Grabって使えるの? おすすめのバリ島移動手段5つ

公共の交通網が発達していないバリ島では、島民の足は車やバイクが一般的です。

そのため旅行者にとっての、バリ島内の移動はカーチャータータクシーがメインでしたが、最近はライドシェアと言われる、スマホの配車アプリを使うグラブ(Grab)ゴジェック(Gojek)と言った、移動手段もポピュラーになりつつあります。

バリ島って電車や地下鉄は走ってるのかな?

海外でタクシーに乗るのってちょっと不安もあるよね

友達からGrabが安くてオススメって聞いたけど・・・

本記事ではバリ暦20年を超えたフラニーが、初めてバリ島へ行く方や、まだあまりバリ島の移動に慣れていない方のために、移動手段のメリット、デメリットを解説します。

目次

旅行者におすすめするバリ島内の移動手段

バリ島で旅行者がプライベートで移動する場合、タクシーやカーチャーターがありますが、その他、スマホの配車アプリやレンタルバイクがあります。詳しくみていきましょう。

1.タクシー

一般的に町中を移動するのに簡単なのは、やはりタクシーです。

バリ島のタクシーは意外に安くて初乗りは7,500ルピア(約70円)です。例えば、クタからスミニャックのビンタンスーパーマーケットに乗ると、だいたい50,000ルピア(約470円)前後なので、便利です。

一点、違法な白タクが法外な料金をふっかけてきたり、メーターが無いタクシーが客待ちしていることがあるので、注意しましょう。

マーニ

なおバリ島でよく見かけるブルーバードタクシーも、最近アプリ配車を始めました。利用した方に聞いたところ、タクシーが少ない場所に呼び出しできて便利だそうです。

2.タクシー配車アプリ (Grab、Gojek)

配車アプリタクシーとは、日本では馴染みが薄いですが、一般の人が自家用車を使って送迎してくれるライドシェアです。

バリ島では「グラブ(Grab)」「ゴジェック(Gojek)」と言うアプリがあり、現在、バリ島で多くの人が利用しています。

Grabのドライバーさん。きちんとマスクをして親切な方でした。

一番のメリットはなんと言っても価格が安いこと。スマホの画面で行き先を入力すると前もって値段が表示され、ドライバーを選ぶ事もでき、ボラれたりする事がありません。また事前登録しておけばカード決済出来るので、現金のやり取りも不要です。

タクシーが捕まらない場所でもアプリで簡単に呼べて、便利で安いのでフラニーもバリへ行くとガンガン使ってます(笑)。現在は、これまで使えなかったチャングーやウブドエリアも利用出来るようになって、とても便利でした。注意点としては、女性は夜中に一人で乗車しない等、海外旅行での基本的な注意点を踏まえて利用しましょう。

なお、アプリを使うには自分のスマホでインターネット通信ができることが必須です。自分のスマホが海外データ通信可能か、できない場合Wi-Fiルータを用意、またはインドネシアに対応したSIMカードが必要です。

フラニーは日本で楽天モバイルを使ってるのですが、楽天モバイルは海外で2Gまでデータ通信が無料です。出国前に簡単な事前設定が必要ですが、現地到着後すぐにスマホが使え、3泊5日くらいの旅行で、メール、Googleマップ、Google 翻訳、LINE、動画を多用しないSNS、Web閲覧程度であれば十分足ります。しかもRakuten Link通話アプリ同士なら、国際電話何時間でもかけ放題、さらに国際SMS送受信無料です。海外に行かれる方なら、楽天モバイルはおすすめです。

2024年1月、2月、実際にバリ島で楽天モバイルを使ってみたところ、クタやスミニャック、ヌサドゥアエリアは繋がりましたが、ウブドはちょっと繋がりにくい所もありました。

3.バイク配車アプリ

上記、グラブやゴジェックは、車の他にバイクが選択出来ます。バイクは車よりもさらに安く、近隣を一人でちょっと移動するなら100円も掛からないのが特徴です。

Gojekバイクの陽気なドライバーさん。緑色のジャンパーが特徴です。意外にも安全運転で送迎してくれるので安心でした。

デメリットとしては、二人乗りで道路を走るので危険が伴い、バイクに乗り慣れて無い人にはオススメしません。ドライバーは乗客ゲスト用のヘルメットを用意してあるので、必ず着用しておきましょう。

クタエリア内を徒歩10〜20分とか、暑くて歩きたくない時に便利です。また渋滞の激しいエリアでも裏道を走ってくれるので早く移動出来ます。ただ、やはりバイクは事故が多く危ないので、バイパスを走る等、長距離の移動には車を選びます。

