バビグリンと言うと、ウブドのイブオカが有名ですが、スミニャックでいつも混雑している店が、この「ワルン バビ グリン パッ マレン」です。
パッはおじさん、マレンは名前なのでマレンおじさんの店と言う感じで、イブオカのオカおばさんの店と対抗しているのでしょうか?(笑)
ワルン バビ グリン パッ マレンのポイント
- スミニャックでお昼時は地元の人たちで満席になるバビグリンの食堂です
- メニューはご飯と豚料理1品です
- けっこう辛いです
バビグリンってどんな料理?
バビグリンはバビ(豚)、グリン(焼く)と言う意味で、バリの伝統的なお祝いの席で振る舞われる、豚の丸焼き料理です。
しかしこれが、単に豚を丸焼きにするだけでなく、出来上がりまでに実に手間のかかる料理です。
まず豚は生きている豚を絞めて、血抜きし内臓も全部取り出してきれいに洗って部位毎に取り分けます。豚の血は腸に詰められソーセージになり、ターメリック、ニンニク、ショウガ、チリ、レモングラスなどのハーブなどの薬味を混ぜた物と合わせて、再びお腹へ詰めてから丸焼きされます。この時、豚の血はココナッツやハーブと混ぜ合わせてラワールと言う和え物にする所もあります。
そして焼く時は炭火で中までまんべんなく火が通るように、グルグルと回転させつつ、ココナッツオイルを全体に何度も塗って焼かれるので、皮はパリパリ!に仕上がります。バリの人達は特にこの皮と脂身が大好きです。
丸焼きされたバビグリンは、皮、身、内臓とそれぞれのパーツ毎に分けられ、オーダーが通る毎にそれらの部分を少しずつ、盛りつけた物が出て来ます。
パッ マレンはブンクス(持ち帰り)する人も多いので、スタッフのイブ達が常に盛り付けに追われており大忙しです。
バビグリンを注文してみよう
メニューはスペシャルとノーマルの2種類があり、バビグリン スペシャルはご飯と豚料理が別々に出て来て、40,000ルピアでした。
また、ノーマルはご飯の上に豚が盛りつけられて、20,000ルピアでした。いずれもスープが付いて来ます。
お味は豚肉のサテ、焼いた豚肉、ソーセージと色々な豚肉の部位が入ってて、一口食べる度に口の中でお肉の旨みが広がります。
また、添えられたサンバルがかなりの辛さで、容赦ない辛みが頭のてっぺんを貫く感じ(笑)。そしてこの辛みが旨い!レモングラスの効いたラワールもバリウマでした。
イブオカ程、油っこくもないので私的にはすごくお気に入りのバビグリンになりました。
飲み物は冷蔵庫に入っているアクアやテ ボトルなどは、注文も出来るし自分で取っても大丈夫です。後で清算の時にまとめて支払いします。
またパッマレンでは、エスジュルと言うみかんを絞ったみかんジュースが人気のようですが、氷に不安がある方はボトルの水とかジュースにしておいた方が無難でしょう。
お店はローカルで雑多なので潔癖症の人には厳しいかも(笑)ですが、現地の食事を食べてみたい方で、スミニャック辺りでバビグリンが食べたくなったら直行すべし!
※料金は税サ込み。本記事は2013年10月現在。
基本情報
店名 | ワルン バビ グリン パッ マレン (Warung Babi Guling Pak Malen) |
住所 | Jl. Sunset Road No.554, Seminyak, Bali |
TEL | +62-851-0045-2968 |
URL | |
営業時間 | 09:00〜18:00(売り切れたら閉店) |