「バリ島 直行便」と検索すると、出てくるのは成田発の1便だけです。大阪や福岡にお住まいの方は、「乗り継ぎしか選択肢がないのか」「乗り継ぎだと何時間かかるのか」と不安になるはずです。
結論からお伝えすると、日本からバリ島への直行便はガルーダ・インドネシア航空の成田線1日1便のみです(2026年8月時点)。ただ、乗り継ぎは想像よりずっと快適で、経由地さえ正しく選べば日本を出た当日中にバリ島のホテルへチェックインできます。逆に、経由地を間違えると途中で1泊が必要になります。分かれ目は「経由地を出るバリ行き最終便の時刻」。意外と知られていないポイントです。
記事では、バリ島歴20年以上のマーニが、2026年8月時点の時刻表をもとに出発地別(東京・大阪・名古屋・福岡・地方都市)の行き方と乗り継ぎ9ルートの比較を解説します。航空ダイヤは3月末と10月末の年2回改定されるため、予約前には必ず最新の時刻をご確認ください。
- 直行便はガルーダ・インドネシア航空の成田発1日1便のみ(2026年8月時点)
- 乗り継ぎはシンガポール経由・クアラルンプール経由なら当日中にバリ島へ到着できる
- 帰国便は深夜発が中心。最終日の過ごし方まで決めておくと旅の満足度が大きく変わる
まず結論。バリ島への行き方と飛行時間の早見表
日本とバリ島の時差は1時間(バリ島が1時間遅れ)です。直行便の飛行時間は約7時間。乗り継ぎ便は経由地での待ち時間を含めて約10〜13時間が目安になります。「乗り継ぎ=丸1日つぶれる」と思われがちですが、朝に日本を出発すればバリ島到着は同日の夜。ディナーには間に合いませんが、翌朝から丸ごと動ける計算です。
| 行き方 | 所要時間の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 直行便(成田発ガルーダ) | 約7時間 | 最速。ただし成田発のみで料金は高め |
| シンガポール経由 | 約10〜13時間 | 便数最多で遅延に強い。全国の空港から使える |
| クアラルンプール経由 | 約11〜14時間 | 料金が安い。LCC組み合わせで最安圏 |
| ソウル・マニラ・広州経由 | 約12〜15時間 | 夕方〜深夜にバリ島着。マイル派・価格重視派の選択肢 |
| バンコク・香港・台北・ホーチミン経由 | ルートによる | 当日乗り継ぎに制約あり(後述の比較表を参照) |
「最速で行きたいなら直行便、選択肢の広さと安さなら乗り継ぎ」が基本の判断軸です。順番に中身を見ていきます。

直行便の実態。ガルーダ・インドネシア航空の成田線1日1便
2026年8月時点、日本〜バリ島(デンパサール)の直行便はガルーダ・インドネシア航空(Garuda Indonesia)が毎日運航する成田線だけです。行きのGA881便は成田を午前11時に出発し、デンパサール国際空港に夕方17時半ごろ到着。帰りのGA880便はデンパサールを深夜0時25分に出発し、成田に朝8時50分に到着します。到着日の夕方からプールサイドで一杯、という流れが組めるのは直行便ならではの贅沢です。

気をつけたいのが「JALの直行便」という誤解です。検索サイトにはJL5013/JL5014という便名が表示されますが、実体はガルーダ運航機のコードシェア(共同運航)で、JAL自社の機材がバリ島へ飛んでいるわけではありません。JALとガルーダは2025年4月から共同事業を開始しており、JAL便名で購入してもガルーダ機に搭乗します。逆にANAとガルーダのマイレージ提携は2025年3月で終了しました。ANAマイルを貯めている方は、シンガポール航空などスターアライアンス経由の乗り継ぎが候補になります。

なお、関西空港発の直行便は2020年3月から運休したままで、再開の公式発表はありません(2026年8月時点)。大阪発の方の行き方は後半の出発地別セクションで詳しく解説します。

