これで安心!バリ島おすすめSIMカード 実際に買って試してみた

今、バリ島に限らず海外旅行するのに現地でスマホが使えることは必須です。

そこで海外旅行者の間で、急速に普及してきたのが海外携帯電話会社のSIMカードです。

外国の携帯電話会社の中に、海外渡航先で使え通信料の安いローミング機能付きのSIMカードを販売している通信会社が多く、ネットで安く買えるようになってきたからです。

でもSIMカード買ったはいいものの、バリ島で実際に使えなかったら・・・

eSIMもあるけど、SIMカードとどっちがいいの?

Wi-Fiルータもあるけど、SIMカードとどっちがいいの?

本記事では、バリ島旅行歴20年以上のマーニが、実際にSIMカードeSIMカードWi-Fiルーターを使ってどれがおすすめか詳しく解説します。

目次

SIMカードとWi-Fiルータとどちらがよいか?

SIMカードの前に質問です。

「あなたは自分のスマホの(日本の)電話番号をバリ島でも使いますか?」

使うという人はWi-Fiルーター、使わないという人はSIMカードを選んでください。

バリ島郊外でもインターネット通信が普通に使えるようになってきた

海外SIMカードを使うと、基本的に今スマホに挿しているSIMカードを別なSIMカードに変えるので、今日本で使ってる電話番号は海外で使えなくなくなります
注:海外SIMを使いながら、日本のSIMを同時に使う方法もあります(後述)。

例えば、日本にいる家族と、緊急に国際電話をする可能性がある。今持ってる日本の電話番号に勤めてる会社から電話がかかってる可能性がある・・・。

そういう人は、海外旅行用のWi-Fiルーターを使います。

Wi-Fiルーターであれば、SIMを入れ替えないので日本の携帯電話番号を温存したまま、現地で割安なインターネット通信ができます。

マーニ個人的には、本来は海外でも日本の携帯電話番号が使えるようにしておくのがベターと考えます。

海外ではWi-Fiがない場所でも同行者と連絡とれた方が便利です

日本で携帯電話が普及したきっかけは、1995年、阪神淡路大震災と言われています。当時家族と連絡が取れず、多数の人が困難に見舞われた教訓で、携帯電話が急速に普及しました。

海外SIMカードは、基本的にデータ通信専用通話はできません。通話できるものは数が少なく、また割高なので、それなら日本のキャリアをそのまま海外で使ったほうがベターです。

日本を離れた海外渡航先で、いつ何が起こるかわからず、緊急に電話をかけたり、受けたりすることがあるかもしれません。そのため、安心を取るならば海外Wi-Fiルーターが安全です

ルームサービスのメニューもQRコードで読みとるホテルもあります

ただ「LINEがつながればいい」「4〜5日間の旅行だから、その間、日本の携帯電話番号が不通になっても困らない」という人は海外のSIMカードをおすすめします。

マーニは、ケースバイケースで使い分けます。例えば、スマホの他にノートパソコンを持って行く場合、Wi-Fiルーターがあれば、海外のカフェで、スマホとPCが2台同時に使えます。海外SIMカードを使うときは、現地から家族に時々LINEで連絡を入れて自ら安否確認を取ります。

ネット通信用機器が複数ある場合、またはSIMフリースマホを持ってない場合は、Wi-Fiルータ一一択です。

ビーチで寝転びながらスマホでレストランの予約をしたりフライトの確認ができると便利です

チェックインバリでも、Wi-Fiルータをレンタルできます。現地で受け取れて現地で返却できるので、荷物が少なくてすみます。

海外ルーターで有名なのは です。マーニも以前使ったことがありますが、安定して使えました。

その他、電源を入れない日はルーター代が0円になる もあります。Wi-Fiのあるホテル内で過ごす日は、ルーター代がかからずお得です。

SIMカードを買うときのポイント

海外でSIMカードが使うには、いくつかチェックポイントがあります。

端末がSIMフリーか

まず今自分がお使いのスマホ端末が「SIMフリー」であることをご確認ください。現在携帯は、SIMロック解除が義務化されていますが、古いまま使っていると、SIMロックされたままだったりするので、その場合はショップにいってSIMロックフリーの手続きをします。

