バリ島へSQで行く〜シンガポール航空搭乗記

2023年7月、ようやく海外旅行のハードルも下がってバリ島へ行く事が決まりました。

今回はシンガポールエアライン(SQ)を使って、シンガポールのチャンギ空港で乗り継ぎ、バリ島へ向かうルートです。

本記事では、SQの航空券の目安料金、シンガポールでの乗り継ぎのポイント、SQの機内食やサービス、またチャンギ エアポートのちょっとした新名所も紹介します。

目次

バリ島へ行くのにシンガポールエアラインを選んだ一番の理由は運賃でした

今回バリ島へ行く航空会社をどこにするかを選ぶに当たり、まずは料金でした。直行便のガルーダインドネシア航空は一番楽なんですが、購入時の5月頃は、ガルーダの直行便が10万円超えで、燃油サーチャージも入れると12万くらいと結構高い!

そこで直行便ではなく経由便のフライトを考え、まずシンガポールエアラインの価格を調べました。

なぜ、シンガポールエアラインを最初に調べたかと言うと、

  • 過去に自身が乗ってディレイした事がほとんどない
  • 東京〜シンガポール〜バリ島のフライトの本数が多い
  • トランジットの待ち時間が少ない
  • チャンギ空港は手持ちのプライオリティパスでラウンジが使える

と言う安心材料が多かったからです。

シンガポール航空オフィシャルより

シンガポール航空のデイフライトスケジュールは体が楽!

シンガポール航空を使い、日本からからシンガポールを経由しバリ島を飛ぶ路線は複数ありますが、今回フラニーが選んだのは以下のスケジュールです。

【行き】

SQ631 羽田09:10発 シンガポール15:15着
SQ946 シンガポール17:50発 デンパサール20:50着

【帰り】

SQ949 デンパサール07:20発 シンガポール10:00着
SQ634 シンガポール13:55発 羽田21:50着

料金は、エコノミーシートで基本が6万円くらいとリーズナブル。このスケジュールが一番安かったです。

ちなみにシンガポールエアラインのオフィシャルサイトで購入しましたが、コロナ前と航空券の予約の仕方が、すっかり変わっててちょっとびっくり。基本のシート料金に、保険、シート指定、日程変更、荷物料金等がオプションとして、1フライト毎に選べ、課金されるようになっていました。

私は、保険、シート指定可、日程変更可を追加したので、それらの価格もプラスして、合計で往復81,650円でした。

最近の羽田発、シンガポール経由、バリ島行きのフライト例

他の航空会社ももちろん調べましたが、乗り継ぎの時間や価格を考えると意外に高く、SQはフライト時間が少し伸びるもののその分安くなり、このお値段に文句はありません(笑)

また、私は横浜在住なので、成田まで行く事を考えるとガルーダは直行だけど往復に時間もかかり、羽田は自宅から近く交通費も安い。

おまけに機内でほぼ眠れないタイプなので、到着してホテルで、帰国して自分のベッドで寝れるデイフライトは、疲れないのでベストでした。

まずは羽田空港からシンガポールのチャンギ空港へ飛びます

行きは朝9時10分のフライトだったので、早起きして7時には羽田空港国際線に到着しました。朝早いと言うのに、空港ロビーは、すでに大勢の人でごった返してて、賑やか!久しぶりの海外旅行で私のテンションも意味不明に上がります(笑)。

まずは、シンガポール航空のチェックインカウンターをインフォメーションボードで探して、「A」のブースへ向かい、SQのカウンターでチェックインしましょう。

チェックインはウェブチェックインをしていたので、専用の列がありそこに並びました。ほどなくすると順番が来て、パスポートを提出し、荷物のスーツケースを預けてスムーズにチェックインは完了しました。

実は私は羽田からシンガポールは有料で通路側の座席指定をしていたのですが、シンガポールからバリ島は近いから席のオプションは付けていませんでした。すると係の人が「シンガポールからバリ島も通路側のシートでお取りしておきますね」と言ってくれ、これには感謝でした!