もう一点、帰国便の「深夜0時25分発」は覚えておいてください。バリ島最終日をどう過ごすかという、旅行者全員に共通する宿題が生まれるからです。答えは記事の終盤でお伝えします。
乗り継ぎはどの都市経由が正解? 9ルートを「当日接続」で比較
乗り継ぎルート選びで見るべき数字は、料金よりも先に「経由地を出るバリ行き最終便の時刻」です。バリ行きの便が夜まである都市なら、日本からの昼便で余裕を持って繋がります。逆に、バリ行きが午前中で終わってしまう都市では、日本を朝出ても間に合わず、経由地で1泊が必要になります。2026年8月時点の時刻表で9都市を検証した結果が下の表です(クアラルンプール発の便は2026年9月時点の時刻に更新しています)。
| 経由地 | バリ行きの便 | 当日乗り継ぎ | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| シンガポール | 1日14便以上(6:20〜21:35) | ◎ 余裕で成立 | 初めての乗り継ぎ、全国どの空港からでも |
| クアラルンプール | 1日約11便(7:45〜18:35発) | ○ 午前発なら成立 | 料金重視、福岡発 |
| ソウル(仁川) | 夕方発あり(17:45、18:00) | ◎ 昼の日本発で成立 | 大韓航空マイル派、地方空港発 |
| マニラ | 夜発あり(20:00) | ○ 昼までの日本発で成立 | フィリピン航空利用者 |
| 広州 | 夕方発あり(18:30ごろ) | ○ 羽田10:45発で成立 | 価格最重視 |
| バンコク | 午前のみ(最終12:40) | △ 羽田深夜便のみ可 | 復路利用、タイ好き |
| 香港 | 1日3便前後(最終12:35) | △ 成田朝8時発のみ可 | キャセイのマイル利用者 |
| 台北 | 午前のみ(9:10、10:10) | ✕ 台北1泊が前提 | 台湾+バリの2都市周遊 |
| ホーチミン | 早朝のみ(7:00〜9:45) | △ 羽田深夜2時発なら可 | 最安圏狙い、ベトナム周遊 |
シンガポール経由が王道と言われる理由は、便数の圧倒的な厚みにあります。シンガポール〜バリ島はシンガポール航空(Singapore Airlines)だけで1日6便前後、LCCのスクート(Scoot)を含めると1日14〜17便。仮に日本発の便が遅れても、次の便に振り替えやすい構造です。乗り継ぎに不慣れな方、子供連れの方には、シンガポール経由を最初におすすめします。

クアラルンプール経由は安さで選ぶルートです。マレーシア航空(Malaysia Airlines)、バティック・エア、エアアジアの3社が競合していて運賃が崩れやすく、バリ行きは1日11便前後あります。ただし最終便は18時35分発(バリ島21時30分ごろ着)で、夜まで便が残るシンガポールより3時間ほど早く終わります。日本を午前中に出て夕方までにクアラルンプールへ着く便を選べば当日中にバリ島へ入れますが、夜到着の便では翌朝まで待つ形になります。

2026年9月2日には、マレーシア航空が福岡〜クアラルンプール線を週5便で再開しました。東京、大阪に次ぐ3番目の日本路線です。さらに同月、大手旅行会社とマレーシア航空が戦略的パートナーシップを締結し、重点的に送客する路線のひとつとしてデンパサール(バリ島)を挙げています。成田・関西・福岡発でクアラルンプール以遠を含む商品が展開される予定で、バリ島行きの選択肢は今後さらに増えそうです。福岡発の具体的な組み方は、後半の出発地別セクションで解説します。
ソウル(仁川)経由は見落とされがちですが、実は当日接続が成立する優秀なルートです。大韓航空(Korean Air)が仁川17時45分発→バリ島23時35分着、LCCのティーウェイ航空が仁川18時発→23時50分着を運航しており、昼過ぎに日本を出発しても当日深夜にはバリ島へ着けます。韓国旅行で大韓航空のマイルを貯めている方にとっては、貯まったスカイパスマイルの気持ちいい使い道になります。帰りも深夜1時20分にバリ島を出て仁川で朝乗り継ぎ、昼前に日本着という流れが組めます。

