バリ島は公共交通機関があまり発達していないので、島内の移動する際はタクシーやGrabを利用することになります。
しかし、タクシーやGrabは短距離移動には便利ですが、観光地を周遊するには不向きで、長距離移動するにはドライバー(またはドライバー+ガイド)付きのカーチャーターを利用するのが一般的です。
SNSを見るとカーチャーターがたくさんあるけど予約して大丈夫?
友人から政府公認の旅行代理店のカーチャーターを選べって言われたけど
カーチャーターのドライバーは日本語通じる?
ガイド無しでドライバーだけで足りるものなの?
本記事ではバリ島旅行歴20年を超えるフラニーが、実際にバリ島でカーチャーターを利用してきたからわかる、利用する際のポイントと、料金の目安を詳しく解説します。
カーチャーターはバリ島現地旅行代理店のチャーター車を選ぶ
カーチャーターとは、個人がプライベートで車を貸切る専用運転手付きの送迎車です。
バリ島は交通事情が悪く、またインドネシアは国際免許証が使えないので、実質自分でレンタカーを運転することができません。そこで、時間単位で車を貸し切るドライバー付きのチャーター車が活用されます。
以下、バリ島で初めてカーチャーターを予約する時のチェックポイントです。
1.インドネシア旅行業免許を持ってる会社を選ぼう
バリ島でカーチャーターを予約する時に大事なことが、インドネシア旅行業免許のある旅行会社のカーチャーターを選ぶことです。
バリ島には安くても、旅行業免許を持っていないモグリのドライバーも多く、万一、事故に遭った場合保険がおりないと言う事態に見舞われる事もあります。
予約時に、利用するカーチャーターの車が車両保険に入っているかどうかも、確認しておくと安心です。
インドネシアの旅行会社の保険金は日本と比べて少ないので、出発前、自分でも日本の損害保険会社の海外旅行保険に申し込むことをお勧めします。
2.現地で日本語サポートしてくれる会社を選ぼう
実際に、カーチャーターで移動した先で、もしかするとトラブルやアクシデントに遭遇することがあるかもしれません。
そのため、日本語で連絡できる日本人スタッフのいる旅行会社を選びましょう。
例えばチェックインバリのカーチャーターでは、予約時に現地日本人スタッフの携帯電話番号やLINEをお伝えしています。
予約時に確認し、スマホにメモしておくと安心です。
3.事前にルートについて相談できる会社を選ぼう
カーチャーターは通常時間単位で貸し切るので、時間内であれば、あっちへ行って、ここで停まってと、どこでも好きなように車を使えます。
しかし、これまでカーチャーターを利用してきた経験でいうと、事前に大雑把でも良いのでルートと所要時間を確認してしておくと安心です。
地図だけ見て「あ〜、この距離なら1時間で移動できる」と思っても、実際行ってみると、バリ島の道は癖があるので、思った以上に時間がかかります。
また、チャーター車が出発してから、ドライバーさんに、次ここ、次ここと行き先だけだと、すごく遠回りになったり、時間がかかったりします。
そこで、あらかじめ出発前に、カーチャーターの現地旅行代理店の担当と、だいたいのルートについて確認してしておきます。
現地旅行代理店はドライバーと同様にバリ島の現地に精通しているので「◯◯に行くなら先に△△を回るルートにしたほうが良い」、「◯◯から△△まで1時間以上かかるから、全部で6時間は見ておいた方が良い」と的確なアドバイスをくれます。
事前に回りたい観光スポットと順路を打ち合わせておくと、当日はドライバーがルート情報について共有できているので、無駄な時間を取ることなく、効率よく周遊できます。
カーチャーターを予約する際は、自分自身がどこへ行きたいか、どのようなルートで回ったら良いか日本語でメールで相談出来る会社を選びましょう。
事前にルートを決めても、もちろん、当日変更してもOKです。「○○を回るつもりだったけど△△に行ってみたい」、「ちょっと疲れているので、5箇所回る予定を4箇所に減らしたい」等と要望があれば、自由にドライバーさんに伝えましょう。
4.日本語が話せるドライバーを選ぼう
そこで大事になってくるのが、ドライバーが日本語が話せるかどうかです。
移動中「ここに停まってほしい」、︎「 ◯◯まであと何分かかるかな?」、「トイレに行きたい」等と、ドライバーと意思疎通する必要が出てきます。
日本語がカタコトでも話せるとドライバーさんだと安心です。
実際にカーチャーターを利用する時は、私たち旅行者はタクシーのように後部座席に座って移動します。ガイドさんが付く時は、助手席にガイドさんが座ります。料金は、通常時間単位となり、また乗車人数によってセダン、バン、ミニバスなど車のサイズが大きくなると高くなります。
5.バリ島の道に詳しいドライバーのいる旅行会社を選ぼう
バリ島のカーチャーターのドライバーさんは、バリ島各地の道路に詳しい人が多数ですが、たまに経験の浅い、あまり道を知らないドライバーもいます。
