ウブドでバリ島らしい料理を1つ選ぶなら、バビグリン(豚の丸焼き)です。中でも「ワルン バビ グリン イブ オカ(Warung Babi Guling Ibu Oka)」は、バリ島で知らない人はいないといわれるほどの有名店。ウブド王宮から歩いてすぐの場所にあり、昼どきは旅行者と地元の人でにぎわいます。
マーニが以前本店を訪れたときの体験と、チェックインバリに寄せられた旅行者の口コミをもとに、イブ オカの楽しみ方を紹介します。
- 名物は、豚のさまざまな部位をひと皿で味わえるバビグリン スペシャル
- こんがり焼けたパリパリの皮は人気が高く、遅い時間は売り切れになることがあります
- ウブド王宮のそばにあり、ウブド観光のランチに組み込みやすいお店です
バビグリンとは?バリ島ならではの豚の丸焼き
インドネシアは国民の多くがイスラム教徒で、豚肉を食べない人が大半です。一方、バリ ヒンドゥーの島であるバリ島では、古くから神様に捧げる儀式の料理として、特別な日に豚の丸焼きを作ってきました。儀式から生まれた料理がバビグリン(Babi Guling)です。

作り方は、豚(肉のやわらかい子豚が好まれます)の内臓を取り出し、お腹に秘伝のスパイスを詰め直して、頭から尾まで1本の竹竿で串刺しに。火の上で何時間もぐるぐると回しながらあぶっていきます。時間をかけて焼くことで肉はやわらかくなり、皮は焦げずにパリパリに仕上がります。今では専門店が数多くあり、バリ島を代表する名物料理になりました。

マーニの取材レビュー|人気のバビグリン スペシャルを食べる
2010年11月に、マーニがウブド王宮の隣にある本店(イブ オカ 1)を訪れたときの体験です。
イブ オカは日本だけでなく世界各国のガイドブックに載っているようで、いつ訪れても大勢のお客さんであふれています。ウブドに来たからには、イブ オカに行かないと始まらない。人ごみをかき分けるようにして入店すると、意外にも奥まで広い店内でした。取材時は本店のほかに2軒の支店があり、どちらも観光バスでツアーの一団がやってくるほどの盛況ぶりでした。
本店へ向かう道すがら、テガル サリ通りに支店の看板が見えました。のぞいてみると、緑に囲まれた庭に座敷席が並ぶ、のんびりした雰囲気のお店です。



本店はいつものように大にぎわい。奥の席まで、バビグリンを食べるお客さんでいっぱいでした。

写真入りのメニューから「スペシャル」を注文
写真入りのメニューを見ると、バナナの茎が入ったスープ、ココナッツと香辛料をあえた野菜、皮だけのひと皿、バリ風の豚の腸詰め、豚肉の天ぷら、白いご飯(ナシ プティ)など、いろいろ並んでいます。今回は、ほとんどのお客さんが注文するバビグリン スペシャルにしました。


油紙を敷いたかごの上に、豚のロースト肉、パリッと焼いた皮、揚げたレバー、揚げてちりめん状になった皮、腸詰め、ラワール(細かく刻んだ野菜や肉をスパイスであえたバリ料理)と、豚づくしのひと皿です。


とろとろの肉とパリパリの皮
肉はジューシーでとろとろ、ほとんど噛まずに食べられるほどです。脂が多いので、好みが分かれるかもしれません。辛さは控えめで、外国人にも食べやすい味つけ。物足りない人はサンバル(唐辛子の薬味)で調節できます。
マーニが思うバビグリンの醍醐味は、パリッとした皮です。北京ダックに少し似ていて、飴色に輝くカリッとした皮を、口の中で溶かすように食べるとおいしく感じます。