マニラ経由はフィリピン航空(Philippine Airlines)がマニラ20時発→バリ島23時55分着を運航しています。成田・羽田・関空・中部・福岡と日本側の就航都市が広いため、昼までにマニラへ入れば当日夜にバリ島到着。LCCのセブパシフィック航空はマニラ深夜3時45分発→バリ島朝7時50分着という便で、マニラの空港で夜を明かす体力さえあれば最安圏を狙えます。


広州経由の中国南方航空(China Southern Airlines)も、羽田10時45分発→広州14時30分着→夕方の便でバリ島23時40分ごろ着という当日ルートが組め、セール時の安さは9ルートの中でも目を引きます。通し予約で24時間以内に国際線へ乗り継ぐ場合、中国のビザは不要です(2026年8月時点)。

バンコク経由は、行きと帰りで使いやすさが逆転する珍しいルートです。。バンコクを出るバリ行きは全便が午前中(スワンナプーム発9:35と12:40、ドンムアン発6:20と6:50)なので、往路の当日接続は羽田0時台発の深夜便を使う場合に限られます。一方で復路は、バリ島を夕方16時55分または19時に出てバンコクに夜到着し、深夜0時台発の日本行きに乗り継いで朝帰国、という美しい流れが組めます。「行きはシンガポール、帰りはバンコク」という組み合わせも設計次第で可能です。
香港経由はキャセイパシフィック航空(Cathay Pacific)のマイルを貯めている方向けの選択肢です。香港発のバリ行きは最終が12時35分と早いため、日本を朝8時に出発する便に限って当日接続が成立します。余裕を持ちたいなら、夜に日本を出て香港で仮眠し、翌朝のバリ行きに乗るほうが安全です。

台北経由は2026年10月1日からスターラックス航空が新たにバリ線を開設する注目ルートですが、バリ行きが午前発のため日本からの当日接続は成立せず、台北1泊が前提です。裏を返せば「台湾グルメ+バリ島」の2都市周遊が1回の旅で楽しめるということでもあります。

ホーチミン経由は日中の便だけを見ると当日接続が組めませんが、抜け道があります。ベトジェットエア(Vietjet Air)の羽田深夜2時発ホーチミン行き(朝6時10分着)から、朝のバリ行き(7時〜9時45分の間に4便前後)へ乗り継ぐ形です。出発当日の昼過ぎにバリ島へ着き、機内泊で宿代も浮く夜行ルートで、全区間をベトジェットの通し予約にできます。ただし遅延が多めの航空会社なので、乗り継ぎ時間に余裕のある後続便を選んでください。

各ルートの実際の運賃は日々変動します。出発地と日程を入れて横並びで比べたい方は、Trip.comのバリ島行き航空券検索で乗り継ぎ便を含めた最新価格を確認してみてください。
東京(成田・羽田)からバリ島へ
東京発は選択肢がもっとも豊富です。時間を最優先するなら成田発のガルーダ直行便。料金と時間のバランスなら、成田・羽田ともに毎日複数便が飛ぶシンガポール経由が本命です。朝〜昼に東京を出発し、シンガポールで2〜3時間の乗り継ぎ、バリ島には夜到着というのが標準形になります。チャンギ空港は乗り継ぎ客向けの設備が世界トップクラスで、待ち時間さえ楽しめてしまうのが強みです。

