ケンピンスキーバリで最も眺めの良い場所「ラトリエ バイ シリル コンゴ」〜バリ島で出会うストリートアートの息吹

神々の島、バリ島。その豊かな自然と文化に惹かれ、世界中から多くの人々が訪れます。

青い海、緑の棚田、そして神秘的な寺院。バリはまさに楽園と呼ぶにふさわしい場所ですが、近年、洗練されたリゾートの中に、新たなアートの発信地が誕生し、注目を集めています。

ヌサドゥアの高級リゾート、ケンピンスキー バリの中にある L’Atelier by Cyril Kongo(ラトリエ バイ シリル コンゴ)。入店にはスタッフの許可が必要で、誰もが入ることができません。

ホテル上階にある秘密の絶景バーをご紹介します。

目次

ラトリエ バイ シリル コンゴのポイント

ポイント
  1. 有名アーティスト、シリル コンゴの世界観に浸れます
  2. ケンピンスキー バリ ホテルの中で特に眺めがよく、緑豊かな庭園や壮大なインド洋を望むことができます
  3. シガーバーなので喫煙できます

ストリートアートの巨匠、シリル コンゴとは何者か?

シリル コンゴ、本名シリル ファン(Cyril Phan)は、1969年フランス生まれ。1980年代からグラフィティアーティストとしてキャリアをスタートさせ、パリのストリートアートシーンを牽引してきた人物です。

ケンピンスキー バリオフィシャルサイトより

彼の作品は、伝統的なグラフィティの要素と、抽象表現主義やポップアートなどの影響が融合した、独特のスタイルが特徴。鮮やかな色彩、流れるような線、そして力強い筆致は、見る者の心を強く惹きつけます。

長年にわたり、ストリートというキャンバスで表現活動を続けてきたコンゴ氏ですが、彼の才能は壁や電車といった場所にとどまりません。エルメスシャネルといった世界的なラグジュアリーブランドとのコラボレーションも積極的に行い、スカーフやバッグ、時計など、様々なアイテムに独自の革新的なアートワークを落とし込んできました。

ケンピンスキーバリはホテル自体が美術館になっており、エントランスにはインドネシア職人によるオブジェが飾られています

シリル コンゴは、ストリートアートの精神を持ちながらも、アートとファッション、そしてライフスタイルを繋ぐ存在として、世界中で高い評価を得ています。

ケンピンスキーバリに生まれたバーとアートの融合

ではなぜシリル コンゴ氏が、バリ島アトリエを構えたのでしょうか。

理由は、バリの持つ独特のエネルギーと、人々の温かさに惹かれたからだと言われています。

バーのシリルコンゴのアトリエになっており制作現場内には立ち入ることができません

Apurva=至宝という冠のケンピンスキー バリの静かで洗練された環境は、コンゴ氏が創作活動に集中するための理想的な場所であり、同時に、彼の作品を世界中の人々に向けて発信する拠点としての役割も担っています。

L’Atelier by Cyril Kongoは、単なるギャラリーではなく、コンゴ氏が実際に制作を行うアトリエであり、彼の息遣いを間近に感じることができる貴重な空間です。

壁一面に飾られたダイナミックな作品群はもちろんのこと、制作途中のキャンバスや、絵筆、スプレー缶などが無造作に置かれている様子は、アーティストの生々しい創造の現場を垣間見せてくれます。

スタッフの聞いたところ、タイミングが合えば、つまりコンゴ氏がバリ島に来島すれば、本人がアトリエにいることもあるそうです。世界的なアーティストと直接言葉を交わし、作品に対する想いや制作秘話を聞くことができるかもしれません。

残念ながらマーニが訪れたときは、ご本人不在でしたが、あちこちに絵の具が飛び散る画家の制作現場を見るのはおもしろい体験でした。

ロビーにある宇宙を表すインドネシア現代アートは圧巻です

愛煙家にはたまらないシガーバー、ラトリエ バイ シリル コンゴ

アトリエは、半分が制作現場で、半分はシガーバーになっています。

マーニはノンスモーカーで葉巻に詳しくないのですが、1本3,000円から、高いのだと30,000円!の葉巻がメニューにあります。

禁煙が当たり前になった今、喫煙可能なバー自体珍しい。葉巻を吸いながら、食事している強者もいましたが、基本は、グラスを傾けながら煙をくゆらす場所でしょうね。

バーにある屋外テラス席は、残念ながら雨が降ってきてテーブルは畳まれてしまいましたが、晴れていれば絶景です

マーニはビンタン ピルスナー(60,000ルピア)を頂きました。ちなみにサントリー角瓶 40mlが200,000ルピアです。

葉巻を吸うゲストから離れた位置に座り(入店する意味!)、もっぱらアトリエを見てました。

入店許可が必要なケンピンスキー バリの絶景バー

ところで、ラトリエ バイ シリル コンゴは、秘密の場所になっており、入店にはスタッフの許可が必要です。

宿泊していたマーニは、レセプションスタッフさんにお願いしたところ「ちょっと待ってて」とその場で待機。しばらくして、シリルコンゴのスタッフさんがやってきて、彼女の誘導がないとエレベータに乗ることができません。

色味を抑え幻想的なインドネシアモダンアートでデザインされたホテル内スパ

そして、宿泊棟の上階にあるシリルコンゴは、オープンエアテーブルからの眺めがすごいんです!

ケンピンスキー バリには、パラ レストランにもルーフトップバーがありますが、ラトリエのほうがはるかに絶景。きらめく星空とイルミネーションで光る幻想的なプールは今でも目に焼きついています。

バーからの壮大な眺め。夕方に訪れたら、オレンジ色に染まる海を眺めることができるでしょう。

ケンピンスキー バリというラグジュアリーリゾートの中に L’Atelier by Cyril Kongo が存在することは、単にホテルにアートギャラリーがあるという以上の意味を持ちます。

ホテルに宿泊するゲストアート好きの旅行者にとって、コンゴ氏の作品を鑑賞することは、洗練された空間の中で、質の高いアートに触れるという、新しいラグジュアリー体験です。

スモーキングOKな方は、忘れられない特別な体験をぜひ!

※料金は別途税サ21%加算。

基本情報

店名ラトリエ バイ シリル コンゴ(ケンピンスキー バリ内)(L’Atelier by Cyril Kongo, The Apurva Kempinski Bali)
住所Jl. Nusa Dua, Benoa, Kec. Kuta Sel., Kabupaten Badung, Bali
TEL+62-361-209-2288
URLhttps://www.kempinski.com/
営業時間17:00〜0:00
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