バリ島スミニャックは、オシャレなレストランやカフェがひしめく激戦区ですが、中でも長年ローカルにも旅行者にも愛され続けているのが、タマン ガネーシャ通りにあるレストラン ビク(Biku)です 。場所はスミニャック中心部にあり、クロボカンからもアクセスしやすい立地です。
ビクの一番の特徴は、150年以上前の東ジャワのジョグロ(木造伝統家屋)を移築した店舗です。アンティーク家具やチーク材の木の温もりがあふれる空間は、スミニャックのスタイリッシュなモダンカフェとは一線を画す、ゆったりとした時間が流れます。
お店は 毎日8:00〜23:00まで営業しており、朝食、ランチ、アフタヌーンティー、ディナーまで一日中使え、お酒が飲めるバーも併設しています。
公式サイトからオンライン予約できるので、ハイシーズンやアフタヌーンティー狙いの方は事前予約がおすすめです。
ビクのポイント
- 築150年のジョグロ建築でジャワの異国情緒を感じられるスミニャックでも貴重なアンティークレストランです
- 名物のアフタヌーンティーとホームメイドケーキやインドネシア料理が食べられます
- 朝食からディナーまで幅広いメニューが揃い価格も良心的です
ゆったりした時間が流れるスミニャックのレストラン「ビク」
ビクは、以前スミニャックのプティティンゲット通りにあり、マーニとフラニーもよく利用していたお店です。

今回、アリラスミニャックの裏に移転したのですが、太いチークの柱や長い赤カーテン、バリ風シャンデリアに家具も以前とほぼ同じでした。

聞くと前の店舗を解体、移築してリオープンしたそうです。

変わったところは以前よりも店舗が広くなり、セミオープンエアーのおしゃれなバーカウンターとテラス席がオープンしていました。

前の素敵な雰囲気が変わっていたら嫌だなという心配は、杞憂に終わり、ゆったりした空間が完璧に再現されていてホッとしました。

自家製スイーツのアフタヌーンティーが人気です
午後5時過ぎに訪れたところ、人気店のためたくさんあるテーブルはほぼ満席でした

午後はアフタヌーンティー目当てのゲストで賑わいます。
特に女子グループが多く、お目当ては、ビク名物アフタヌーンティー&ハイティーです。

アフタヌーンティーメニューは、
- スコーンやフィンガーサンド等の伝統的なイングリッシュ スタイルのトラディショナル アフタヌーンティー
- サモサやベトナム春巻き、アヤムサンバルマタ、ダダールグルン等の東南アジアのスイーツやセイボリーがセットになったアジアンハイティー
- 珍しいブレックファスト ハイティー
- キッズ用ティーセット
など数種類が用意され、種類にもよりますが1セット 100,000〜200,000ルピアとコスパの高さも魅力です。
提供時間が11:00〜18:00と非常に長く、おそらくバリ島でアフタヌーンティーを提供している店で、最長クラスではないでしょうか。
自身もティーマイスターであるオーナーは、お茶に力を入れていて、世界の有名な茶葉を50種類以上も揃えているので、珍しいお茶も飲めます。
<ビクのアフタヌーンティー予約のコツ>
・週末やインドネシアの学校の長期休暇シーズンは混雑するため、公式サイトから事前予約がベター
・午後の早い時間(11:00〜14:00頃)は比較的ゆったり過ごしやすく、写真撮影にも向いています
・子連れの場合はキッズ用セットを注文すると、量や内容的にも無理なく楽しめます
※メニュー内容や料金は時期により変わるため、最新情報は必ず公式サイトか店頭でご確認ください。
ビーツが入ったヘルシージュース
前節が長くなりましたが、訪れた日は、ビーツ、にんじん、セロリなどが入ったラスタ(40,000ルピア)というヘルシージュースをオーダーしました。