シンガポール航空での乗り継ぎ手順は、搭乗記として別記事に詳しくまとめています。乗り継ぎが初めての方は、出発前に一読しておくと空港で迷いません。

変化球として、羽田0時台発のバンコク行き深夜便で早朝にバンコク入りし、9時35分発のタイ国際航空でバリ島へ昼過ぎに到着するルートもあります。機内泊で1泊分の宿代が浮き、バリ島到着後に半日動ける上級者向けの組み方です。
大阪・関西からバリ島へ
関西空港からバリ島への直行便は2020年3月を最後に運休が続いており、再開は発表されていません。「大阪からは行きにくい」と思われがちですが、実際には関空発でも当日中にバリ島のホテルへチェックインできます。鍵になるのは、やはりバリ行きが夜まで飛んでいるシンガポール経由とクアラルンプール経由です。

関空からシンガポールへは複数の航空会社が運航しており、午前〜昼の便でシンガポール入りすれば、夕方以降のバリ行きに無理なく接続できます。

クアラルンプール経由はLCCの組み合わせで関空発の最安値圏を狙えるルートです。関空発マニラ行きは午後の便があるため、フィリピン航空でマニラ乗り継ぎという選択肢も現実的です。
気をつけたいのが台北経由です。関空から台北へは直行便があり距離も近いので早く着きそうに思えますが、台北発のバリ行きは午前中に出てしまうため、関空から乗り継いでも間に合いません。台北で1泊する前提になります。
関空発の4ルートについて、便名と時刻まで踏み込んだ専用記事を用意しました。大阪から出発する方は、あわせてご覧ください。

名古屋(中部)からバリ島へ
中部国際空港セントレアからも、軸になるのはシンガポール経由です。シンガポール航空が中部〜シンガポール線を運航しており、昼までにシンガポールへ着く便を選べば、夕方以降のバリ行きに接続して当日夜にバリ島到着というスケジュールが組めます。往復の航空券が乗り継ぎ便で8万円台から見つかる時期もあり、成田までの国内移動費を考えると、名古屋の方は中部発で完結させるほうが総額で得になるケースが少なくありません。中部発はフィリピン航空・セブパシフィック航空のマニラ線もあり、価格重視ならマニラ経由も比較対象に入れてみてください。

福岡からバリ島へ
福岡空港はアジア主要都市への直行便が充実しているため、「福岡→アジアのハブ→バリ島」という組み方が自然にできます。当日中にバリ島へ着きたい場合の本命はシンガポール経由、次点がソウル経由とマニラ経由です。福岡〜仁川は1日複数便あり、仁川17時45分発の大韓航空に乗り継げば当日深夜にバリ島へ到着します。逆に台北・香港・バンコクはバリ行きが午前中に終わってしまうため、当日接続には向きません。九州・中国地方にお住まいの方は、成田経由で直行便に乗るより、福岡発の乗り継ぎのほうが体力的にも金額的にも楽なことが多いはずです。

福岡〜クアラルンプール線が約20年ぶりに再開
2026年9月2日、マレーシア航空が福岡〜クアラルンプール線を週5便で再開しました。約20年ぶりの復活で、東京、大阪に次ぐ3番目の日本路線になります。機材はボーイング737-8。福岡発のMH0057便は10時00分発・15時45分着(月・火・木・土・日)、クアラルンプール発のMH0056便は23時45分発・翌朝7時05分の福岡着(月・水・金・土・日)です。あわせて大手旅行会社がマレーシア航空と戦略的パートナーシップを結び、成田・関西・福岡発でバリ島を含むクアラルンプール以遠の商品を展開すると発表しました。
ただし往路には注意点があります。クアラルンプールを出るバリ行きは最終便が18時35分発。福岡発の便が着くのは15時45分ですが、マレーシア航空自社のバリ行き最終便は15時10分発のため、通し予約では当日中のバリ島着を組めません。無理のない形は、クアラルンプールで1泊して翌朝9時発の便に乗り、昼過ぎにバリ島着という2日がかりの旅程です。別切符でエアアジアの18時35分発に乗り継ぐ手もありますが、荷物をいったん受け取り、ターミナル1からターミナル2へ移動する必要があり、遅延で乗り遅れても振り替えは自己負担になります。福岡発で当日中にバリ島のホテルへ入りたい方は、引き続きシンガポール経由が安全な選択です。
一方、復路はクアラルンプール経由が強いです。バリ島16時25分発のマレーシア航空でクアラルンプールへ渡り、23時45分発の福岡行きに乗り継げば、翌朝7時05分に福岡着。バリ島の最終日をまるまる1日使ってから、機内で眠って帰る流れが組めます。バリ島19時20分発の便でも接続はしますが、乗り継ぎ時間が1時間20分ほどと短いため、余裕を見るなら夕方の便を選んでください。「行きはシンガポール、帰りはクアラルンプール」という組み合わせも、福岡発なら現実的な選択肢になります。
札幌・沖縄ほか、地方都市からバリ島へ
直行便も国際ハブへの便も限られる都市からは、大きく2つの考え方があります。1つめは国内線で成田・羽田へ出て、ガルーダ直行便か東京発の乗り継ぎ便に接続する方法。ガルーダ直行便は成田11時発なので、当日朝の国内線からでも接続できる都市が多く、荷物の預け直しの有無だけ予約時に確認しておけば安心です。

