コロナで、事実上日本から海外への渡航ができなくなって早3年。毎年バリ島に渡航していたマーニですが、バリ島に行けない期間がここまで延びるとは思ってもみませんでした。
気になるのがパスポートの有効期限です。パスポートの有効期限が迫ってきた 2022年12月、マーニはパスポートの更新をすることにしました。
本記事は、
パスポートの更新って大変そう。
パスポートは更新したほうが良いのか、それとも新規に作成した方が良いのか悩む
パスポートセンターは土曜と日曜で手続きに差があるって本当?
という方のために気をつけるポイントを説明したいと思います。
※本記事は「現在有効期限内のパスポートを持っていて」「パスポートを新規作成ではなく更新しよう」とする人用に書いています。氏名や本籍の都道府県名に変更があった場合、また代理申請する場合は対象外です。
※本記事では、東京都の新宿パスポートセンターで更新手続きをした内容を書いていますが、必要書類、基本的手続きは全国共通です。
インドネシア入国にはパスポート残存期間が6ヶ月以上必要です
そもそもマーニがなぜパスポートを更新しようとしたかというと、バリ島のあるインドネシアに入国するには、パスポートの有効期限が6ヶ月以上ないと入国できないからです。
例えば、バリ島へ到着したときに半年以上の残存期間があっても、旅行最中に6ヶ月を切ってしまうのはダメです。出国時点でだけでなく、インドネシアから日本へ帰国する日に、有効期限が 6ヶ月以上ある必要があるのです。
過去、チェックインバリのお客様で、出発当日成田空港まで行き飛行機のチェックインカウンターでパスポートを提示したところ、残存期間が半年を切っていたことが発覚し、渡航できなかったお客様が2組いらっしゃいます。
これからバリ島への旅行計画を立てる方は、ぜひパスポートの有効期限をチェックしてください。
お客様から「今、成田なんですが、残存期間が半年切っていることが発覚し飛行機に乗れないため、旅行をキャンセルします」と連絡を受けたときの、お客様の落胆具合もさることながら、連絡を受けたスタッフも皆、どよ〜ん(涙)。
パスポートを更新するタイミング
更新と新規作成とどちらが得か?
マーニのパスポートは、2022年12月18日で有効期限が切れるのですが、そこで悩むのが、
- 現在持っているパスポートの有効期限内に更新するか?
- それとも12月18日が来ても更新せずいったん期限切れにしてしまい、渡航が決まった時に新規にパスポートを作成するか?
どちらが得か?という問題です。
更新のメリット
有効期限内に更新するメリットは申請書類が簡単なことです。現在持っているパスポートの有効期限内に新しいパスポートを作る、つまり更新する際に必要な書類は、申請書類(一般旅券発給申請書)と写真だけでOKです。
一方、新規に作成しようとすると、半年以内に発行された戸籍謄本または戸籍抄本が別途必要になります(注:令和5年から戸籍謄本のみとなります)。
マーニは、本籍が現住所から離れているため、戸籍謄本を取り寄せるのが大変なので、更新した方が良さそうです。
新規作成のメリット
不思議なことに、現在有効なパスポートを更新しても、新しいパスポートに残存期間を引き継げません。さらに不思議なことに、パスポートは更新も新規作成も料金が同じです。
ということは、すぐにバリ島旅行が決まっているなら良いのですが、次のバリ島旅行までしばらく間が空く場合、早く更新してしまうと、新パスポートの有効期限がその分短くなるばかりか、渡航しない期間パスポートは使わないので、支払った料金がもったいないということになります。
極端な例を挙げると、5年間有効のパスポート 代11,000円を支払って入手しても、渡航するのが1年先になるなら、その1年間分はドブに捨てることになります。
そのため、料金だけを考えると、旅程が決まってから新規にパスポートを作成した方がお得です。
今回マーニは、更新と新規作成のメリット、デメリットを考えて、更新を選ぶことにしました。
新宿パスポートセンターで更新手続きをする
更新に必要な書類
パスポート更新に必要なのは、
- 現在有効のパスポート
- 申請書類(一般旅券発給申請書)
- パスポート用の写真1枚
の3点です。
更新に不要な書類
東京都生活文化局 旅券課(新宿パスポートセンター)のホームページを見ると、「氏名や本籍の都道府県名に変更があった場合、戸籍謄(抄)本(申請日前6か月以内に発行されたもの)」が必要と書いてありますが、氏名や本籍の都道府県名に変更がない人は不要です。
また「住民票の写し」も必要なように読めますが、申請窓口で「住民基本台帳ネットワークシステムを利用する」にチェックを付ければ、不要です。
現パスポートが身分証明になるので、免許証、マイナンバー等の身分証明も不要です。
更新代金は、受け取り時に支払うので、申請時は財布も不要です。
申請のやり方
パソコンで作れる一般旅券発給申請書
これまでパスポートの申請書類は、窓口まで行って、書類の書き方の見本を見ながら、書き損じがないよう、うんうん言いながらボールペンで書類を書く必要がありましたが、現在はパソコンで作成でき大変便利になりました。