余談ですが、Apple StoreでiPhoneを買うと最初からSIMフリーです。

画像は新宿です。バリ島には正規ではありませんがiPhone修理ショップがあります。

インドネシア(バリ島)に対応しているか

SIMカードは、通常使用国を限定しているので、自分が行く外国で使えるか確認します。アジア周遊というSIMで、対象国にインドネシアが入っていればOKです。

画像はGrabの画面。屋外でネット接続できないとGrabやGoogleマップが使えず不便です

有効期限内か

SIMは、5日間、8日間、12日間、30日間と、使える日数が決まっており、一般的に長くなると値段が高くなるので自分の旅行日程に合わせます。注意するのが、SIMカード自体の有効期限が決まっていることです。例えば旅行がずいぶん先なのに、安いから買っちゃえ〜と、1年後にいざ使おうとしたら、有効期限が切れている、ということがあります。海外SIMカードの有効期限は長くても半年位なので、出発の少し前に買うのがベターです。

旅のTips

ングラライ空港でもSIMカードを販売しているショップが多数ありますが、到着して手続きしてと時間がかかるし、スタッフは日本語を話せません。時間に余裕があってやり取りに困らない方以外は、事前に日本でネット購入したほうが、日本でも現地でも日本語サポートが受けられて安心です。

ングラライ空港到着口には現地SIMカードショップが並んでいます

容量はあまり気にしなくていい

通常SIMカードは、同じ日数でも5GB、8GB・・・と種類があり、容量が少ないと現地で困るんじゃないかと心配になりますが、マーニがバリ島で3週間滞在してGoogleマップ、Grab、SNSとさんざん使い倒して5GBいかなかったので、1週間程度の旅行で普通にスマホを使うなら5GBあれば十分です。

旅のTips

例えば、購入するSIMカードの有効期間が8日間で、旅行が12日間なら、4日分足りなくなります。本来ローミングはトップアップという手続きをすれば、同じSIMカードを延長して使えるのですが、ネットで販売されているSIMカードは、トップアップのやり方を教えてくれません。そのため、上記の例だともう1枚追加を買っておきます。現地で8日経過すると、自動的に繋がらなくなるので、終了したSIMを捨てて、買っておいた新しいのに入れ替えれば残りの滞在日数も使えます。

バリ島空港ではeSIM対応ショップもありますが、空港を出てもし繋がらなくなった時、英語で問い合わせる必要が出てきます

どのSIMカードがよいか? eSIMカードと合わせて実際に買って使ってみた

さて事前に買っておいたSIMカードと、eSIMを、バリ島で実際に使ってみました。ちなみに、SIM交換は全て現地到着後に行いました。なおマーニの端末はiPhone 15です。

China unicom中国联通のSIMカード

Amazonで検索すると、一番はじめにヒットするのがChina unicom中国联通SIMカードです。

小袋に入って配達されます。パッケージの通り中国の会社です
小袋を裏から見たところ。日本語の説明書が付記されています

実際の使い方は以下の通りです(他のSIMカードも同じです)。

  1. スマホの電源をオフにし、ピンでSIM差し込み口を押す
  2. SIMカード受け口が出てくるので、SIMを入れ替え、元のSIMカードは日本帰国時まで大切に保存
  3. 入れ替え終わったら電源オン。設定の「モバイル通信」→「ローミング」をON

マーニは、飛行機がバリ島へ到着する1時間ほど前に機内で行いました。そして、飛行機が着陸したらiPhoneの電源をオンすると、1分ほどで繋がりました。

通常SIMカードが切れる時刻は、最終日の通信会社本国の夜0時となって場合が多いです

実際にバリ島で使ってみて、China unicom中国联通のSIMカードは快適に使えました。ほぼ全ての地域で4Gでつながり、とても安定しています。LINE、X(Twitter)、Instagram、Grab、メール、ウェブ、全て普通に使えました。

SIMカードは名刺サイズのカードで手でカットできます。Microサイズ、Nanoサイズのどちらにも対応しています

一点残念なことは、SIMカードを出し入れするピンが付属していないことです。

SIMカードにアクティベーションの有効期限が書いてあるので購入したらチェックしましょう

Wise SIMのSIMカード

Wise SIMSIMカードも、バリ島で快適に使えました。

使ってみて意外に便利だったのが、SIMカードを出し入れするピンが付属していることです。

右側:一見普通の袋に見えますが・・・
破けにくいラミネート素材のビニールケースに、ピンが付属されている上に、SIMを合計5枚保管することができるすぐれもの

細い針金を現地で見つけるのは大変ですが、はじめからついている上に、SIMを入れるビニールケース日本のSIMを保管できるのが重宝しました。ケースが名刺サイズだからそのまま財布にしまっておけると、芸が細かい!

