シンドゥ・ドゥワラワティ・タートル保護センター(Sindu Dwarawati Turtle Conservation Center)は、バリ島サヌールのシンドゥ・ビーチ近くにある、ウミガメの卵を保護し、孵化・放流を行う地域主体の保護施設です。観光向けに作られたアクティビティ施設ではなく、自然環境を守るための実践的な保護活動拠点として運営されています。
見学は10〜20分ほどで、子ガメの様子を静かに見守るのが主な体験です。入場料はなく、寄付を通して活動を支援する形になります。ビーチ散歩やカフェ巡りの途中に無理なく立ち寄れる点も、サヌール滞在と相性が良い理由です。
本記事では、施設の役割や背景、観光客が体験できる内容、実際に訪れてみた感想、所要時間やアクセス方法までを整理し、サヌールらしい静かな体験スポットとしての価値をわかりやすく解説します。
シンドゥ・ドゥワラワティ・タートル保護センターとは?
バリ島に、海亀の保護センターがあるのをご存知でしょうか? バリ島の中でも比較的波が穏やかなサヌールにあるシンドゥ・ドゥワラワティ・タートル保護センターは、ウミガメが自然に海に帰れるよう保護するために作られました。

サヌール周辺の砂浜で見つかった卵は、施設で大切に管理され、孵化した子ガメは一定期間保護された後、海へ放流されます。保護対象は主にアオウミガメなど、絶滅が心配されている種類です。
動物園やテーマパークとは異なり、商業的な展示や有料プログラムはありません。その代わり、入場料はありません。活動に共感した人が寄付(ドネーション)という形で任意で協力する仕組みです。「何かを体験する場所」というより、サヌールの自然と人の関わりを感じる場所といったほうが近いかもしれません。

マーニ入り口に寄付金箱があったので、マーニとフラニーは4万ルピアを寄付しました


サヌールは、クタやチャングーのような賑やかなエリアとは違い、昔ながらの海岸線と穏やかな暮らしが残る地域です。シンドゥ保護施設は、サヌールらしい雰囲気の中で、地元の人たちに静かに守られてきました。見学を通して、バリ島の自然保護や、観光との共存について考えるきっかけになります。


なぜサヌールにウミガメ保護施設があるの?
サヌールにウミガメ保護施設がある理由は、海岸が今もウミガメが産卵に訪れる環境を保っているからです。波が穏やかで砂浜の傾斜も緩やかなサヌールは、昔からウミガメにとって産卵しやすい場所でした。


ただ、観光開発や人通りが増えたことで、卵が踏まれてしまったり、夜の明かりで孵化した子ガメが海へたどり着けなくなる問題も出てきました。そこで地元住民が中心となって、卵を一時的に保護し、安全に孵化させる取り組みを始めました。


施設でできること|観光客は何を体験できる?
タートル保護センターで体験できるのは、ウミガメ保護活動を「そっと見守ること」です。保護されている子ガメの様子を静かに見ながら、自然保護の現場に触れられます。


敷地内には小さな水槽があり、孵化したばかりの子ガメが泳ぐ姿を見られます。タイミングが合えば、育った子ガメを海へ戻す放流の瞬間に立ち会えることもありますが、放流は不定期のため必ず見られるわけではありません。
華やかな演出はありませんが、サヌールの穏やかな空気の中で、ウミガメと人の関係を静かに考える時間が持てます。


実際に行ってみた体験レビュー|雰囲気と所要時間
シンドゥ・ドゥワラワティ・タートル保護センターは、コンパクトな施設で、見学時間は10〜20分ほど。展示を順に見るというより、プカプカ浮いている子ガメの様子を眺めながら、簡単な説明を読む感じです。ビーチ散歩の途中や、観光の合間にも無理なく立ち寄れます。


マーニが訪れた時は、小亀を放流した後だったと見え、亀の数が少なかったです。小亀と親亀が別々の生け簀に入っていて、親亀のあまりのでかさにビビりましたが、水もきれいで、亀達も元気そうでした。



バリ島には亀の保護センターがいくつかありますが、中には、水質が悪く澱んでいるところもあると聞きます。
外国人旅行者の中には飼育員に質問している人もいましたが、子ガメや環境に配慮した静かな空間が保たれています。
いわゆる観光スポットというものが少ないサヌールで、シンドゥ亀保護センターは、覚えておきたいスポットです。
アクセス方法|サヌールのどこにある?
シンドゥ・ドゥワラワティは、サヌール北側のシンドゥ・ビーチ周辺にあります。ビーチ沿いの遊歩道から徒歩でアクセスでき、サヌール滞在中なら気軽に足を運べる立地です。


サヌール中心部からは徒歩や自転車で移動しやすく、朝や夕方のビーチ散歩と組み合わせる人も多くいます。車やタクシーの場合も、シンドゥ・ビーチ付近で降りれば徒歩数分で到着します。
ビーチの一角にあり、入り口にどでかい「亀のオブジェ」があるので、散歩中でもすぐに場所がわかるでしょう。アイコン バリからビーチづたいに徒歩3分と近く、滞在スケジュールにも組み込みやすい立地といえます。
子連れ旅行でも安心?教育的な視点での魅力
サヌールのウミガメ保護施設は、子連れでも無理なく訪れられる学びの場所です。生簀の高さが低いので、小さな子どもでも見やすいです。
ウミガメの赤ちゃんを間近に見ることで、命が生まれて自然へ戻っていく流れを直感的に感じられます。説明を読むより実際の保護活動を見る形なので、年齢が低い子どもにも伝わりやすいのが特徴です。
また、触れない、フラッシュを使わないといったルールを通して、生き物への配慮を学ぶ機会にもなります。観光だけでなく、旅の中に学びを取り入れたいファミリー向きの体験学習型スポットです。


サヌール滞在中に組み込みたいモデルプラン
サヌールのタートル保護センターは、街歩きと組み合わせることで魅力が生きるスポットで、おすすめは、朝の涼しい時間にビーチ沿いを散歩しながら立ち寄るプラン。海の景色を楽しみつつ施設を見学し、その後は周辺のカフェで朝食やコーヒーを楽しむ流れは、サヌールらしい穏やかな過ごし方です。


日中の観光を控えめにしたい日や、移動の合間にふと時間が空いたときにもおすすめです。
サヌールには、シンドゥのようなスポット以外にも、半日で回れる見どころや、のんびり過ごせる観光ルートが点在しています。詳細は下記の記事をご覧ください。


まとめ|サヌールらしい静かな体験を求める人へ
シンドゥ・ドゥワラワティ・タートル保護センターは、正直地味な施設ではありますが、自然を保護し共存するバリ人の優しさを表している、覚えておきたいスポットです。
バリ島の海というと、シュノーケル、サーフィンなど、マリンアクティビティがメインとなりますが、海は自然の一部である、という根本に気づかせてくれるのが本施設の魅力。ウミガメの保護活動を通して、自然を守る取り組みが今も続いていることを知れば、旅の印象はより深いものになるでしょう。
予定を詰め込みすぎず、海辺を歩き、街の空気を味わう。そんなサヌールらしい滞在を求める人にとって、シンドゥ・ドゥワラワティ・タートル保護センターは、思い出深い体験の一つになるはずです。