そして預けたスーツケースは、「最終目的地のバリ島で受け取りになります」と、こちらも親切に説明があり、荷物のバーコードが付いたレシートも手渡してくれます。バリ島までは同じシンガポール航空なので、チャンギ空港の乗り継ぎではスーツケースを持たなくてよいので楽ですよね。

チェックインが完了したら、次に出発ゲートへ向かいます。この出国ゲート前の保安検査場が混んでて20分くらい待ちました。早朝でこんな感じなので、空港へは早めに行く事をオススメします。

手荷物検査を抜けると、イミグレーションです。ここは無人ゲート化されていて、順番にゲートに入り、パスポートの顔写真のページを指定の読み取り機に乗せると、自動的に目の前のカメラで顔認証がされ、合致が確認されるとゲートが開き、出国OK!と、とても簡単になっていました。昔みたいに指紋認証とかも無くなっててホッ(乾燥肌なので指紋認証がなかなかされない)。

搭乗ゲートがたくさんありますが、インフォメーションボードがあるので迷いません。

羽田国際線ターミナルは、お店も増えてショップ、レストランも色々あり、外国人旅行者でごった返してました。

特にDFSは最後に日本土産を買う人がレジで大行列してて、かなり時間がかかりそうでしたよ。

私はバリ島のお友達にちょっとお菓子を買いたかったので、空いてるANAのショップでお抹茶を使ったクッキーを買いましたが、バリ人にもお抹茶は人気です。

さて、シンガポールエアラインは遅延しない事でも私の中では安心感があり、今回も時間より早めに搭乗が始まり、機内に案内され予定通りに日本を飛び立ちました。

搭乗して上のコンパートメントに小さいスーツケースを入れようとしていたら、男性スタッフがサッと来て、スーツケースを持って上げてくれました。ちょっとした事ですが、こう言うサービスはありがたい。

機体は不明でしたが、ビジネスクラスのシートを見た所、かなり新しいボーイングではないかと思います。ちなみにエコノミー席には足を乗せるフットレストは無しですが、毛布は無料で置いてあります。モニターは個人モニター完備でオンデマンドで映画が見られ、洋画はかなりの数、またアジア系の映画や邦画も10本くらいありました。

機内食はカレー、もしくはチキンソテーで、今回はチキンを選択しました。チーズソースのチキンに温野菜、冷たい素麺とパン、クラッカー、チーズとデザートにアイスクリームが出ましたが、味はまぁ普通ですが、野菜が多くて結構ボリュームがあります。

ちなみに、ビールとかウィスキー等のアルコール類も無料です。私は白ワインをグラスでもらって、チェイサーとして炭酸水も貰って、スプリッツァーにして薄めてチビチビ頂きました。

普段、お酒は好きなのですが、上空は気圧が下がるのでアルコールが回るのが早く、いつもよりも早く酔っ払うので機内ではあまり飲まないようにしています。

食事をしたり、機内で映画を見てたら、あっと言う間に約6時間でシンガポールに到着です。

マーニ

ちなみに海外旅行気分を気軽に楽しめる「世界の機内食」というのが羽田空港公式通販サイトで買えます。旅行グッズや、羽田空港限定商品が買えるので、お家で旅行気分が楽しめます!

チャンギ空港の乗り継ぎは超簡単です!

チャンギ空港はご存知のように東南アジアでも一番大きなハブ空港となっていて、とても広くターミナルが4つもあります(なんでも5つ目も建築中とか)。

マーニ

日本とシンガポールは1時間の時差があります。到着した時、日本よりも1時間早い時刻になっているので注意しましょう。

機内から降りたら、まず到着したターミナル、自分がどこに居るかを確認しましょう。ご安心下さい。チャンギ空港はインフォメーションがしっかりしているので、あちこちにT1とかT2とターミナル名が壁やボードに記載されています。

通常日本からの到着便は、ターミナル1、もしくは3に到着し、今回フラニーはターミナル3に到着していました。

次にこの後で乗るフライトがどこのターミナルか調べましょう。こちらもご安心を。あちこちにあるフライトインフォメーションのモニター(電光掲示板)で、簡単に自分の乗るフライトと出国ゲートが確認が出来ます。

それによると私が乗るバリ島行きの、SQ946はお隣のターミナル2(T2)なので、そちらへ移動します(主にバリ島行きのシンガポールエアラインの発着はターミナル2です)。

ターミナル移動にはスカイトレインを利用しましょう。チャンギ空港には、スカイトレインと言う無料モノレールターミナル間を簡単に行き来出来るのでとても便利です。所要時間は各3〜4分です。

乗り場はガラスのブースみたいになっていて、モノレールが到着すると人が大勢乗ったり、降りたりしているので直ぐに分かるはずです。私も案内にしたがいT2行きのスカイトレインに乗りました。

途中スカイトレインの窓から大きな滝のようなオブジェが見えて、なんだろう!と思いましたが、新しく出来たレイン ボルテックス(Hsbc Rain Vortex)と言う、40メートルの滝なんです。滝ですよ!空港に!(笑)。空港内にジュエル チャンギと言う大型複合施設が新設されたとは聞いていましたが、スカイトレインからも見えるとは知りませんでした!

