう。

マーニ

ガラディナーが強制でない場合、外のレストランに食べに行こうとしても、繁華街にあるホテルだと道は渋滞してるは、レストランは満員だわ、で食べられない可能性もあります。混まずに食べられるという意味で、ガラディナーが義務付けられていたほうが良いという考えもあります。

最低宿泊数、チェックイン、チェックアウト不可日に注意

12月31日、または1月1日にチェックイン、またはチェックアウト不可のホテルがあります。これにはホテルとしても事情があり、年末年始は満室に近い状態となり、チェックイン、チェックアウト手続きでフロントが大混雑するからです。

航空券を購入する時に、チェックイン日に注意しましょう。

チェックイン、チェックアウト不可と絡み「年末年始は、最低⚫︎泊以上」と最低宿泊日数が義務付けられるホテルがあります。

短期間の滞在の場合、予約時に注意しましょう。

年末年始のバリ島の天気と気温

年末年始のバリ島は基本雨季の時期にあたります。

雨季といっても日本の梅雨のように連日朝から晩まで降るのではなく、1日に数回ざっと雨が降りすぐ止むスコールとなります。

傘は用意したほうがよいですが、雨があがれば外出できるしプールも楽しめます。

マーニ

数年前、とあるホテルが、庭でガラディナーをしていたら雨が降ってきて、カウントダウンと夜の11時にやったそうです。まあこれもバリ島らしい。

ポイントを抑えて年末年始のバリ島旅行を楽しもう

年末年始に限らず、人が大勢いるところではスリや盗難に気をつけましょう

渋滞することが多いので「この日は外出する日」と決めて、その日にオプショナルツアーに参加し、同時に買い物も済ませておく。そして、残りの日はホテルでのんびりすれば、混まずに楽しめるでしょう。

滞在ホテルの場所がポイントとなるので、ホテル選びは慎重に。チェックインバリでは、おすすめのホテルをご紹介しているので、お気軽にお問い合わせください。

素敵な新年をバリ島で迎えられますように!


UnsplashJingda Chenが撮影した写真を一部使用しています

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