デポット タンジュン ピナンはバリ島ングラライ空港に近い、ローカルの雰囲気たっぷりの安くて美味しい中華料理レストランです。オープンキッチンで作られる料理を見ているだけでも楽しいです。
デポット タンジュン ピナンのポイント
- クタにある安くて美味しい地元の中華料理レストランです
- オープンキッチンで料理を作る音や香りも楽しめます
- オススメはエビやカニ、魚のシーフードです
オープンキッチンで料理を作るのが楽しめます
シンガポールの「ホーカーズ」というのをご存じでしょうか?たくさんの座席が並ぶオープンエアーの広いスペースに、ずらりと並ぶ屋台が、いわゆるローカルのフードコートです。注文すると目の前で作ってくれて、安くて美味しい地元料理を味わえます。クタにあるデポット タンジュン ピナンに初めて訪れた時、そんなホーカーズの感覚が蘇りました。
店は屋台ではなく、ちゃんとした一軒のレストラン(ワルン)なのですが、広い店内にどーんと大きなオープンキッチンがあり、食べ物を調理する良い香りが、そして魚を焼く煙が、マーニ達を迎えてくれました。
場所は空港近くのラヤ クタ通り(Jl. Raya Kuta)で、「老太(ラオタ)」から、空港と反対方向に進んで100mほどの左側。空港から車で4、5分ほどと近いからでしょうか、ローカルの人に混じって、スーツケースを持った旅行者達も来ていました。
料理は「インドネシア チャイニーズ」という、インドネシア風の中華料理です。インドネシアには、多くの中国人(華僑)が住んでいて、このラヤ クタ通りには、そうした華僑によるインドネシア中華の店が軒を連ねます。どの店も、働き者の中国人らしく、家族経営で朝から夜まで働いて大きくなった店ばかりです。タンジュン ピナンも深夜12時近くまで営業しています。
さて説明はこれくらいにして、早速料理を注文してみましょう。今回は、プリプリの海老を使ったエビチリ風料理と、麺が食べたいね、ということで、ミーゴレン(焼きそば)、その他アヤム ゴレン等を注文しました。
メニューには他にも、ナシゴレン、もやし炒め、豚のソーセージ、カニの卵炒め等、色々な種類があります。店の前では、その日仕入れた魚介類を炭火で焼いていて、チュミチュミ ゴレン(イカ焼き)の美味しい香りがしています。
中華料理なのでそれほど辛くなく、スパイス料理が苦手な人でも食べやすい味です。
ただ、正直、激旨かと聞かれると、100席を越えるお客さんを次々にこなしていくんだから、そりゃ、ホテルの白いテーブルクロスの料理のようにはいきません。皿から麺が垂れてたり、やはりそこは庶民料理です。
しかし、ぼわーんと熱気のこもる店内で、ビールを飲みながら、若いスタッフが元気よく調理している「ライブ パフォーマンス」や、通りでひっきりなしにやってくる車の交通整理をしているおっちゃんとかを見ながら、気の置けない雰囲気を楽しむのが、この店の楽しみ方でしょう。ハイヒールの店でなく、つっかけの気易さというのかな。
印象に残ったのは「オタオタ」という魚のミンチをバナナの葉で包んで焼いた料理です。インドネシアだけでなく、マレーシア等にもある料理で、魚にはすでに味が付いているので、そのままで食べることができます。葉を止めるのにホッチキスを使っているあたり、やっぱり庶民的(葉を剥く時、ホッチキスの針をうまく取り除いてね)。
みんなで飲んで食べて一人Rp.70,000(約700円)ほど。庶民のワルンはこれくらい安くないと。なお、通りをはさんでエアコンが効く別室もあります。
「デポット」とはインドネシア語で「お食事処」という意味。店を後にすると、なんとなくインドネシア語の勉強がしたくなるんだよね。活気あふれるタンジュン ピナンでした。混んでいる時期は、道が渋滞するので早めに行かれるのをおすすめします。
※本記事は2014年11月現在。
基本情報
店名 | デポット タンジュン ピナン (Depot Tanjung Pinang) |
住所 | Jl. Raya Kuta No.100 x, Kuta, Bali |
TEL | +62-361-751841 |
URL | |
営業時間 | 11:00〜23:30 |