マーニ

バイクは右側に激熱のマフラーがあり、必ず左側から乗り降りするのが基本です。知らないで右から乗ってたまに足を大火傷する旅行者がいるので、初心者には向いてません。

クタスクエアの渋滞の様子。グラブやゴジェックも見られます。

4.カーチャーター

バリ島の旅行会社が行う、ドライバー付きカーレンタルのようなもので、運転手付き専用車を決められた時間内、好きなところに移動できます。

主に日本人の旅行会社が行なっている所であれば、事前にネットで日本語で予約ができ、細かく行きたい場所や時間が指定出来ます。

通常は4人乗りのセダンですが、グループ旅行に対応した大型のバンもあります。タクシーだと渋滞にはまった時、青天井に料金が上がっていきますが、チャーターならそうした心配不要。また予定していた時間を超えても延長も可能で、とても便利です。

デメリットとしては、タクシーよりも料金が嵩む点ですが、日本語が通じて安心ですし、エアコン完備のきれいな車で移動できるし、割り勘にすればそれほど高くもありません

チェックインバリの送迎車、カーチャーターのおすすめポイント
  • インドネシア政府旅行行免許取得
  • 保険加入
  • 日本語を話すドライバー
  • 日本語ホットライン&現地日本人スタッフスタンバイ

と安心してご利用いただけます

▶︎ チェックインバリのカーチャーターを見る

5.レンタルバイク

バイクに乗れる人なら、バイクをレンタルするのも手です。町中にたくさんバイクを路上に置いてある所がレンタル屋さんで、クタやスミニャックエリアには多くあります。

料金は車種によりますが、だいたい1日、60,000〜100,000ルピアが相場で、一人で気ままにあちこち移動したい人には便利でしょう。

しかし、デメリットとして、旅行者用の運転免許は専門のエージェントを介さないといけないので、お金と時間がかかり、短期間の旅行には不向きです。また、バイクと引き換えにレンタル屋に保障として、パスポートを預けなければいけない場合もあります。ちなみにインドネシアは、国際免許協定に不加盟なので、国際免許を持っていても、事故をした場合保険がおりません

特にバリ島は運転マナーが悪く、急な車線変更、無理な追い越し、限度を超えたスピード等、日本に比べ現地の運転は非常に荒いので、要注意です。

大体、町中をバイクに乗っている外国人はほとんどが無免許と言っても良いでしょう。警察に捕まった場合、高額な罰金を取られる事もあるので、別の意味でも危険が伴います。

おすすめしない乗り物

使っている人はいるけれど、旅行者にはおすすめしない移動手段を挙げておきます。

  • バス:地元の人が乗る路線バスがあるにはありますが、旅行者にはインドネシ語が読めない、話せないと不向きで、遅いし時間がかかる。
  • 自転車:レンタル自転車は近場で乗るには安くて便利ですが、バリ島内は道が悪く、車も多く排気ガスがすごいし、長距離になると暑くて死にそうになります。
  • 水上ボートタクシー:道路が渋滞するので、最近南部海岸とチャングーを結ぶ水上ボートタクシーが出てきましたが、大きなスーツケースが運べなかったり、出発時刻も限定されています。
  • レンタカー:バイクのレンタルと同じで、国際免許があっても保険が降りないので要注意です。
  • 白タク:ぼったくられるだけ。乗らぬが吉。

シチュエーション別おすすめの移動手段

バリ島での移動手段が分かったところで、次に旅行者が移動するよくあるシチュエーションで、オススメの移動手段を説明してみましょう。

1.空港〜ホテル間の移動

空港からホテルの移動は、海外旅行やバリ島に慣れてる人であればタクシーやグラブが便利でしょう。深夜や早朝に到着する場合、人数や荷物が多い場合は、ホテルや旅行会社の送迎が安心です。特に、飛行機がディレイした場合、旅行会社の送迎であれば、変更された到着時刻にも対応するので安心です。

2.遠く離れた場所を何箇所も半日以上観光する

チェックインバリのお客さんのリクエストで最近多いのが、SNSで見た場所を指定しての観光です。インスタ映えするランプヤン寺院ウルワツで夕陽とケチャ、タナロット寺院テガラランのライステラス、ウブドでブランコに乗りたいと、その要望は様々です。

このケースの一押しはカーチャーターです。他のゲストと相乗りではなく、専用車なので自分たちの行きたい所だけをわがままに動けます。またチェックインバリの場合、予約担当スタッフはバリ島を知りつした在住日本人なので、行きたい所を効率良く回れるコースも提案するので安心です。

現地バリ人ドライバーもバリ島内移動のプロなので、渋滞を避け、場合によってはその場で、向かう順番を変えたりとうまくアレンジもしてくれます。

▶︎ チェックインバリのカーチャーターの予約はこちら

たまに現地で安くカーチャーターをしないかと声を掛けてくる無許可の現地人(白タク)もいますが、不要なお土産屋に立ち寄ったり、高額な商品を買わそうとするので、注意が必要です。