シンガポール観光公式ガイドからお借りしましたレインボルテックスのイメージです

直ぐに写真を撮ろうと思ったんですが、スカイトレインの車内が混んでて撮れず終い。実は帰りに写真は撮ればいいやと思っていたら、帰りのスカイトレインでは滝の前を通らないルートに乗ってて見れず終い。

スカイトレインの案内板によるとジュエルが見えるのはT2のEゲートからT3に行く時にT1ゲート前を通過する時です。

チャンギ空港はとにかくただの空港でなくて、テーマパークみたいに見学する所が沢山あり、エンターテイメント感も満載なので、乗り継ぎ時間が長くても何かと楽しめる所です。免税のブランド品やレストラン、映画館やホテル、無料WiFiスポットも沢山ありますし、退屈する事はないでしょう。

マーニ

公式アプリのアイチャンギ(iChangi)を使えば、空港内の施設が簡単に分かるようになっているので、あらかじめダウンロードしておくのもオススメです。

今回、私のトランジットタイムは3時間弱だったので、ジュエルには行きませんでしたが、もう少し余裕があったら次回行ってみたいなと思います。

ジュエルに行くには、一度、シンガポールに入国しないといけないので、意外に時間が掛かります。

無事ターミナル2に移動できました。さて、私はに付いているプライオリティパスを持っていたので、利用出来るラウンジを探しました。空港内にはインフォメーションセンターがあり、スタッフに聞くとすぐに、SATS Premier Loungeを教えてくれました。

チャンギ空港にはプライオリティーパスで利用できるラウンジがあります

ターミナル2でプライオリティーパスで利用出来るラウンジは、SATS Premier Loungeで、シンガポールエアラインのラウンジと隣接しているので直ぐにわかりました。

入り口でパスポートと搭乗券、そしてプライオリティーパスのカードを提示するとラウンジに入れます。

中に入るとカウンター席、ソファー席、テーブル席と座席数は多く、広くてゆったりしています。

ミールコーナーも広く、ちょっとしたホテルの朝食ビュッフェくらい種類があるので、お腹が空いていても安心ですね。

なんでもシンガポールラクサがおすすめの様で、アルコール類も置いてありましたが、先ほど機内食を食べたばかりだったし、お酒も欲しくなかったので、コーヒーマシーンでカフェラテを頂きました。

バスルームは男女別でトイレとシャワーブースにバスタオルも完備です。

しばしラウンジでくつろいでいたら、次の出発時刻が近づいてきたので、搭乗ゲートのFブースへ向かいます。チャンギはとにかく広いので、意外に徒歩移動も時間がかかる場合があるので、慌てない為にも早め早めの移動が安心です。

マーニ

チャンギ空港は要所要所に動く歩道が設置されているので、歩くのが面倒な時、足の不自由な方、急ぐ時は利用しましょう。

シンガポールを経由し、いよいよバリ島デンパサールへ

バリ島行きのSQ946は、ターミナル2のF31ゲートでした。17:50発のフライトですが、30分前くらいから優先席から搭乗が開始され、私も20分前には席に着いていました。この日もオンタイムに飛行機は飛び立ち、バリ島へ向かいます。

シンガポールーバリ島間は、2時間40分とあっと言う間です。機内は3列と通路を挟んで3列でしたが、ほぼ満席でした。

シートベルトのサインが消えたらほどなくして、機内食が配られました。

この機内食が変わってて、初めて見るタイプの紙のボックス製で、箱にはサスティナブルと書いてあるので、環境にも配慮された機内食なんでしょう。カトラリーも木製で、おそらく間伐材を使用しているのかなと思いました。

よく見ると箱にSATSと書いてあって先ほど利用したラウンジと同じ会社のようです。

ミールを受け取った瞬間は、こんな小さい箱でお腹が満たされるのか?!と思いましたが、中身がマッシュポテトとミートソースにチーズがかかっててドリア風でけっこうボリュームがあります(笑)。男性ならちょうど良い量だと思いますが、私にはちょっと多くて、フードロスしちゃいました(^^;;。

バリ島デンパサールへは、20:50着の予定でしたが、それよりも早く到着し、20:30には、もう機内から出て空港に到着していました。

時間的には朝早くからの移動でしたが、この後、入国手続きをして空港タクシーを使ってホテルに到着したのは、9時半過ぎくらいでゆっくりビンタンビールを楽しみました(笑)。