取材時のバビグリン スペシャルは、ひと皿日本円で約500円。飲み物も頼むと1人700〜900円くらいで、税金とサービス料が加わりました。バリ島の物価からするとかなり高めで、地元のファンの中には「最近は高くなった」とこぼす人もいるようです。
※価格・メニューは2010年11月の取材時のものです。現在の価格はお店でご確認ください。
1日に5〜6頭の豚が夕方前に売り切れ
取材時に聞いた話では、1日に豚を5〜6頭もさばくのに、夕方前には売り切れてしまうとのこと。売り切れを避けたい人は、開店後すぐの時間がおすすめです。混んだお店が苦手な人はブンクス(テイクアウト)もできます。豚を焼いているところを見たい人は、お店の人に頼んでみるとよいでしょう。
ちなみに、ホテルのプールサイドで、まるまる太ったおじさんが真っ黒に日焼けして寝ているのを見かけると、マーニは「ああ、バビグリンが寝てる」とこっそり思ってしまいます。間違ってもフォークを刺さないように気をつけましょう。
チェックインバリに寄せられた口コミ
チェックインバリには、過去イブ オカを訪れた旅行者から、たくさんの口コミが届いています。いちばん多かったのは「肉がやわらかい」「皮のパリパリと腸詰めがおいしい」という声。一方で、皮が固くて食べきれなかった、部位によって皮の厚さが違う、という感想もありました。
お店の使い方では、「昼どきは大混雑。バトラーやドライバーにブンクスを頼んだ」「食べ終わったら、食べたものを自己申告して支払う」といった声が目立ちます。「子供向けに、辛いものを入れずに肉と皮とご飯だけにしてもらえた」という家族連れの口コミもありました。

※口コミは2002〜2014年に寄せられたもので、料金やお店の仕組みは当時のものです。
イブ オカは3店舗|どこに行けばいい?
2026年10月時点で、Googleの店舗情報に載っているイブ オカは3店舗です。
| お店 | 場所 | 営業時間 |
|---|---|---|
| イブ オカ 1 | ウブド王宮の隣、スウェタ通り | 11:00〜19:00 |
| イブ オカ 3 | ウブド中心部、テガル サリ通り | 11:00〜18:00 |
| イブ オカ 2 | ウブドの南、マス村 | 11:00〜18:00 |
※営業時間は2026年10月時点の店舗掲載情報です。変更になる場合があります。
ウブド王宮の観光と組み合わせるなら、王宮の隣にあるイブ オカ 1が便利です。テガル サリ通りのイブ オカ 3は、王宮から歩いて行ける距離で、緑の見える席があります。マス村のイブ オカ 2は、木彫りの村マスに立ち寄るときや、ウブド中心部の渋滞を避けたいときに使えます。
イブ オカに行くときのコツ
- 開店直後の11時台がおすすめ:パリパリの皮は人気が高く、午後の遅い時間には売り切れて、揚げた皮に替わることがあります
- 辛いものが苦手なら最初に伝える:ラワールやサンバルは辛めです。辛さが心配な人は、注文のときに伝えておくと安心です
- 現金を用意しておく:Googleの口コミには「現金のみ」という声があります。カードが使えるかは未確認です
- ブンクス(テイクアウト)も便利:混雑が苦手な人は、持ち帰ってホテルで食べる方法もあります
イブ オカが向いている人・向かない人
向いている人
- ウブドで、バリ島ならではの名物料理を一度は食べてみたい人
- ウブド王宮の観光のついでに、気軽にランチをしたい人
- パリパリの皮や腸詰めなど、豚肉のいろいろな部位を楽しみたい人
向かない人
- 脂の多い料理や、内臓・腸詰めが苦手な人
- 静かな雰囲気で、ゆっくり食事をしたい人。昼どきは混み合う食堂スタイルのお店です
- ローカル価格のバビグリンを探している人。地元の食堂に比べると高めです
バビグリンやウブドのお店をもっと知りたいなら
ほかのエリアのバビグリン屋や、ウブドで寄りたいお店もあわせてどうぞ。



南部のホテルからウブド観光とランチをまとめて楽しむなら、日本語ドライバー付きのカーチャーターが便利です。
イブ オカの基本情報
| 店名 | ワルン バビ グリン イブ オカ 1(Warung Babi Guling Ibu Oka 1) |
| 住所 | Jl. Suweta No.1, Ubud, Gianyar, Bali |
| TEL | +62-851-0007-7490 |
| 営業時間 | 11:00〜19:00(売り切れ次第終了) |
| ほかのお店 | イブ オカ 3:Jl. Tegal Sari No.2, Ubud(TEL +62-361-976345、11:00〜18:00) イブ オカ 2:Jl. Raya Mas No.191, Mas, Ubud(11:00〜18:00) |
※営業時間は2026年10月時点の店舗掲載情報です。変更になる場合があります。