ビーツは食べる輸血とも言われるくらいに栄養素が豊富で、カリウム、鉄分、葉酸などが含まれ、赤い色合いはポリフェノールで抗酸化作用もあります。
強烈な色のジュースですが、生姜が効いていて、体に良さそうなフレッシュな味わいで、細胞が喜んでる感じがしました(笑)。

インドネシア料理も充実。おすすめメニュー
美味しいジュースを飲みながら、ゆったりとくつろいでいたら気がつくと小一時間経過してて、そろそろ夕食に行こうかと思ったのですが、あまりに居心地が良いので、ビクでディナーも食べる事にしました。

店内のアジアンチックな雰囲気に乗って、ビンタンビール(40,000ルピア)と、クイッティアオ ゴレン(60,000ルピア)、ナシチャンプル アラ ビク(85,000ルピア)を追加オーダーしました。

ナシチャンプルはビーフレンダン、サテリリ、アヤムサンバルマタ、タフゴレン等が、美しく盛り付けられ、味もとっても美味しかったです。

ビクは他の食事メニューも豊富で、代表的なメニューは以下です。
- ナシチャンプル、ナシゴレンなど定番インドネシア料理
- ハンバーガー、ステーキ、スパゲティ、ビーフパイやカレーなどの洋食
- エッグベネディクトやグラノーラなど朝8時から夕方まで17時まで食べられる!オールデイブレックファスト
- 自家製ケーキ各種。特にキャロットケーキが人気

量も比較的たっぷりなので、数名でシェアして色々試すのもおすすめです。
ドリンクは自家製アイスティーやフルーツジュースも好評で、アルコールを飲まない方でも満足度が高いレストランです。

ビクは女子旅やファミリーにもおすすめです
ビクは、レストランだけでなく、ティーラウンジ、ホームウェアショップ、ブックストアとユニークな展開をしている店です。
店内の一角にはオリジナルの「Biku」Tシャツや、本、雑貨などの販売コーナーがあり、食事を待つ間に本を眺めたり、バリ風の小物をチェックするのも楽しいでしょう。

照明をやや落とし、木の温かさとヴィンテージの食器が映える店内は、写真映えも抜群で、女子旅のカフェタイムや、記念日のディナーにぴったりです。
最近の口コミでも「落ち着いた雰囲気で、サービスも丁寧。ハイティーがとても良かった」「隠れ家のような雰囲気で居心地が良い」といった声があり、なるほどとうなづけます。

気になったのは、エアコンは付いていますが扉を開けっぱなしにしているので、店内が暑いことです。ビールが進む進む(笑)。

bikuは、
- スミニャックで、雰囲気も味も妥協したくない女子旅やカップル
- 子連れで楽しめるスミニャックのレストランを探しているファミリー
- スミニャックのホテルに滞在して、徒歩圏のレストランを探している人
におすすめです。

スミニャック中心部から車で約5〜10分ほどですが、以前よりちょっと場所がわかりづらいので、タクシーを利用する場合は、あらかじめ住所をきちんと用意しておきましょう。
バリ島で毎日、観光やショッピングで慌ただしく過ごしたら、ビクでちょっと立ち止まって、バリのゆったりした空気を味わってみてください。

チェックインバリの カーチャーター を利用すれば、スミニャック観光やショッピングと合わせて効率よく立ち寄ることもできます。時間制チャーターなら、Bikuでのティータイム→スミニャックでサンセット→ディナーといった柔軟なプランも組みやすくなるので、あわせて検討してみてくださいね!
※料金は別途税サ15%加算。画像の一部はオフィシャルより。
基本情報
| 店名 | ビク(Biku) |
| 住所 | Jl. Taman Ganesha Gg. Bina No.888, Kerobokan Kelod, Kec. Kuta Utara, Kabupaten Badung, Bali |
| TEL | +62-851-0057-0888 |
| URL | http://www.bikubali.com/ |
| 営業時間 | 08:00〜23:00 |

