電車や地下鉄が走っていないバリ島では、車とバイクが移動の主役です。観光の周遊にはカーチャーターが便利ですが、近場をサクッと移動するなら、メーター制のタクシーが安くて手軽です。初乗りは約70円、1kmごとに約65円(2026年時点)と、日本の感覚からすると驚くほど安く乗れます。
ただ、中には法外な料金を請求する悪質ドライバーや、お釣りを誤魔化す不届き者もいるので注意が必要です。
友達がバリ島でタクシーに乗ったら、後で気がついたら料金が高かったみたいで心配。
そもそも海外でタクシーに乗った事がないので不安だなぁ。。。
のっけから不安な点を挙げてしまいましたが、バリ島のタクシーの運転手さんは、優しくてフレンドリーな方がほとんどです。渡バリ歴50回を超えるフラニーの経験に加え、2026年5月にマーニが実際にタクシーへ乗車して確かめた最新事情もあわせて、料金の目安と安全な乗り方をお伝えします。
バリ島のタクシー料金はいくら?【2026年の目安】
バリ島のタクシーは、2026年現在、初乗りが7,000〜7,500ルピア(約70円)、以降1kmごとに約6,500ルピア(約65円)が加算されるメーター制です。マーニが2026年5月に乗車した車両では、走り出し直後のメーター表示は7,500ルピアでした。

2026年5月に乗車した車両では、メーターがさらに進化していました。助手席側のモニターに、ドライバーの顔写真・名前・車体番号・走行距離・乗車時間・料金がすべてリアルタイムで表示され、画面にはキャッシュレス決済用のQRコードまで出ています。誰が運転していて、今いくらかかっているかが常に見える状態なので、ぼったくりが入り込む余地はほとんどなくなりました。

下記はバリ島のタクシー料金のおよその参考価格です。渋滞、祭事の通行止めなどで料金は変わります。また、空港から市内へ向かう場合は表の料金では利用出来ません。別途、空港使用料、高速料金、郊外料金が加算される場合もあります。
| ルート | 時間 | 料金目安(Rp/ルピア) |
|---|---|---|
| *クタ(モル バリ ギャラリア)→空港 | 10分 | 40,000 |
| クタ(モル バリ ギャラリア)↔︎スミニャック(ビンタンスーパーマーケット) | 12分 | 45,000 |
| クタ(モル バリ ギャラリア)↔︎ジンバラン(サマスタ ヴィレッジ) | 17分 | 65,000 |
| クタ(モル バリ ギャラリア)↔︎サヌール(アルタスダナスーパーマーケット) | 25分 | 88,000 |
| クタ(モル バリ ギャラリア)↔︎ヌサドゥア(バリコレクション) | 30分 | 110,000 |
| クタ(モル バリ ギャラリア)↔︎アヤナリゾート | 40分 | 100,000 |
| クタ(モル バリ ギャラリア)↔︎ウブド王宮 | 70分 | 250,000 |
| *ウブド→空港 | 75分 | 270,000 |
実際の乗車例を挙げます。スミニャックのビンタンスーパーマーケットからアマデアリゾートまでの同じ区間を、2019年は23,000ルピア、2026年5月は17,700ルピア(約170円)で乗車しました。

渋滞状況で前後するとはいえ、7年経ってもタクシー料金の水準はほぼ変わっていません。歩くと25分ほどかかる距離なので、暑い日や雨の日には強い味方です。

もう一例。2023年7月、スミニャックヴィレッジからマカヴィラスミニャックまでは18,550ルピアでした。支払いでは20,000ルピアを渡して、お釣りはチップとして受け取りませんでした。歩くと20分弱の距離が、日本円で約200円なので安いですよね。

バリ島のおすすめタクシーは「ブルーバードタクシー」
バリ島のタクシーは、青い車体が目印のブルーバード タクシー(Blue Bird Taxi)が、メーター制で走っています。ブルーバードは本社がジャカルタにある大手で、政府が認可したタクシー会社で悪質なドライバーが少ないので、安心して利用出来ます。

注意点としては、ブルーバードに似せたタクシーの白タクもいるので、注意しましょう。ちなみに、紺色の車体のバリタクシーもブルーバードグループで、メーター制で乗れます。
- 青いメタリックの車体に鳥のマーク
- フロントガラスの上に「BLUE BIRD GROUP」と白いロゴがある
- ドライバーはBlue Bird のロゴ入りの青い制服を着用
- 運転席に顔写真入りのライセンスが貼ってあり、もちろんメーター付き
- 車体番号がVV、IVから始まる番号が多い。


