プラナ スパ

＜フットバスからすでにリラックス＞
到着後、レセプションでウェルカムドリンクを頂きます。カウンセリング用紙に自分が凝っている場所を記入し、案内スタッフさんのガイドで、トリートメントルームに案内されました。

マーニは荷物があったので、更衣室を使いたい旨を伝えると、すぐに更衣室に案内され、紙パンツとローブに着替えトリートメントルームに戻ります。

はじめにお湯を張ったペパーミントウォーターに足を浸し、フットクレンジングします。スクラブに使うシーソルトがちょっと痛かったけど、足裏をマッサージされるだけで、体がリラックスしてゆくのがわかります。足の裏には全てのツボがあると言いますが、最初にフットマッサージをするのは意味があるんですね。

今回マーニを担当してくれたのは、スティナさんというプラナスパ20年のキャリアを持つベテランセラピストさん。フットバスの後、マッサージ台にうつぶせになり、ボディマッサージからスタートします。

＜静かなトリートルームで眠っているような起きているような＞
はじめに背中、次いで肩、腕と背面を順番にマッサージしてゆきます。ボディマッサージで使うのは、バージンココナッツオイルです。

トリートメントルームは、クンティ通りから奥まった位置にあるため、驚くほど静かで、絶妙な力加減でマッサージするセラピストさんの技術力が高く、はじまってすぐうとうと・・・。眠っているような、半分起きているような、深いリラグゼーションに落ちてゆきます。

＜マッサージ技術の高さに感動＞
背面が終わると、セラピストさんがサルーンでカバーしてくれて前面をマッサージ。オイルの甘い香りに包まれて、これまた夢心地に包まれます。

マッサージを受けて、自分がどれだけ凝っているかに気付かされました。肩や腕など、セラピストさんが圧をかけると筋肉が張っているので一瞬軽い痛みを感じますが、それをほぐすようにストロークされるので、ゆるゆると緊張が解けてゆきます。セラピストさんの技術力が高い証拠です。

後半は、足を中心としたフットマッサージで、モモ、ハムストリング、ふくらはぎ、足の裏と念入りに揉みほぐしてゆきます。

＜フラワーバスとセットすることでより深いリラックス＞
マッサージが終わると、今度はスクラブです。ターメリック調の水で解いた粉を全身に塗り、しばらくサルーンを被せ馴染ませます。

スクラブが乾いたら、セラピストさんの手でゴシゴシとスクラブを剥いで（はいで）ゆきます。この時、肌に付いたマッサージオイルも落としてゆくのですが、スクラブが終わった後は身体中粉が付いているので、いったんシャワー室に移動し全身を洗い流します。

新しい紙パンツに着替え、今度はフラワーバスの部屋でお風呂に浸かります。バスの中で自分の腕や太ももを触ってみると、あれほど固かった筋肉がうそのように柔らかくなっていました。

風呂一面に敷き詰められた花の香気を落とすのはもったいないのですが、ジンジャーティーを飲み終わったころ、セラピストさんに促され、最後にシャワー、着替えをして、プラナスパを後にしました。

プラナのセラピストさんは、厳しいトレーニングを受けたベテランが多いと聞きますが、噂にたがわず、素晴らしい癒しの時間でした。

＜マッサージを終えてマーニの感想＞
これまでフラニーがマッサージを受けるのを横目で見ていて、最後のフラワーバスは「日本人は毎日お風呂に入ってるし、あんまり意味がないかな」と正直、思っていました。

しかし、実際に自分が受けてみると、マッサージ→スクラブ→フラワーバスと、全てセットになっていることに気づきました。

筋肉の凝りをほぐした後に、バニラのエッセンシャルオイルが入ったお風呂に浸かっていると、花びらの香りと相まって、気持ちまでリラックスできるのです。

日本の温泉やサウナとはまた違った緩さで「スピリット オブ バリ」という言葉通り、バリニーズマッサージの持つ人を癒すパワーに感動でした。

アクセクした日常とは別に、たまにはバリのスパで、心と体のメンテナンスをしないといけないと思った次第です。