インドネシア旅行業免許のある現地旅行代理店の場合、経験のあるドライバーを雇っているのでより安心です。
6.カーチャーターは時間延長ができると便利
カーチャーターは時間制で予約できますが、思ったよりも現地で時間が取られたりして、延長したい事もあるでしょう。
その場合、1時間当たり幾らで延長はできるか、予約時に確認しておくと安心です。
チェックインバリのカーチャーターは、5時間まで US$ 50、8時間まで US$ 80・・・と基本料金があり、延長したい場合は、1時間10ドルでできるので便利です。
7.不要な土産物屋は断れます
正規旅行業免許を持っている代理店の場合、まずありませんが、料金が安い所は、自分の知っているお土産物屋やレストランに強制的に連れて行って、お店からキックバックをもらおうとするドライバーがいます。
必要がなければ断りましょう。
8.ガイドを付けるメリット
カーチャーターは、
- ドライバー1名
- ドライバーと日本語ガイドの2人
の場合になります。
あなたのカーチャーターしたいコースが、単純にホテル間移動とか、空港送迎、コンビニやスーパーでお買い物をするくらいならば、ドライバーのみで大丈夫でしょう。
でもバリ島の寺院や名所を観光したい場合は、ガイドを付けるのがオススメです。
バリ島のプロガイドは、バリの歴史や文化を本当によく勉強していて、全て日本語で詳細に案内、説明してくれます。
特に初めてバリ島で観光するならば、プロのガイドさんをお願いすると、より深くバリ島の歴史や文化を知る事ができます。
何年もバリ島に通っていたフラニーもプロのガイドさんと一緒に観光地を巡った時は、知らない事ばかりを説明してもらい、とても勉強になり感動した事があります。
また日本語ガイドさんがいると、移動中もバリ島のトレンドや美味しいレストラン、流行りの歌や時にはディープなバリ島裏話等も話してくれるので楽しく飽きません。
長時間移動や観光地を巡りたい時は、ぜひプロのガイドさんの話術を楽しんでみて下さい。
9.車にエアコン、Wi-Fi、傘が用意されているか確認
昔はエアコンが無い車が多かったのですが(笑)、今のカーチャーターは新しい車がほとんどで安心です。車内が冷える場合は、遠慮なくドライバーさんに言ってエアコンを切るか、弱めてもらいましょう。
最近は、車内Wi-Fiを備える車もあるので、必要な人は事前に確認しておくと良いでしょう。
なお突然の雨に備えて、ほとんどの旅行会社のチャーター車の中に傘の用意もあります。
カーチャーターの予約例と目安料金
カーチャーターを予約する際は以下を会社に伝えるとスムーズです。グループや子供の年齢によっても選ぶ車が変わり、荷物の多さも伝えておくと安心です。
- 何人で乗るか(乗用車、バン、ミニバス)
- 荷物は何をのせるか(サーフボード、スーツケースの個数)
- 子供、老人がいるか
チェックインバリのカーチャーターを利用されたお客様から「子供が車酔いしやすいんだけどチェックインバリのAドライバーさんの車は丁寧で酔わずに移動できた」とお褒めの言葉をもらいました。
チェックインバリのカーチャーターの例
以下、人数、荷物の有無、延長など、実際の料金例をみてみましょう。
- 家族3人で、スーツケース3個。ウブドのホテルをチェックアウトして、ヌサドゥアのホテルへチェックインというルート。道中、観光やランチをしたく、日本語可能のドライバーをカーチャーターするといくら?
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8時間のカーチャーターで、基本料金が80ドル。ウブドへのお迎えの場合、郊外料金として10ドル追加で合計90ドルです。スーツケースはトランクに入るので、追加料金はありません。
- 女性2名でスミニャックからウブドへ観光がしたい。日本語ガイド付きチャーターを10時間利用するといくら?
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ドライバーの他に、日本語ガイドが同乗して、10時間で110ドルになります。
- 4人で、5時間のカーチャーターで、途中ショッピングしたいけどもしかしたら長引くかも。延長可能か?
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5時間で50ドルとなります。延長の場合1時間 10ドルで可能で、お支払いはUS$、円、ルピア(レートは当日換算)が使えます。当日ドライバーに延長する旨、伝えてください。
バリ島の観光スポットは、あちこちに点在しているので、カーチャーターを利用するのが便利です。
予約する時は、カーチャーターの会社がインドネシア旅行業免許を持っているか確認しましょう。利用前に、事前にルートについて旅行会社の人と相談しておくと、当日スムーズです。延長できるかも確認して。
せっかくのバリ島旅行、ドライバーさんには遠慮なく意思を伝え、カーチャーターをうまく使って行きたい観光スポットを効率よく回りましょう!