フラニーの場合、他のタクシーを使って普通に乗れた事も多いですが、初バリの方は、トラブルを避けるためにもブルーバードが無難でしょう。
バリ島旅行の全体像をまだ把握していない方は、まず【バリ島旅行 完全ガイド】をご覧ください。




コツがわかれば大丈夫! バリ島のタクシーの乗り方、捕まえ方
安心なタクシーの乗り方としては、ホテルでタクシーを呼んでもらうのがおすすめです。なぜかと言うと、スタッフがナンバーを控えてくれるので、何かあった時に安心だからです。例えばタクシーに忘れ物をした時でも、ホテルならば、連絡が取れる場合もあります。宿泊していないホテルでもお願い出来ます。



電話やアプリでタクシーを呼んだ時は、近距離でも最低Rp.30,000(約290円)を支払うようになっています。ぼったくりではないので、安心してください。
街中では、日本と同様手をあげれば停まってくれます。大きなショッピングモールやスーパーマーケットには、タクシー乗り場があるので、乗り場から乗ってもよいです。現地の人たちは手を斜め下に出してヒラヒラと振って合図しますが、どちらでも止まってくれます。


呼び込みをしてきたり、路地の空き地や観光スポットで客待ちをしているタクシーは、そもそもメーターが無かったり、言い値で支払うハメになる白タクなので、止めておくのが無難です。
ちなみに、タクシーのドアは日本と違って自動ドアではないので、乗る時も降りる時も自分で開け閉めします。


バリ島はエリア限定のローカルタクシーしか走っていない場合や、エリア外のタクシーは入れない場合もあるので、必ずしもブルーバードが走っていない場合もあります。特にウブドとチャングーは流しのタクシーがほとんど走っていないので、配車アプリかカーチャーターで移動するのが現実的です。
タクシーに乗ったらまずは確認したい事
タクシーに乗ったらまず、行き先を告げましょう。レストランやショップの名前を知らないドライバーも多いので、近くのホテル名やショッピングモールなど、目立つところがわかりやすいです。もしくは、行きたい場所の住所、電話番号をメモしておいて見せるのも良いでしょう。



ガイドブックやスマホの地図を見せても、意外に地図を見た事がないドライバーも多いので、逆に迷います(笑)。
次にメーターが動いているか確認します。万が一、ドライバーが忘れているようだったら、「プリーズ メーター」や「パケ メーター」と言えばメーターを動かしてと言う意味で通じます。動かしてくれないようなタクシーならすぐに降りた方が、後々のトラブルが避けられます。
過去のトラブル例:宿泊ホテルからビンタンスーパーマーケットへタクシーで行って、買い物して帰りに、ブルーバードではないタクシーに乗りました。するとやけにメーターがクルクル回るのに友人が気付きました。ホテルに到着するとメーター料金は行きのなんと3倍!ドライバーに「メーター壊れてるよね」と言って、行きで払ったのと同額の料金を支払いました。当のドライバーはバレちゃったかと言った感じで苦笑いしていましたが、クルクルメータータクシーには要注意です。


タクシー料金の支払い方法(現金・QRIS・クレジットカード)
目的地に着いたら、メーターに表示されている料金を支払います。特にチップは不要ですが、1,000ルピア以下の、下四桁の数字は切り上げして払うのが通常です。
例えば、58,850ルピアの場合は60,000ルピア支払っておつりは貰いません。お釣りを持っていないドライバーがほとんどで、小銭もあまり流通していないからです。1,150ルピアは日本円で約10円なので、端数はケチらずに支払いましょう。逆に100,150ルピアの場合は、ドライバーが150ルピアは不要と言ってくれる事もあります。