安全ピンも代用できますが安全ピンは手荷物検査で見つかったら没収されます!

予算を浮かしたい人はChina unicom中国联通のSIMカード、出し入れを含め快適に使いたい人はWise SIMのSIMカードがおすすめです。

Wiseの説明書。日本語でわかりやすく、サポート用LINEアカウントも付属していて親切

eSIMも使ってみたけど

SIMカードは、物理的に8〜12mmのちっこいカードを抜き差しするわけですが、eSIMはそうした物理的なカードは不要です。

カードを抜き差しするって、それはそれで面倒だし、画面操作だけで海外で通信ができちゃうSIMは魅力です(と最初はマーニもそう思った)。

今回買ったのが、パッケージにAlmondと書かれたeSIMです。

某インターネット通販で買うと、ご覧のような封筒が届き紙1枚入ってるだけ。そこに設定方法が書いてあるのかと思いきや、書いてあるURL宛に必要事項を送り、開通させるためのQRコードを送ってもらわないと使えない、とまず最初からめんどくさい。

eSIMなので、物理的カードは入ってません

それで、日本出発前に手続きしようとしたのに、いっこうにQRコードが送られてこない。サポートに連絡するとQ&Aを見てくれ、Q&Aを見るとサポートに連絡してくれ、とたらい回し状態。記載されている日本語もあやしく、日本人ではない人が仲介しているようです。

同封されていた紙に設定方法が書いてないって・・・。記載のLINEに連絡してもおかしな日本語でたらいまわし

らちがあかないので、大元の会社宛にメールで事情を説明したら、ようやく2、3時間してQRコードが送られてきました。ちなみにQRコードをカメラ撮影するのにプリントアウトする必要があります。プリンターがない人は、ちょっと困る。

さて、バリ島にプリントアウトした紙を持っていき、QRコードから実際に使ってみたところ、設定自体は問題なくでき、概ね使えましたが、途切れることが時々あり、また使えないエリアもありました。

マーニ

eSIMの設定=SIM交換は、いったんデータ通信をオフにしてWi-Fi経由でネットに繋げる必要があるため、宿泊ホテルで行いました。

唯一eSIMが優れていることは、1台の端末に同時にSIMを2枚持てることです。

これにより、日本のSIMを差したまま日本の電話番号を使い(海外ではデータ通信をオフにする)、海外のeSIMで安いデータ通信を使う(SIMのデータ通信オン+ローミングオン)ことができます。

先述の通り、Wi-Fiルータを持ちたくない人は、この方法で海外でも安心してスマホを使えます。

バリ島の携帯電話ショップ。お店の人は携帯事情には詳しいので、言葉ができるなら利用するのもあり

はじめからキャリアを変えるという選択肢も

長々とSIMカード、eSIMカードについて書いてきましたが、楽天モバイルにすると、海外で2GBまで料金範囲内で使えます

料金の区切りが月の末日なので、月をまたいで旅行する人なら、あわせて4GBまで料金範囲内で使えます。

今回フラニーがバリ島で使ったところ、ところどころエリアによって使えなかったり、速度が遅い時があったようですが、まずまず使えたそうです。

日本での電話代も含め安く済ませたい人なら、楽天モバイルもありです。

楽天モバイルを海外で使う場合、事前に日本で設定(簡単)が必要です。バリ島では、ウブドが入りにくく、また移動中の車内では使えない事もありましたが、追加料金不要で使用出来ました。

また、docomo系列のahamoは、20GBの月間利用可能データ量で追加料金なく利用可能です。

au系列のpovoでは、インドネシア7日間5GBの場合、トッピングという形で1日当たり約620円でデータ通信できます。

これらキャリアは日本の携帯電話番号がそのまま海外でも使えるので、海外にしょっちゅう出たり入ったりする方にはお得です。

海外でのスマホ通信手段は用途によって変わるので、自分に一番合ったものを選んでください。

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