SQは帰国時もスムーズです

楽しかったバリ島旅行も終わり、あっという間に最終日です。

帰国便は早朝7時20分のフライトだったので、空港近くのホテルに1泊し、5時くらいにGrabタクシーで空港へ行きました。まだ真っ暗で夜が明ける前でしたが、ングラライ空港には早朝出発する旅行者が続々と送迎車から降りていました。

車から降りたらまずカートを探して、スーツケースを乗せて出国ゲートへ向かいます。

手荷物検査場を抜けたら、シンガポール航空のカウンターへ進み、チェックイン。ちなみに荷物は行きのお土産が減った分、バリ島で買ったお土産があるのでほぼ21キロで変わらず(笑)。

イミグレーションを抜けたら、プライオリティパスで使えるコンコルデァラウンジに行きましたが、まだオープンしていなくて残念でした。

チャンギ空港までは窓際の席でしたが、窓からバリ島の景色が見えてとても綺麗でした。会場高速道路に並んでヌサドゥア辺りにきれいな公園みたいなのが出来てて、クタからスミニャック、チャングー、ヌガラへとバリ島東海岸線沿いを進み、西部国立公園のムンジャンガン辺りまでの景色がきれいに見えて楽しかったです。

機内食は出たのですが、往路と同じ箱のタイプで、蓋を開た写真がなくスミマセン。あっと言うまにチャンギ空港に到着しました。

iPadで見てるアニメが映り込んでいますが気にしないて下さい(笑)。

チャンギエアポートを経由し日本へ

チャンギ空港では、往路と同じくターミナル2に着いたので、最終フライトのターミナル3に向かいます。

スカイトレインから見たチャンギ空港の様子です。

T3は、ショップやレストランもたくさんあります。一軒、やたらに煌びやかな、Bacha Coffee 1910 Marrakechと言うゴージャスなコーヒーブティックがありました。モロッコのブランドらしいのですが、有名なコーヒーなんでしょうね。お値段もなかなかでしたが、多くの方がお土産に購入していました。

話のタネにちょっと購入してみても良かったかもと、後で思いました。

ルイヴィトンもド派手な店舗で水族館のようなイメージ動画が流れていました。
チャンギ空港のブランドショップの様子です。

ターミナル3でプライオリティパスの使えるラウンジは、アンバサダートランジットラウンジ(Ambassador Transit Lounge)でした。

朝だったのでミールは朝食メニューが並んでいましたが、アルコール類は置いてありませんでした。Wi-Fi、シャワールームも完備。ちなみに有料で料金を払えばラウンジは誰でも利用出来るシステムでした。

先ほどの機内食をパスしたので、ここでヌードルを選んでみたんですが、愕然とするほどに口に合わなくてまぁまぁガックリでした(笑)。

ターミナル3には、滝が流れ沢山の蝶が舞うバタフライガーデンと言う無料の施設があり、パイナップルに蝶々が群がってる様子が身近に見れます。

バタフライガーデンは2階、3階からも出入りが出来ます。

帰国時のターミナル3も色々見るところはあるので、もう少し次回は下調べをしてからまた来たいなと思いました。この後、搭乗時間となったのでSQ634に搭乗しました。

帰りの機内では東京リベンジャーズの続きを見たり、キアヌリーブスの新作がやっていたので途中まで見て過ごしました。

機内食はチキンの照り焼きみたいなのとポテト、カリフラワー、ブロッコリーにざるそば、パン、クラッカー、チーズというメニューでした。

そうこうしていると予定時間の夜10時前に羽田に飛行機が到着し、無事の帰国となりました。

コロナ期を挟んで久しぶりの海外旅行でしたが、やっぱり旅は楽しいしバリ島は最高でした!

このページのまとめ

シンガポールエアラインは、過去にも何度も乗っていますが、本当にディレイする事が少なく優秀な航空会社だと思います。今回のフライトもエコノミーでもとても快適な空の旅でした。

またチャンギ空港がコロナ以前と比べてはるかに見どころが増えているので、今度は乗り継ぎ時間がもう少しあるフライトを選んでも楽しいかなと思う程でした。

シンガポール航空は、成田、羽田、名古屋、大阪、福岡の5都市、さらに姉妹航空のスクートと合わせる日本の就航都市は9つもあり、さらにシンガポールーバリ島間は1日に5〜6便飛んでいるので、好みのスケジュールが立てられます。チャンギ空港では、乗り継ぎ時間が長い人向けに、無料のシンガポールツアー(3時間)も行われているので、バリ島へ行く楽しみが何倍にも広がるでしょう。

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