トリュフ香るお弁当が食べられるケンピンスキー バリの和食レストラン「オク」

2023年7月、フラニーはヌサドゥアで話題の「ジ アプルヴァ ケンピンスキー バリ」、Izakaya by Oku(オク)でランチをいただいて来ました。

居酒屋なので、カジュアルな料理かと思いきや、料理にトリュフオイルが使ってあったり、歯が無くても食べられる程、柔らかい高級牛肉を使った牛丼と驚きの連発!

妙なフュージョン和食かと思われそうですが、そこは日本人料理長が目を光らせ(笑)、きちんと取った出汁や絶妙な火入れと和食の技術が光るレストランでした。

本記事ではケンピンスキーバリの和食について解説します。

目次

居酒屋 by オクのポイント

ポイント
  1. アラカルトとセットメニューがあり迷ったら弁当スタイルのセットメニューがおすすめです
  2. 鹿児島の和牛、北海道のホタテ、稲庭うどんと日本から輸入した素材を使用しています
  3. ホテルのレストランらしく日本酒、ワインメニューも充実しています

前代未聞!お弁当からトリュフオイルが香る!

お昼時の店内、すでにお客さんが何組かいらっしゃいます。

テーブルセッティングは、真っ白なリネンに薄いピンクの糸で「奥」と刺繍された上品なナプキンが用意され、お箸にも「奥」のマークが入った和紙でカバーがされています。

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居酒屋と言いますが、やっぱり高級ホテルのレストランなので、この辺りは抜かりがないですね。

今日は日本人料理長の長谷川さんのおすすめで、奥 シグネチャー弁当(595,000ルピア)を頂きました。

料理長の長谷川さんは日本で和食を学んだ後、アメリカで長く日本食レストランで経験を積みバリ島へ来られたそうです。ご本人は「英語の喋れない日本人です」とちょっと笑顔ではにかむシャイで優しい方でした。

初めにMiso Soupとして、お味噌汁が出て来ました。レンゲが付いているのは、熱い飲み物を啜れない外国人客への配慮でしょうね。私もそれに倣ってレンゲで頂いてみると「おぉ!」。きちんと取られた良いお出汁が使ってあり、赤味噌仕立ての美味しいお味噌汁で驚きました。

続いて、三段重ねになった白木の重箱が運ばれて来て、スタッフさんが蓋を取って、テーブルにお重を並べてくれます。料理の盛り付けが華やかで思わずテンション上がります。

手前左:茶碗蒸し、唐揚げ、カラスミパスタ。右:トリュフ牛丼。奥:奥炙りと言われるサーモンの焼き物、隣は薬味のワサビとガリ。一番遠いお皿がデザートの水餅。

初めにパスタから召し上がって下さいとの事で、お箸でパスタを頂いてみると、エンジェルヘアと言う細いパスタに、トビッコ、イクラ、キャビアが乗って、ソースはなんとトリュフと昆布!

和食かと言われると違うような取り合わせですが、お蕎麦かな?と思わせるパスタの食感と昆布の旨み、トリュフの香りで、始めて食べる味ですが美味しいのです。

茶碗蒸しはお茶碗でなく、四角いお皿で蒸されているのでちょっと卵豆腐みたいですが、食べるとこちらもお出汁が効いてエビとシメジが入っててなんとも優しいお味です。

右のお皿に乗った黒い物体が、これは何?!と思って口に入れるとなんと鳥の唐揚げでした。黒い色は食用の炭が衣に混ぜてあるようで、日本には無い発想です。

そして牛丼は、厚切りにした牛肉のスライスがご飯の上に乗ってて、このお肉がなんとも柔らかい食感で美味!オーストラリア産の和牛を使っているそうですが、火の入れ方が絶妙です。温泉卵を崩して、甘辛いトリュフソースと絡めて食べると、ご飯にピッタリでなんとも贅沢な牛丼です。もちろんお米も美味しい!

サーモンの焼き物も、脂の乗ったサーモンで、縦型に巻いた鮭の上に乗ったスパイシーマヨソースが香ばしく炙られて、和食のテクニックを感じます。

Oku の料理は、きちんと、きちんとお出汁を取る和食の基本は押さえ、盛り付けも美しく、トリュフやパスタを使う斬新さもあり、最後まで楽しく美味しく頂きました。

あ、デザートの水餅もプルプルで口に入れるとスッと溶けていきます。美味しいお水を使ってあるんでしょうね。透明な水餅はピュアで最後に口の中がさっぱりしました。

料金が高いのは食材が良いからという真っ当な理由

Oku の店内は、どこからでもカウンターキッチンが見えるようになっていて、調理スタッフがキビキビと働く姿が見て取れます。カウンター席があるので、一人でしっぽりもOKですし、テーブル席も沢山あるので、ゆっくり会食するにもオススメです。

本店は、ジャカルタのケンピンスキーにある「奥ジャパニーズレストラン」で、バリ島はそのカジュアル版として居酒屋スタイルとなっています。

ランチからディナーまで、日本のお弁当にインスパイアされたユニークなBENTOや、お刺身、寿司、天ぷら、焼き鳥、ラーメン、うどん、丼と言ったアラカルト料理が色々あるので、お酒と一緒に楽しめます。

サーモンの照り焼き丼はご飯が焼飯になってて、こちらも美味しいです。

ヌサドゥアには和食レストランがあちこちにあり、料金は町中のレストランから比べると少々お高めだと思いますが、使ってある食材がかなり良い物で、ボリュームもあるので納得です。

普段、日本では手頃な居酒屋ばかりを利用するフラニーですが、バリ島の高級居酒屋には、色々な発見があり「こー来たか!」と、してやられた感でした(笑)。

サービススタッフのユニフォームもシックで素敵なデザインでした。

素材の味を大切にする「奥」の美味しい和食を頂き、改めて日本食の奥深さと発展を感じさせてもらいました。

バリ島でエスニックなスパイスに疲れた時は、ちょっとした非日常の「和食」を楽しみにケンピンスキーバリの居酒屋 by Oku で日本食はいかがでしょう?

ちなみにドレスコードはスマートカジュアルなので、それ程厳しくはありませんが、ランニングシャツ、サーフパンツ、水着、フリップフロップのサンダルはご注意下さい。

※料金は別途税サ21%加算。本記事は2023年7月現在。

基本情報

店名居酒屋 by 奥(オク) (ジ アプルヴァ ケンピンスキー バリ内)(Izakaya by Oku, The Apurva Kempinski Bali)
住所Jl. Raya Nusa Dua Selatan, Sawangan, Nusa Dua, Bali
TEL+62-361-2092288
URLhttps://www.kempinski.com/
営業時間12:00〜22:30
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