3.ウブド内を移動する

バリ島南部のビーチエリアではなく、最近は内陸に位置するウブドが人気です。

芸能や文化が盛んな村で、こじんまりしたストリートにオシャレな雑貨屋やカフェが建ち並び、世界中から多くの観光客が集まるエリアです。

ウブド中心内を散歩するのは1時間前後もあれば十分ですが、実はここに落とし穴が!行きたいお店が意外に離れていたり、炎天下を徒歩移動するのは、結構疲れ、なんとウブド内にはタクシーが走っていません。

現在ウブドで使えるのがGrab、Gojekのライドシェアアプリです。また期間限定だったトヨタモビリティのスマートシャトル@ウブドが、2024年以降も乗れるようになるようです。

なお、SNSで話題のバリ スイング(巨大ブランコ)、テガラランのライステラス、有名寺院等の観光名所は、ウブド中心から離れているので、車でないと行く事は出来ません

ウブドは南部エリアから1時間以上かかり、ウブド市内で使える移動手段が限られることから、宿泊せずに観光でウブド内を移動するなら、自分の行きたい所へピンポイントで連れて行ってくれるカーチャーターをはじめから利用するのがおすすめです。

▶︎ チェックインバリのカーチャーターの予約はこちら

ウブドのモンキーフォレストからウブド王宮まで、結構な坂道で自転車や徒歩はかなりキツイので、歩く場合は北から南へと移動するのがオススメです。

4.ホテルへの移動中、コンビニに立ち寄る

バリ島で2箇所、または何箇所かのホテルに泊まる場合は、ホテル間の送迎が必要になります。ヌサドゥアからスミニャックへ、クタからウブドへ等、楽なのは宿泊しているホテル送迎を利用する事です。

ただホテルカーはそれなりに高いので、安く移動するならばタクシーやグラブ、ゴジェックがオススメです。

いずれの場合も、5分くらいのコンビニに立ち寄るのは可能なので、ドライバーに伝えると良いでしょう。ただ、複数回あちこち止まったり、長い買い物の場合は追加料金が加算される場合もあります。

尚、チェックインバリのホテル間送迎であれば、15分以内の立ち寄りは可能です。

▶︎ チェックインバリのホテル間送迎はこちら

5.スパを受けた後、直接空港へ行く

バリ島最終日、空港へ行くタクシー代を浮かせたい場合は、スパの送迎を利用するのも手です。

たいていのスパがホテルまでお迎えに来て、スパを受けた後は空港まで送ってくれます。利用するスパの料金、またエリアによって無料のところと有料のところがあるので、予約時に確認しましょう。

たとえば、スパを受ける前にクタやスミニャックで買い物をしたい場合は、同エリアのスパを予約して、お迎えに来てもらい、スーツケースごとスパへ移動し、荷物をスパへ預けてから外出する事も可能です。

▶︎ 空港送迎可能なスパをチェックする

6.SNSで見つけたビーチクラブ、レストランで食事後、ホテルへ帰る

エリアにもよりますが、行きたいレストランやビーチクラブが近い場合は、タクシー、グラブを使えば良いでしょう。旅行者が行くレストランはWi-Fiがあるので、帰りもアプリを使って車を呼べば良いし、町中のレストランならばタクシーもたくさん走っています。

スミニャックのオンザビーチで人気のイタリアン「ラ ルッチオーラ」。

もし、タクシーが少ないエリアのレストランの場合は、レストランのスタッフに頼むとメータータクシーも呼んでくれますが、エリアによってはタクシーが呼べない場合もあるので、帰りの足は調べてから行くようにしましょう。

7.タクシーが全く通らない場所に行って帰る

最近話題のチャングー、またウブド等、タクシーが居ないエリアへ行く場合は、カーチャーターがオススメです。

チャングーはグラブ、ゴジェックの立ち入りも禁止されているので、移動手段を確保してから向かいましょう。特に陽が落ちてからの暗くなっての移動は危ないので注意が必要です。

8.深夜に移動する

バリ島は、繁華街から離れたエリアは深夜になると流しのタクシーが減ってしまい、白タクが増えます。道路も街灯が少なく暗いので、土地勘のない場所を深夜に移動するのは避けるのが賢明です。

どうしても必要な場合は、ホテルの車カーチャーターを予約しておくのが安心です。グラブやゴジェックもありますが、女性一人で利用するのはやはりオススメしません。

メインはタクシー、長距離はカーチャーター、スマホが使えるなら配車アプリを使い分け

まとめると半日観光や長距離の移動はカーチャーター、ちょっとした移動ならタクシー、もしくはアプリが使えるならグラブゴジェックを併用するのがおすすめです。

このページのまとめ

移動は時間と料金が肝なので、旅行者の場合は、少し高くても短時間で早く移動出来る方が、結局時間を有効に使えます。安いからと安易に白タクや知らないドライバーを使う場合は、くれぐれもご注意を。価格だけでなく、安心はお金で買うものと思って、楽しく安全なバリ旅行にしてください。


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