2つめは、地方空港から直行便が豊富なソウル(仁川)経由です。札幌・仙台・広島・那覇など多くの地方空港から仁川行きが毎日飛んでおり、仁川17時45分発の大韓航空か18時発のティーウェイ航空に乗り継げば、成田まで出なくても当日深夜にバリ島へ到着できます。地方在住で大韓航空のマイルをお持ちの方には、いちばん覚えておいてほしいルートです。一方、台北経由はバリ行きが午前中に出てしまうため、当面は1泊前提の周遊プラン向きと考えてください。
なお、ベトナム航空が新千歳発着の定期便開設に向けて2026年3月にチャーター便を運航するなど、地方空港と東南アジアを結ぶ動きは増えています。地方発の選択肢は年々広がる方向なので、半年後には状況が変わっている可能性があります。
乗り継ぎ便を予約するときの3つの注意点
ルートが決まったら、予約の仕方でひとつだけ大きな分かれ道があります。「通し予約」か「別切符」かです。同じ航空会社や提携会社で目的地まで通しで予約すれば、前の便が遅れて乗り継ぎに失敗しても、航空会社の責任で次の便に振り替えてもらえます。一方、日本〜経由地と経由地〜バリ島を別々の予約で安く組んだ場合、乗り遅れは自己責任。買い直しの出費で「安く買ったはずが直行便より高くついた」という逆転が起きます。LCCを組み合わせて別切符にするなら、乗り継ぎ時間は最低でも3〜4時間、できれば経由地1泊分の余裕を見てください。

2つめは空港の取り違えです。バンコクにはスワンナプーム空港とドンムアン空港の2つがあり、タイ国際航空のバリ行きは前者、エアアジアやライオン・エア系は後者から出発します。空港間の移動には渋滞込みで1時間以上かかるため、「バンコク経由」とだけ確認して予約すると、当日に空港を間違える事故が起こり得ます。東京の成田と羽田の関係と同じ、と覚えておくと間違えません。
3つめはスーツケースの扱いです。通し予約なら荷物は最終目的地のバリ島まで自動で運ばれるのが基本ですが、別切符では経由地でいったん受け取り、入国して預け直す作業が発生します。乗り継ぎ時間の計算が大きく変わる要素なので、予約前に「荷物はスルーか」を必ず確認してください。


