ジャワ、スラウェシ、スマトラ、ジャカルタ、マドゥラ等、1,000を越える島々から成る島嶼(とうしょ)国がインドネシアです。東西約5,150kmもあるので、風土、文化、言語等が地域毎に大きく異なります。
特色のあるインドネシア各地を、マーニも旅してみたいと思っていますが、さすがに全てを巡るのは大変です。
しかしカユマニス ジンバラン プライベート エステート&スパ内にある「カユマニス レスト」ならば食で巡る「インドネシア味覚の旅」が可能なのです。
カユマニス レストのポイント
- インドネシア料理専門レストランだけあり、インドネシア各地の名物料理を食べることができます
- メニューが刷新され、ほぼ全てのメニューが画像付きで選びやすいです
- 高級ホテルのレストランにしては値段が手頃です
ジョグロ建築が素敵なカユマニス レスト
「カユマニス レスト」は、バリ島に4軒の高級ホテルを展開するカユマニスグループのレストランです。
「インドネシアならではのホスピタリティと伝統文化体験」というコンセプトの元、これまでもフードイベントを開催する等、インドネシア料理の発展と紹介に取り組んで来たレストランです。
バリ島には沢山の有名レストランがありますが、カユマニスレストであれば、本格的なインドネシア料理を適正な価格で美味しく食べられます。
レストランは「ジョグロ」と呼ばれるジャワの伝統的な木造建築で、邸宅風なシャンデリアが飾られた店内は、落ち着いた雰囲気です。
エアコンのある効く室内席も良いですが、屋外席のテラス席は、美しく整えられた緑の庭が望めこちらもおすすめです。
写真入りでメニューが一新されたカユマニスレスト
カユマニスレストは2024年、メニューが刷新され、ほぼ全てのメニューに画像が付いて外国人ゲストにも選びやすくなりました。
前菜から、サンバルマタをマグロに添えた「トンコル サンバル マター(Tongkol Sambal Matah)」は、軽く炙って中がレア状態のマグロに、ゴマがまぶしてあり、柔らかいマグロがサンバルの香味で味わい豊かになります。
「アヤム ダブダブ(Ayam Dabu-Dabu)」は、割いたチキンと生野菜をチリレモングラスで和えたサラダ風チキンです。スパイシーなソースと絡めて食べると、鼻腔にふんわりとレモングラスが香り爽やかな一品です。
定番インドネシア料理はマスト
クラシックメニューのメイン料理で、ジャワ料理の「ナシ トゥンペン(Nasi Tumpeng)」は、ナシプティ(白ごはん)とメラプティ(赤ごはん)のセットです。アヤムパンガン、ビーフレンダン、サテリリッ、ウダンゴレン、ラワール等が彩りよく盛り付けられ、赤と白のインドネシア国旗のような盛り付けも楽しいです。
バナナの葉で白身魚を包んで、竹に入れて蒸し焼きにされた「ティンムンガン コカ(Timbungan Kokak)」は、作るのに手間がかかる料理ですが、ココナッツミルクとハーブの香りが爽やかで、白身魚とサンバルマタと合わすと絶妙です。
モダンインドネシア料理にも挑戦
伝統的なクラシック料理に対して、現在的なアレンジを加えたモダンインドネシア料理もおすすめです。
「アヤム バカール タリワン(Ayam Bakar Taliwang)」は、ロンボク島の料理で、スパイスに漬け込んだ鶏肉をタリワンソースで煮込んでいるので、身がほろほろで濃厚。見た感じ辛そうに見えますが、甘辛い味で、マーニは気に入りました。
「パケッ ウダン バカール ジンバラン(Paket Udang Bakar “Jimbaran”)」は、ジンバランで水揚げされたシーフードセットです。新鮮なエビと貝にサンバルソースが塗られ、炭火で香ばしく焼かれています。魚が食べたい方は、イカン バカールもオススメです。
赤いソースは見た目ほど辛くなく、あらかじめエビの殻が剥いてあるので食べやすかったです。
この他にも、お馴染みのナシゴレンは3種類、ベジタリアン料理、またどれを選んだらよいか迷った人のために、リスタフェルと言う様々なインドネシア料理が少しずつ食べられるコースも用意されています。
インドネシア風ドリンクやデザートが食べやすい
飲み物は、インドネシアの果物を使った「ゴヤン カウシタ(Goyang Kawista)」や、「メロディ クマンギ(Melodi Kemangi)」と言ったローカルオリジナルドリンクやジャカルタで人気のハーブドリンクでノンアルの「ビール プレトック(Beer Pletok)」等、非常にユニークです。
デザート類は、バリ風クレープ「ダダール バカール プヌー チンタ(Dadar Bakar Penuh Cinta)」や「クレポン ニーラ サリ( Klepon Nila Sari)」と言ったインドネシアのデザートが充実しています。
「プディン ジュルク(Puding Jeruk)」は、レモンのタルトにライムアイスクリーム添えです。インドネシア料理の後に食べるとレモンの酸味がさわやかで、口直しにぴったりのデザートです。
「チェンドル ナンガニン(Cendol Ngangenin)」は、ココナッツミルクにチェンドルと言うインドネシアのゼリーやタピオカの入った冷たいデザートです。ココナッツアイスの上には煮たバナナが乗ってて、食感が楽しいデザートでした。
新鮮なフルーツを使ったスイカやマンゴージュース、コーヒー、紅茶類の他、お酒が好きな方は、ワイン、カクテル等、アルコールも充実しています。
カユマニス レスト ジンバランの名物料理を食べてみた
最後にカユマニスレストのシグネチャーメニューをご紹介しておきましょう。1番人気のあひるの炭火焼「ベベッ パンガン メクドゥス(Bebek Panggang Mekudus)」です。
様々なスパイスで一晩マリネしたあひる(ダック)をバナナの葉で蒸し焼きにして、仕上げに炭火焼した手間のかかる料理です。マリネする事で肉質が柔らかくなり、香りが立つようスモークしながら出て来るので、見た目も楽しく、香りにも食欲を刺激される一品です。
カユマニス レストでは、東部~中部~西部ジャワ料理、スラウェシ、南スマトラ、ジャカルタ、マドゥラ島、ヌサトゥンガラ、そしてバリと、各地からインスパイアされたメニューが数多くそろっているので、ここに来ればインドネシア料理が制覇出来ると言っても過言ではないでしょう。
そのせいか、ゲストの中には、インドネシア料理の美味しさに目覚め、毎日通って食べ続ける人や、気に入った料理をパックしてジャワ島に持ち帰ったインドネシア人もいるとか(笑)。
それと言うのも、どの料理も一品150,000ルピア前後で、ホテルのレストランにしては値段がお手頃と言う事もあるでしょう。
みなさんもぜひ、カユマニスレストで食の冒険に出てみませんか?
※料金は別途税サ21%加算。
基本情報
店名 | カユマニス レスト ジンバラン(カユマニス ジンバラン内) (Kayumanis Resto Jimbaran, Kayumanis Jimbaran) |
住所 | Jl. Yoga Perkanti, Jimbaran, Bali |
TEL | +62-361-705777 |
URL | https://kayumanisresto.com/ |
営業時間 | 07:00~23:00 |