2026年現在、ブルーバードタクシーの車内での支払いは現金とQRIS(インドネシアの共通QRコード決済)が基本です。日本のクレジットカードをそのまま車内の端末で使う形は基本的に出来ません。公式アプリ「MyBluebird」にカードを登録すればキャッシュレスで支払えますが、海外発行カードは登録に失敗する例が多いので、日本人旅行者は現金を用意しておくのが確実です。お釣りをあまり持っていないドライバーもいるので、乗る前に10,000ルピアのお札が数枚あるか確認しておきましょう。
気をつけたいのは、慣れないインドネシア紙幣の桁に気を取られたり、お釣りを確認したりで、降りるときにスマホやお土産等、車内に忘れ物をしないように注意しましょう。車内灯が点かなかったり、夜は暗いので、座席をよく確認してからドアを閉めましょう。
またトランクにスーツケースを入れてホテルに到着した時、ホテルのポーターがトランクの荷物を出してくれることがありますが、置き忘れがないか自らトランクの中を確認しましょう。タクシーが去ってから、荷物が1個ない!なんてことも海外ではあります。
ちなみにブルーバードタクシーはレシートが出るので、忘れ物をした時のために、貰っておくと安心です。
過去のトラブル例:降りる直前のメーターが、19,000ルピアだったのに、停まって料金を支払う段階になると、桁が一桁増えた190,000ルピアになった事がありました。事前に確認していたので、19,000ルピアしか支払いませんでしたが、タクシーに乗り慣れていないと、桁増しのぼったくりドライバーに気づかない事もあるので、大体の料金は確認しておくと安心です。
Grabとタクシー、どちらを使うべき?
最近のバリ島では、Grab(グラブ)やGojek(ゴジェック)などの配車アプリが移動の主流になりました。事前に料金が確定し、アプリ決済なら車内で現金も不要なので、スマホの操作に慣れている方にはGrabが便利です。
一方で、Grabのアプリは英語表示が基本で、電話番号認証やアカウント登録などの初期設定が必要です。アプリの設定が苦手な方や、現地の通信環境に自信がない方には、手を挙げるだけで乗れるブルーバードタクシーが今も心強い選択肢です。ホテルのスタッフに頼めば呼んでもらえるので、スマホなしでも完結します。
- Grabが向いている人:英語アプリの設定が苦にならない/料金を事前に確定させたい/現金を持ち歩きたくない
- タクシーが向いている人:アプリの登録や設定が不安/スマホの通信環境に自信がない/思い立った時にサッと乗りたい
- 渋滞にはまるとメーターは加算されるので、混雑する時間帯は料金が確定しているGrabのほうが安く済む場合もあります
- Gojekアプリの「GoBlueBird」メニューから、アプリ経由でブルーバードタクシーを呼ぶことも出来ます
Grabのアプリ登録から乗り方、支払いまでの手順は、別記事で詳しく解説しています。


空港からタクシーには乗れる?
ングラ・ライ国際空港(デンパサール空港)の到着エリアは空港タクシーの管轄になっているため、到着時に流しのブルーバードタクシーを拾うことは出来ません。到着ロビーの空港タクシーカウンターで固定料金を支払って乗るか、日本語で予約できる空港送迎を事前に手配しておくと、深夜到着でも迷いません。
逆に、帰国日のホテルから空港への移動は、ブルーバードタクシーでも問題なく行けます(高速料金などは別途加算されます)。空港からホテルまでの移動手段の比較は、下記の記事で詳しく解説しています。
観光の周遊にはタクシーよりカーチャーターが便利
タクシーは近距離のA地点からB地点への移動に向いた乗り物で、「1時間いくらで貸し切って観光したい」という使い方には向いていません。ウブド観光やケチャダンス鑑賞のように、複数のスポットを巡って待ち時間も発生する周遊は、時間貸しのカーチャーターのほうが結果的に安く、気楽です。行き先を日本語で伝えられて、買い物中も荷物を車内に置いておける安心感は、タクシーにはない魅力です。
カーチャーターの料金確認と予約は、チェックインバリのカーチャーター予約ページから日本語で行えます。カーチャーターの選び方と料金の目安は、下記の記事にまとめています。
バリ島のタクシーに関するよくある質問
気をつければバリ島のタクシーは安くて便利です
バリ島でタクシーを利用するならば、ブルーバードタクシーがオススメです。乗る時、支払い時、深夜に女性が一人では利用しない等のポイントに気をつければ、概ね安全に乗る事が出来ます。ドライバーの顔写真や料金がモニターに表示される現在のブルーバードなら、初めての海外タクシーでも身構える必要はありません。
たまにトラブルもありますが、概ね気さくでフレンドリーなドライバーがほとんどです。今日はどこへ行くの?明日は何をしているの?から、恋人はいるの?結婚してるの?子供は?と質問攻めに遭いますが、全く悪気はなく、単なるおしゃべり好きなので、旅の思い出として会話してみるのもありでしょう。



ブルーバード専用の公式アプリ「MyBluebird」を日本でダウンロード&登録しておけば、アプリから配車も出来ます。事前に料金を確定できる固定料金オプションもあるので、アプリ派の方は試してみてください。





2023年7月、フラニーは現地のSIMカードを購入して、MyBluebirdを登録してみましたが、カード払いとの紐付けが上手くいかなかったので、現金も用意しておくとより安心ですね。
初乗り約70円から乗れるタクシーは、バリ島の物価の安さを一番身近に体感できる乗り物です。まずはスーパーマーケットや近くのレストランへの短い移動で一度乗ってみると、勝手がつかめて行動範囲がぐっと広がります。