2026年〜2027年の新しい動き
バリ島路線は今、数年ぶりに動きが活発です。予約のタイミングに関わる4つのニュースを押さえておきましょう。
1. マレーシア航空が福岡〜クアラルンプール線を再開(2026年9月2日)。約20年ぶりの復活で、週5便の運航。東京、大阪に次ぐ3番目の日本路線です。同月にはエイチ・アイ・エス(HIS)とマレーシア航空が戦略的パートナーシップを締結し、クアラルンプール経由で重点的に送客する路線としてデンパサール(バリ島)を明示しました。クアラルンプール以遠は燃油サーチャージが比較的抑えられている点も、マレーシア航空側の強みとして挙げられています。九州発の乗り継ぎ先が1つ増えた一方、往路の当日接続には前述の制約があるため、旅程は復路から組み立てるのがコツです。
2. スターラックス航空が台北〜バリ島線を新規開設(2026年10月1日)。台湾の新興フルサービスキャリアであるスターラックス航空(STARLUX Airlines)が、台北〜デンパサール線を週5便で開設します。台北10時10分発、バリ島15時40分着。日本各地から台北への路線網を持つ会社なので、「日本各地→台北→バリ」が1社で完結するようになります。前述のとおり台北1泊が前提ですが、行きに台北の夜市、帰りに小籠包を挟む旅程は、乗り継ぎというより2都市周遊の楽しみ方です。
3. JAL・ANAの燃油サーチャージが2026年9月発券分から引き下げ。JALとANAは、2026年9月1日以降に発券する航空券の燃油サーチャージを引き下げます。燃油サーチャージは搭乗日ではなく発券日で決まるため、JAL・ANAの航空券で東南アジアのハブまで飛んで乗り継ぐ予定なら、年末年始や春休みの旅行でも9月以降に発券したほうが得になります。ただし引き下げの対象はJAL・ANAが発券する航空券だけです。バリ島行きで利用の多いガルーダ・インドネシア航空やマレーシア航空は各社が独自に燃油サーチャージを決めており、シンガポール航空はそもそも燃油サーチャージを課していません。外国の航空会社で行く方は発券を待つ理由にならないので、従来どおり早めの確保が正解です。安く買う時期の考え方は、相場解説の記事に詳しくまとめています。
4. バリ島北部に新空港をつくる計画が進行中。バリ州北部のブレレン県沖に、インドネシア初の海上空港「北バリ国際空港」を建設する構想が動いています。実現すればロヴィナやムンドゥックなど北部エリアへのアクセスが一変しますが、完成までには年単位の時間がかかる中長期の話です。既存のデンパサール国際空港が処理能力の上限に近づいている、という背景だけ頭の片隅に置いておけば十分です。
バリ島到着後の移動と、帰国日の過ごし方
行き方が決まったら、あと2つだけ決めておきたいことがあります。1つめは空港からホテルまでの移動です。乗り継ぎ便のバリ島到着は夜、直行便でも夕方着。暗くなってから慣れない空港で配車アプリと格闘するより、日本語で事前手配できる送迎車を予約しておくほうが、初日の体力を残せます。送迎とカーチャーターの選び方は別記事で詳しく解説しています。
2つめは、記事の前半で予告した最終日の宿題です。ガルーダ直行便もアジア各都市への夜便も、バリ島出発は深夜〜夜。つまりホテルのチェックアウトから搭乗まで半日以上の空白が生まれます。裏を返せば、帰国日なのに最終日が丸ごと1日使えるということ。デイユースのホテルで夕方までプールに浸かり、日暮れにスパで旅の疲れをほどいてから空港へ向かうと、機内ではぐっすり眠れて、翌朝には気持ちよく日常へ戻れます。旅の締めくくりが慌ただしい移動ではなく「ご褒美の半日」になる――バリ島の深夜便には、そういう使い方があります。

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バリ島の飛行機についてよくある質問
最後に、買い時の目安をひとつ。燃油サーチャージが下がる2026年9月以降の発券と、ダイヤ改定(3月末・10月末)直後の時刻確認、2点を押さえておけば大きな失敗はありません。具体的な運賃は日々変わるため、Trip.comの航空券検索で出発地からの最新価格を見比べつつ、バリ島側のホテル・送迎・スパはチェックインバリでまとめて押さえる、という順番で準備を進めてみてください。