東京都の場合、パソコンでダウンロード用ページに飛び、順番に質問に回答していくと、最後に「これで良いですか」という確認ページが出てきて、オーケーすると、必要事項を記入した申請PDFをダウンロードできます。
PDFをダウンロードし、画面上でテキストを打ち込むのでなく、すでにテキスト入力済みのPDFファイルをダウンロードし、ご自宅のA4サイズのプリンターで印刷するだけなので便利です。
窓口には、ファイルではなく印刷した紙で提出します。
パスポート用の写真は町の証明写真機でオーケー
写真はカラーでも白黒でもオーケー。1枚だけでOKです。以前は、町の証明写真機の質が悪かったため、写真屋さんで撮影した写真でなければダメだったのですが、今は、町の証明写真機でOKです。
マーニは、自宅の近くにあるボックス型の証明写真機を利用しました。700円でした。操作メニューに「パスポート用」があるので選べばOKです。
1回の撮影で複数枚の写真が現像されますが、窓口に提出するの1枚でOKです。窓口に切り取り器があるので、自分でハサミで切らなくてOKです。糊も不要です。
ちなみに写真は、背景に何か写ってたり、髪にヘアバンドをしてたり、めちゃくちゃ笑顔だったりするとダメと、非常に細かい規定があるので、事前にチェックしておくのをおすすめです。
新宿パスポートセンターには、フジフィルムの証明写真撮影所があり、その場で現像してくれるので、時間のない人や、写真で失敗したくない人は、利用すると良いでしょう。
窓口での申請方法
パスポート、ダウンロード&印刷した申請書類、証明写真を持って東京新宿区の都庁にある新宿パスポートセンターに向かいました。
センターは、申請用窓口と、受取用窓口と分かれているので、申請用窓口にいくと、入り口で係員さんが「申請書類をお持ちですか?」と聞いてくるので「持ってます」というと、長テーブルでうんしょうんしょとボールペンで書いている人達を尻目に、いきなり窓口に並べます。
窓口で必要事項を再確認され、待合所で待っていると5分ほどで再度呼ばれ、申請手続きは完了です。マーニが訪れた時は、窓口にいたのは20人ほどで、あっという間でした。
ちなみに正月明けに訪れたところ、申請窓口が外まで溢れかえるほど長蛇の列だったので、年末年始は混むので気をつけましょう。
更新にどれくらいかかるか?
申請書類を提出すると、約1週間ほどで、できあがります。パスポートセンターのホームページには、申請日を含め6営業日目(土曜日、日曜日、祝日、振替休日 、年末年始期間(12月29日~1月3日) を除く)と書いてあります。
パスポートが出来上がるまでの間、現在有効のパスポートは窓口が預かります。手元にパスポートが無い状態になります。
必要に迫られる大きな事情があり、それを証明することができ、緊急にパスポートが必要な場合、約1日でパスポートはできあがる特例があります。観光で海外旅行に行く人が、単に申請するのを忘れてたから等という安易な理由では、ダメです。
受領のやり方 知らなかった! 土曜と日曜で手続きに違いのあるパスポートセンター
窓口で受領する
新しいパスポートを受け取るには、申請時にもらった控えの書類(旅券(パスポート)引換書)と、お金が必要です。12歳以上は、5年間有効パスポートは11,000円、10年間有効パスポートは16,000円、12歳未満は、5年間有効パスポートのみで6,000円です。クレジットカードは使えず現金のみです。
受け取るのに身分証明は不要ですが、窓口でマスクを外した顔を係員の人に確認されます。
申請は平日だけ、受取に限り日曜も可能
パスポート申請受付時間
・月~水曜日 午前9時~午後7時
・木・金曜日 午前9時~午後5時
・日曜日 申請受付業務は行いません
パスポート受領受付時間
・月~水曜日 午前9時~午後7時
・木・金曜日 午前9時~午後5時
・日曜日 午前9時~午後5時
休業日
・土曜日・祝日・振替休日・年末年始期間(12月29日~1月3日)は休みです。
・祝日と重なった日曜日は、パスポート受領窓口は営業日となり、振替休日は休業日となります。
新宿パスポートセンターの申請は、月曜から金曜に限られます。これってどう考えても不便なんですけど。ぜひ平日以外も申請を受け付けるべきだと思います。
ちなみに日曜日は、受け取りのみ可能で、申請は不可。日曜も申請可能にしてほしいです。
また窓口の時間が午後7時で終わるって早すぎます。働いている人のために、午後9時くらいまで窓口は空いていてほしいです
新宿パスポートセンターの場所は案内が出ているのでわかりやすく、また係員の人も親切でした。
バリ島旅行が決まったらパスポートの有効期限を確認しよう
スムーズなバリ島旅行のためにも、旅程が決まったらご自分のパスポートの有効期限を確認しましょう。そして旅行中、有効期限が半年を切りそうなら、適切な時期にパスポートを更新、または新規作成しましょう。
新宿駅から都庁まで歩くと5分以上かかるのですが、地下道路にある「歩く歩道」を使うと速いです。都庁向かって右が行きの遊歩道、左が帰りの遊歩道です。